去年の暮れからほとんど歩けなくなっていたさくらでしたが、無事に越年し
初詣に出掛けた高天彦神社では自力で歩くという奇跡のようなことが有った
新年ももう小正月
今月は天気の良い日が多かったから、金剛・葛城の稜線から昇る日の出を
部屋のベッドの中から何度も拝んでいる。
公園散歩は長らくの無沙汰で、多くの散歩仲間にご心配をかけているようだ。
ただ、室内散歩は毎日欠かさない。毎日どころか時間を問わず夜中も寝ないで
歩き回っている。
でも、自分だけでは歩けないから、介添え人が不可欠だ。
時として24時間休みなく歩きたがり、叶わないと大きな声で泣き出す
病院の鎮静剤や睡眠薬、精神安定剤など許容量ぎりぎり飲ませてもあまり効果は無く
耐性も付きそうな気がする。
泣く理由は幾つか有って、一つは濡れたおむつ。季節を問わず海や川に入り浸って
全身ぐしょ濡れでも平気だったくせに、おむつが少しでも濡れると気になるみたいで
取り替えを要求する。
おむつだったら取り替えれば治まるが、治まらないのが歩行への欲求。
犬の本能なのか、足腰立たないのに歩きたがり、歩けないと言っては泣き出す。
山歩きを一緒に楽しんで来た仲だし、歩きたいと言って泣くのを放置はできない。
歩いてさえいればウンともスンとも言わないのだから、高価で副作用のリスクも有る
薬を飲ませないで済む。
でも、足腰が立たない犬を両手で支えながら中腰で歩くのは、かなりの負担。
休みたくても立ち止まったら泣き出すから、一緒に泣きたくなる時も。
動物病院にさくらを連れて行ったとき、よほどひどい顔をしていたのだろう( ノД`)
飼い主さんの体の方が心配だと言われ、
もし使えたら使ってみない?と診察室奥から持って来てくれたのはこんな歩行器。
パーツが不足し説明書も無いから、使えるかどうか分からないけど
折角だから持ち帰って何とかやってみることにした。