東日本大震災から10年が過ぎた。
被災地の多くはさくらと旅をした地域であり知人も少なくない土地なので、
被災地の惨状を伝えるテレビに釘付けになった。
震災直後から被災地のガソリン不足が伝えられていたが、福島の山友さん
からの救援依頼にさくらと一緒に被災地へ向かった日を思い出す。
北陸道を走り新潟県で磐越道に乗り継いだが、福島県境で道路閉鎖。
福島県に入ると道路の傷みが多くなり、灯油タンクに積んだガソリンが
気化して車内に充満。寒さをこらえて窓全開で走った。
そんな苦労もして届けたガソリンを山友さんは涙を流すほど喜んでくれた
そして、帰りには福島の農産物をたくさんいただいた。
放射能の風評被害なんかお互い全然気にしない。
ただ、帰り道の停電で信号機のない市街地の夜間通過は怖かった
東北から帰って4月9日の吉野山吉水神社の慰霊祭に参加。
東日本大震災の被災者の安全と被災地の復興を祈りつつ
東日本大震災で亡くなられた方々に対しご冥福を祈り・・・全員黙祷
募金活動にも参加
ゴールデンウィークに2度目の被災地へ
被災者の慰霊で天台宗総本山中尊寺にお参り
ボランティア活動で先に行っていた知人と行き違いになってしまい
立ち寄った日本三景松島の駐車場は堆積した泥が厚く固まっていた
海もまだヘドロ臭かったが遊覧船は運航を始めていて
水族館もオープンしていて少し元気が出た
福島の山友さんを見舞って一緒に安達太良山に登山
原発事故で避難している南相馬の山友さんたちを見舞いに桧枝岐村へ
奥会津の桧枝岐村は尾瀬の入り口
皆さんの元気な顔を見てちょっと安心、再会を約して東北から戻った
三度めは東北の山登りを兼ねて10月に訪れた。
先ずは世界遺産白神山地を歩いて
青森から南下し八幡平に立ち寄って翌日は目前にそびえる岩手山へ
快晴の岩手山登山
頂上近くはザレ場の歩きにくい道が続く
二度めの岩手山
次に登った早池峰山はさくらが好きな岩場の連続。
梯子や鎖場が多かったがさくらは自力で登攀
頂上は360度の展望
帰り道は岩場を駆け下る
さくらと一緒に岩場を駆け下ってつま先を痛め、登山靴が履けなくなり裸足で下山。
ビッコを引く相棒を見て靴を担いで運んでくれた
海沿いに下って南三陸の女川町へ
ここも津波の被災地のひとつ
原子力発電所も在って
原発依存の町のようだがこのイスは今でも在るのかな
続く