山友さんと楽しく過ごした日々の会津(福島県)を後にして、
大阪への最短距離の日光、軽井沢を深夜に駆け抜け、
一挙に霧ヶ峰までやって来ました。
従って、途中の景色はありません。
霧ヶ峰(車山高原)も素通りして
国道152号線で高遠、そしてその先の「日本のチロル」を目指します
昨夜からヤドカリ号の助手席に座り続けのさくら、
もうすぐ車外に出られると知って、ホッとしたようです(笑)
高遠といえば、春の伊那谷をピンク色に染める高遠城址公園の
コヒカンザクラが有名ですが、
日本百名城の高遠城址は紅葉も見事です。
秋まつり開催中のこの時期は、新そばまつりも狙いでした(^^)
高遠城址公園の駐車場、入園はともに無料、
そして、さくらも一緒に入園できます(^^)
高遠藩は信州そば発祥の地を謳っています。
因みに「高遠そば」は、江戸時代、藩主の保科正之の国替えで
会津に渡った信州そばが名前を変えて里帰りしたもののようです
小規模ながら菊花展も開催中♪
桜の季節にも来たことがある本丸への桜雲橋の前
問屋門を潜って本丸へ足を踏み入れると
目も覚めるような紅葉が出迎えてくれました
そこで、旅犬さくらに変身(^^)
写真がちょっと傾いてるね
今度は真っ直ぐかな
こっちは黄葉、ずっと笑顔だね♪
ずっと新城藤原神社の前の旅ざくら(^^)
陽射しが眩しそうなので、ちょっと向きを変えて・・・・
あまり変わらなかったみたい
中学生の頃学んだ河東碧梧桐の句碑が在った
橋の下にも下りて、一枚撮影
再び桜雲橋の上に戻って、赤トンボと並んで撮影♪
ここから暫く、さくらならではの紅葉シーンが続きます(^^)
紅葉に近付いた一段高い場所のさくらです
細い丸太が滑りやすくて、バランス取るのに俯き加減(^_^;)
ここなら大丈夫！
白兎橋の上からは、春だったら残雪を頂く中央アルプス(木曽山脈)が市街地の後ろに見えて、
雪山と赤みを帯びたコヒガンザクラのコントラストが美しかったけど、
今日は山並みが見えません
カメラの露出絞りをひとつ下げて撮影。でも霞んで見えません
欄干の上の撮影では、 大勢の観光客に取り囲まれて
ちょっと疲れたみたい、なので
さくらは下に下りて暫く休憩
その間、さくらの居ない紅葉シーン
これはオマケ(^^)
笑顔のさくら、再登板♪
さて、ちょっとだけ歴史のお勉強ですよ。いいですか、おとよさん(^^)
↓は知ってる人は知ってる、江戸城大奥を揺るがした一大スキャンダル「絵島生島事件」の絵島が幽閉された絵島囲み屋敷。
大奥大改革の矢面に立たされ、その犠牲となったのが絵島であった、とも言われています
その隣の歴史博物館の庭に、３代将軍「徳川家光」の異母弟で、７歳の時に高遠藩主「保科正光」の養子となり、２１歳で高遠藩主となった保科正之と生母お静が顕彰されていました。
保科正之はその後最上藩の城主、さらに２３万石の会津藩の城主へと栄進出世しますが、
時代を先取りした藩政を実行し、また４代将軍「家綱」の補佐役として江戸に詰め、飲用水の無い江戸に玉川上水を開削し、明暦の大火災後の江戸復興など徳川３００年の礎を築いた名君とされています
地元高遠ではこの保科正之の生涯の大河ドラマ化実現のためＮＨＫに働きかけるなど、１００万人署名運動を実施しているそうです。
会津が舞台の大河ドラマが現在放映中なので、正之のドラマ化は直ぐには難しいかもしれませんが、関係自治体とも連携して頑張ってくださいね。
さくらも会津が大好きなので応援しますよ(^^)
さて、最後に高遠湖の景色と
近くの山の紅葉を眺めて、
長野県の最南端に在る「日本のチロル」に向かいます
