故郷の桜 | 柴犬さくらの旅日記

柴犬さくらの旅日記

yahooブログ終了によりこちらに引っ越しました。
九州から北海道まで全国を旅する柴犬のさくらです。
緑豊かな美しい日本の自然探訪と山歩きを中心に
旅で出会った皆さんとの触れあいを綴っています

ここもふるさとのひとつ、佐々町の皿山公園。
この町だけは、平成の大合併の折にも佐世保市と合併せずに、佐々町として残っている(^◇^)
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佐々町は平戸と長崎・佐賀を結ぶ昔の街道、平戸往還沿いに栄えた町である。
江戸時代、平戸往還は異国の人や物資が賑やかに行き交い、オランダ街道とも呼ばれた。
私事であるが、鉱山師だった祖父は大正時代、この地で良質の石炭鉱脈を発見、炭鉱会社を興している。いわゆる石炭成金の一人であり、波乱に満ちた生涯をこの地で終えている
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全国各地に皿山の地名が有るが、焼き物の窯のあった場所を皿山と云うようである
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江戸時代中ごろに開発された市の瀬皿山には、当時わが国最大級の登窯が据えられていたという
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江戸時代の陶工、加藤民吉は瀬戸に磁器をもたらした功績から「磁祖」と呼ばれているが、彼はここで数年間修行し磁器の製法を学んでいる
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さて、隣町へ桜見物へ。
今は佐世保市になったこの町の小学校に数年間通い、ここはよく遊んだ場所である
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ここでも桜祭りが開催されていた。
おはし観音の「おはし」とは、岩が波に削られて橋のようになったもので、太古は海であった証であろう
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参道の桜並木を抜けて、おはし観音へ
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母と一緒によくお参りに来た懐かしい道
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見上げると「おはし」が、半世紀以上も前と同じ姿で空を跨いでいる
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この橋の上に登って渡った記憶もあるが、どこをどう登ったのだろう?
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今夜は夜桜見物の人たちの華やいだ故郷訛りを聞きながら、ひとり地酒でも呑んで若かった父母を偲んでみよう
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