秋も深まり、おとよさんが吊るし柿を作る季節が到来した。
柿はいつも和歌山県かつらぎ町の「串柿の里」の柿農家で調達している
昨日15日、晴天を待って
和泉山脈の鍋谷峠を越え七曲がりの急峻な山道を串柿の里へ
細い道には軽くて小さいおとよさんの愛車が一番
青空と真っ赤な紅葉を楽しみながら山道を走行
山あいの開けた場所にたわわに実った柿が鈴なり
干し柿と紅葉で茜色に染まった山郷
なじみの柿農家は大久保集落の一番奥のお寺の横
400年前から始まったという当地の串柿づくりは、和泉山脈から
吹き下ろす冷たく乾燥した北風と、日中の暖かい日差しの
寒暖差が串柿づくりに適しているのだろう
正月の縁起物に使われる串柿は一串10個の四つ溝柿。
「いつもニコニコ(2個2個)仲むつ(6個)まじく」と語呂合わせ、
家庭円満の願いが込められている
普通の干し柿も吊るされている
この日を楽しみにしていたおとよさん
思いっきり背伸びして
今年の初物♪
さくらは柿カゴの中に入れられても懐かしい山に来れて嬉しそう
高いところは脚立に乗って
大物をゲット
さくらはカゴの中から応援
1時間ほど柿狩りを楽しんで300個ほど収穫
里山の彼方に紀ノ川の流れと高野山の山並みを眺めながらの帰り道
我が町まで1時間で帰ってきた。
おとよさんの近所の街路樹もすっかり色付き秋の深まりを告げている
そして、今朝。
一晩で300個の皮を剥き終え吊るし柿に精出すおとよさんだった