新潟県中越地震(平成4年10月23日発生)からちょうど6年、震災復興の応援も兼ね
て、旧・山古志村の闘牛大会・牛の角突きを観戦するため福島県から新潟県に向かいまし
た。
途中、尾瀬から流れる美しい只見川で水遊び
六十里越え(道252号線)の山越えの道で新潟県へ。
山古志の牛の角突きは、昭和53年に国の重要無形民俗文化財の指定を受けている伝統
行事です。
また、山古志は錦鯉で全国的に有名で、朝の連続テレビドラマ「こころ」の舞台でも紹介
された美しい棚田が広がる山里の景色は日本の原風景を見せてくれています。
今日の取り組みは16番、3歳の若牛から16歳の最長老まで32頭の出場です。
はじめは血気盛んな若牛同士の取り組み、目が赤く血走っています。
角突きでは相手を押し負かしたほうが勝ちですが、互いに有利な体勢に持ち込むため、激
しいぶつかりあいで頭から血を流すこともしばしばです。
勝負あったと見た場合は、後足にロープを掛けて引き離します。
さくらもジッと観戦しています。
ちなみに入場料は大人2千円ですが、さくらは無料でした(^^)
闘いを前にこうして気合を入れる牛もいます。
会場をスイングしてみました。
年齢が5、6才を過ぎると体重も1トンを超え、重量級のぶつかり合いに迫力も増しま
す。
この勝負、初めは黒牛が押されていましたが、途中で体を入れ替え攻勢に転じました。
勝負あっても興奮している牛同士、人が引き離します。
負けて悔しくてたまらない、といった叫び声を何度も上げる牛もいました。
飼い主には従順で、小さな子供に引かれて退場です。
重量級の対戦には、引き離す方も大変
牛たちの迫力ある奮戦に、およそ千人の観客の皆さんも温かい声援を送って観戦されて
いました。