東北の桜を巡る今回の旅のルートは、最上川を遡ることにしました
西吾妻山を水源とし、置賜、村山、最上、庄内の県内全域を川筋として日本海に入る大河川で
先月行った球磨川(熊本県)や富士川(山梨県、静岡県)とともに
日本三大急流の一つに数えられています。
総延長229kmの流路がすべて山形県に属し、一県のみを流れる川としては日本最大です。

最上川が見えてきました。ずい分な水量です

江戸時代に最上川を川船で下った松尾芭蕉の一句
『五月雨を 集めて早し 最上川』は多くの人に知られていますが、
上流の本合海から下ってきた芭蕉一行は、ここ清川の川港で上陸しています


芭蕉さんと記念撮影(^^♪

見事な桜が一本、盛りを迎えていました

芭蕉が下った最上川に沿って川上へ向かいます

川を湖眺めながら、さくらも一句、思案中?

途中の「白糸の滝」で休んでいたら、川船が下ってきました

「おくのほそ道 最上川の章」の一節に
『白糸の滝は、青葉の隙間から流れ落ちるのが見え、この上流にある仙人堂は、
川に面して建っている』と書かれた、白糸の滝を対岸に見て記念撮影。
はいチーズ(^^♪

この辺りは最上川のハイライトなのか、多くの川船が繋がれています

眺めていると、一艘の船が上がってきました

間もなく、観光客が乗り込んで出発しました

私たちは今回は見送るだけ。
乗るのなら昔ながらのこんな船に乗ってみたいけど(^^)

国道47号線の本合海大橋を渡って

芭蕉一行の乗船地、本合海の川港に到着しました。
桜の木の下で門人の曽良を従えた芭蕉と三人そろって記念撮影(^^♪

ここで最上川と別れて、国道47号線で宮城県へ向かいます

こけしで有名な鳴子温泉は通り抜けるだけ

最上川の支流小国川の清流に沿って走ります。
峠が近くなり残雪が目につくようになりました

清流を見てさくらの表情が変わりました。水遊びを求めています(笑)

小国川沿いにある「川の駅ヤナ茶屋」に車を止めて、川に飛び込もうとするさくらに
横合いから『可愛い~』🎵と声が掛かりました。
お声に応えて記念撮影ですが、さくらは水遊びを止められて渋い表情です(笑)

伊達の美女から解放されて、
奥羽山脈の雪解け水に浸り、ホ~ッとした表情です(笑)

ヤナを見学。
凄い水流に怯えるかな、と思いましたが

意外と平気でした。やっぱりさくらの前世はさかなでしょう(笑)

さて、山形県から宮城県に入りましたが、そのまま走り抜け岩手県へ。
明日は岩手県の厳美渓に立ち寄る予定です
