富山県に入り、世界遺産の五箇山合掌造り集落群は車窓から眺めるだけで
越中の小京都城端へ急いだ
トンネルを越えて砺波平野に出たところで、フロントガラスに
ポッポッと雨が落ちてきた
昼過ぎに1年ぶりの城端(現南砺市)に到着。
降り出した雨に、ひっそりと祭り初日を迎えていた
源氏との戦いに敗れた平家一門の落人が、越中五箇山に安住の地を得て、
弓矢取る手を鋤鍬持つ手に代え、暇を見つけて唄い始めたのが
麦屋節のおこりと言われている。
厳しく侘しい山の暮らしの中に昔の栄華を偲んだ唄は
勇壮な中にも哀調を帯びて、落人の心情を伝えている
でも、暫くすると雨が上がったので、路地を抜けて
さくらを知ってる人も多い西下町へ行き
常念寺前の踊り場で、踊りが始まるのを待つことにした
でも、なかなか始まらず、いつしかゴロン
すると、この町に住むお馴染みのユノちゃんが会いに来てくれた。
8歳になったユノちゃん、仕草もすっかり女の子
相変わらずきれいなお母さんとも再会
この女の子も顔馴染み
坡場の坂での出番が来たので一緒に踊り場へ向かった
初めて会ったときはお母さんに抱っこされていたユノちゃん、
もうずい分大きくなったね
大きくなって、もうさくらより早く歩くようになっていた
遅れがちのさくらをお母さんが気遣ってくれた
すると、さくらもハッスル(笑)
坡場の坂の踊り場に着いたけど、会場はまだ雨で濡れていて
残念だけど踊りは見送られた
さくらは集まった人たちから写真モデルを頼まれて
一区切りが付いたので、再び常念寺の踊り場へ戻り
ここで西新田町のむぎや踊りを見物
ここで、約束の真希さんから電話が入ったので
再び坡場の坂へ
去年すっかり仲良しになった四葉会のお姉さんたちと再会
ここから先は四葉会の皆さんの洗練されたむぎや踊り
「さくらちゃん、ずっと見てくれてありがとう」
「網み笠とっても似合ってるよ」って真希さんに褒められた
これで雨を押して、むぎや祭りに駆け付けた目的は一応達成
いつもながら美人ばかりになってしまったから、
この後は凛々しい男子にも登場してもらおう(続く)