教えて!サクラバレエ その129 ~質問コーナー㊴~ | サクラバレエ 

サクラバレエ 

サクラバレエは岡山市にある“大人からはじめる本気のバレエ教室です。
ワガノワメソッドに基づいた大人向けカリキュラムで段階を踏んで上達
出来るよう1人1人丁寧に指導しています。未経験の方ぜひどうぞ!
※スケジュールや料金は“テーマ”から♪

 

毎週水曜日連載中の『教えて!サクラバレエ』シリーズ。

 

今週も、

 

大人の方からの『バレエ』に関する

素朴な疑問・質問にお答えする、Q&Aコーナー

 

です音譜

 

 

中国  ブラジル  ドイツ  イタリア  カナダ

 

Q.

お久しぶりです!以前、プリエについて質問させて頂きましたぺーすけです。

 

サクラ先生のブログ、毎回楽しく読んでいます。

サクラバレエの皆さん、どんどん素敵に・バレエも上達している事が、ブログにアップされたお写真でよく分かります!つま先・指先とか、顔や体の付け方とか!!

 

私の通っているスタジオでも発表会の開催が決定しました。

発表会の練習もスタートし、やる気に満ち溢れています!

 

 しかし、配役や踊りの内容、立ち位置・衣装等、あまり目立つ所があまり無く、少し…ホントに少ーーし、凹んでしまいました。

 

技術は練習あるのみ!だと思います。先生からの注意を理解して、修正して、どれだけ踊りこめるか。 ただ、「あっ、あの1番後ろの人、楽しそうに踊ってるね。」「あの人、ついつい見ちゃうね。」というバレリーナになるためには、何が必要なんでしょうか?

 

初めての発表会は楽しくて仕方がなかったのですが、それから数年が経ち、練習しても出来ない悔しさや、他の人と比べたりする事を覚え(比べる事の原点は上手な人と出来てない自分との違い探しですので、ポジティブな比較です)、今回このようなマイナスな感情が出てきたんだと思っています。

 

御指導していただいている先生や、一緒に頑張っているチームメイトには相談が出来ず、質問を募集していたサクラ先生にこれ幸い!と相談してしまいました。

 

発表会の練習に対する心構えや、舞台での雰囲気の出し方、滅茶苦茶怒られっぱなしのレッスンの乗り切り方…など、サクラ先生流の御指導をよろしくお願い致します。

 

サクラバレエの皆さんも、発表会の練習頑張ってください!

 

ぺーすけさん

 

A.

ぺーすけさん、こんにちは!

 

元気にバレエを頑張られている様子が文章から伝わってきて、とても嬉しいです!

思わず、ニコニコしながら読んでしまいました。

 

また、うちのスタジオ生たちを褒めていただいてありがとうございます!

喜びます!

 

ぺーすけさんのお教室でも、発表会の練習が始まったのですね!楽しみですね~キラキラ

 

そして、なかなか奥の深い、バレエ愛に溢れる、通なご質問ですね!

はりきって、答えますよ!!

いくつかご質問いただいているので、数回に分けたいと思います。

 

ぺーすけさん、今回は、配役や踊りの内容、立ち位置・衣装等、あまり目立つ所があまり無く、少し…ホントに少ーーし、凹んでしまったとのこと。

 

わかります。(キッパリ)

 

私も、生徒だった頃は、ぺーすけさんと同じように、いえ、もっともっと、立ち位置ひとつ、踊る長さひとつに一喜一憂していましたから。

 

さてまず、最初のご質問ですね。

 

>「あっ、あの1番後ろの人、楽しそうに踊ってるね。」「あの人、ついつい見ちゃうね。」というバレリーナになるためには、何が必要なんでしょうか?

 

これはね、じぶんが合唱の発表会を観に行っている、と考えてみるとわかりやすいかもしれません。

みんな同じ歌詞で同じ曲を、同じ服を着て、同時に歌っていると思いますが、そこで思わず目が行くのはどんな人でしょうか。

 

表情豊か。

瞳が輝いている。

この一瞬ですべてを出し切ろうとする熱い想い。

観てくれている人たちに何かを伝えようとする想いが伝わってくる。

心から楽しんでいる。

「私を見て!」という自分を表現して観客に与えようとする気持ち。

 

つまり、ここはやはり“表現力”なのだと思います。

 

バレエで言うなら、大きく踊ること。手足が長く見えるよう、そして、遠くからでも見えやすいように踊ること。

音楽的であること、音楽と振付と動きが溶け合っていること。(これが出来れば、ほぼプロの領域だと思いますが)

そして、振り付けは頭で考えなくても身体が動くくらい、くり返し踊っていること。

(頭で考えながら踊っているのは、お客様にかなりしっかり伝わります。歌詞を頭で考えながら歌っている状態は、あまり魅力的ではないでしょう?)

 

さて、ここで質問されていないけれど、大切なことをお伝えしたいと思います。

(あまり良い役がつかなかったな~)と思う時の、気持ちの持ち方についてです。

 

まず、1つ目にバレエの舞台のキャスティング=成績表ではない、ということです。

発表会ではたくさんの人が舞台に上がります。

演目、人数、メンバー、全体のバランス等により、本人の実力どおりのキャスティングにならないことも良くあります。

(本当はソリストにしてあげたいけれど、今回の演目は目立つ役が少ない!)だったり、

(Aさんは、最近すごくがんばっていて、とても評価しているけれど、うちに来てまだ3回目の発表会だから、4回目のBさんをセンターにしてあげよう。Bさんは前回もあまり良い役をあげられていないから、今回はBさんに花を持たせてあげよう)

(Cさん、最近レッスン回数を増やして上手になった!トリオに入れてあげたいけれど、手をつないで踊るシーンもあるし、他の2人と身長があわないから、今回は選んであげられないな)

などといった感じで、講師はみんな頭を悩ませながら、毎回キャスティングをしていきます。

 

ですから、良い役に選ばれなかった=あなたが上手ではない、ということではないのです。

色々な理由から、講師は生徒をキャスティングしていきます。

そこは、生徒の方はみなさんわかっていると、何かと楽だと思います。

 

私は生徒がモヤモヤしないように、出演者全員にこれらを含めたキャスティングの理由を説明していますが、ほとんどの先生はあまり説明されるということはないようです。(出演者数も多いと思いますしね)

ただ、もし先生に直接キャスティングの理由を質問されたら、おそらくほとんどの先生が明確な理由をスラスラと説明されることと思います。

 

また、バレエ講師というのは、生徒の『今』をもちろん見ていますが、どちらかというとその生徒の『未来』を見ていることが多いです。

そして、とても長いスパンで生徒のことを見ています。

ですから、

(Fさんは、前回、前々回はかなり良い役だったから、今回は良い役は他の人に譲って、本人が苦手なふんわり系の役にチャレンジしてもらおう)だったり、

(Gさんは、本当はもっと良い役をあげたいのだけれど、今年の演目より、来年の演目の方がGさんにはハマると思うので、今年はあまり目立たない役だけど、今年は初めてトゥシューズで踊るから、ちょっと抑えな場所で安心してチャレンジしてもらおう)

などと、考えています。

ですから、1回1回で、あまり喜んだりションボリしたりせずに、そこは先生を信頼して、粛々と練習と経験を重ねていくことが大切かなと思いますが、いかがでしょうか。

 

つづく

 

日本  アメリカ  韓国  フランス  イギリス

 

こちらのブログでは、大人の方からの、『バレエ』に関する素朴な疑問・質問を大・大・大募集中です!

いつもブログ読んでいて、気になっていること、聞いてみたいこと。

「〇〇ってどんな意味?」「◇◇が上手く出来ないんです」など、みなさんからの質問を募集します。

 

下記をクリックしたら、フォームサイトになります。

質問コーナー・お問い合わせ

掲載採用の際はお名前は表記しませんので、ご安心ください。

全てに答えられないかも知れませんが、出来る限りお答えしようと思います。

岡山より愛を込めて、ご質問、お待ちしています!ウインクラブラブ

 

 

大人が上手になることに全力のバレエ教室、サクラバレエ。

大人が一番近道をして上手になるための、

大人のためのカリキュラムがここにはあります。

 

ただ今、見学・体験レッスン受付中です!

▶見学・体験レッスンのお申込みはこちら

 

興味のある方は、ぜひ一度、見学・体験レッスンにお越しください音譜

 

 

サクラバレエは大人からバレエをはじめる人のためのバレエ教室です。

クラシックバレエを大人向けに、1人1人にレベルを合わせたクラス設定によりきめ細かい対応を図り、1年間のカリキュラムを設定し、一貫したバレエ指導を行うことを目的としています。

先生のお手本を見よう見まねで練習するのではなく、言葉で説明することを、私たちはとても大切にしています。

 

「大人だって、バレエが好き!」

「大人だって、バレエが上手になりたい!」

 

大人でもベストをつくしてレッスンすることにより、成長する楽しさを感じることが出来ます。

 

あなたも、私たちと一緒にレッスンしませんか?

 

特に20代・30代のまだ若く、未来を切り拓く力を持つ人たちの力を、私たちは必要としています。

バレエ経験がまったくない方、大歓迎です!

 

大人からバレエをはじめても、きちんと丁寧にレッスンをすれば、必ず上達します。

 

私たちが大切にしていることです。

“大人だからこそ、きちんと言葉で説明してもらえること”

“大人も子供と同じように、細かいクラス設定で段階を踏んで学べること”

“教師の思い付きのレッスンではなく、全クラス同じカリキュラムのレッスンを受けることが出来ること”

“大人を出来るだけケガなく安全にバレエを踊らせてあげること”

“大人を上手にすること”に松岡修造さんばりに情熱を燃やす教師が、ここにいますメラメラ

そう、一番大切なのは“情熱”です。

私も大人になってからバレエと出会いました。

そして、同じような気持ちを持つ、あなたに出会えるのを待っていますビックリマーク

ぜひ、同じ景色を見ましょう!


 

バレエサクラバレエのホームページバレエ

https://sakuraballet.amebaownd.com