先週末、今冬最大の寒波と積雪の予報に、暖かい土地と温泉を求めて雪の台高山脈を越えて南紀に出掛けました。
ところが南紀は天気予報が全く外れて、翌朝は熊野灘から昇る朝日を見ることが出来て、今年初めての海からの日の出に大感激、思わず合掌。
平安時代から熊野信仰のメッカとして「蟻の熊野詣」と云われたくらい大勢の参拝客で賑わった熊野古道の終点、熊野本宮大社へ。
熊野信仰を分かりやすく紹介する入り口近くの世界遺産センター。
日本の各地で出会った多くの旅好きの人たちが決まって憧れる熊野古道、熊野本宮大社。
降り出した雪の中、さくらはここで参拝
境内に立つ葉書の語源になった、たらようの木で
落ち葉に名前を爪で掻いてみると、しばらくすると文字が。
明治22年の大洪水で流失するまで熊野本宮の社殿が在った熊野川河原の旧社地大斎原(おおゆのはら)は、訪れる人も無く静かな雪景色。
もともとこの地に在った12神殿のうち、流失、倒壊を免れた4社のみ現在の熊野本宮に祀られていて、残りの8社は大斎原の石碑に名を留めています。
ここは何か霊気を覚える場所、私たちのパワースポットです。
すぐ傍を流れる熊野川で、さくらの初泳ぎ
陽光に川面がキラキラ輝いて、一足早い春みたい
河原の土手でボール遊びをして、柔らかな陽射しに濡れた体を乾かしました。
後方の奈良の大峯山系に続く山並みは雪に白く煙っていましたが・・
熊野古道への途中、千人風呂(仙人風呂とも)で知られる川湯温泉の河原の露天風呂を訪ねると、
ちょうど湯船の中でカルタ取り大会が開かれていて、何時に無くにぎやか
ちょうど湯船の中でカルタ取り大会が開かれていて、何時に無くにぎやか
温泉に入れないさくらは、ここでも川遊び。(雪の熊野古道へ続きます)