
毎週日曜日に連載中の『私が大切にしている言葉たち』シリーズ
私がこれまでに出会った恩師やダンサーの方たちの言葉の中から、大切にしているものを紹介していきます。
今回は、昔、所属していた教室を主宰されていた、S先生の言葉から。
『お見送りは、90度に頭を下げて、相手の姿が見えなくなるまで。』
S先生は、プロバレエ団出身で、礼儀作法をとてもしっかりと教えられる先生でした。
ほとんどのバレエ教室は、礼儀作法やマナーを生徒にしっかりと教えますが、S先生の教室は特に徹底されていました。
私がアシスタントをしていた時も、スタジオに入ると、廊下に座っていた子供たちが一斉に立ち上がり、左右に別れて整列し、
「おはようございます!」
と頭を90度に下げてくれている中を、モーゼのように、真ん中を通って、
「はい、おはよう、おはようございます。」と言いながら、教師室に入って行っていました。
(ちょっと厳しすぎるのでは)ないかしら?)と感じたこともありましたが、ある時、舞台監督が教室に来られて、みんなでお見送りした時、S先生自らが、率先して前に立たれ、
「ありがとうございました!」と、姿が見えなくなるまで、頭を下げて見送られていました。
それを見て、(生徒にやりなさいと言うことは、ご自分でも実践されているんだな。)と思いました。
サクラバレエはそこまで厳しくはありませんが、それでも、大人にもバレエの世界の礼儀やマナーについては、お伝えするようにしています。
だからこの言葉は、私が大切にしている言葉のうちの一つです。
◇
サクラバレエは大人からバレエをはじめる人のためのバレエ教室です。
クラシックバレエを大人向けに、1人1人にレベルを合わせたクラス設定によりきめ細かい対応を図り、1年間のカリキュラムを設定し、一貫したバレエ指導を行うことを目的としています。
大人になってからバレエをはじめた教師が、大人が仲間たちと協力しながら輝ける場所として、サクラバレエをつくりました。
夢は大人だけで、バレエの全幕公演で客席を一杯にすること。
野望は大人バレエの地位の向上です。
「大人だって、バレエが好き!」
「大人だって、バレエが上手になりたい!」
大人でもベストをつくしてレッスンすることにより、成長する楽しさ、協力して前へ進むやりがいを感じることが出来ます。
あなたも私たちの仲間になりませんか?
特に10代・20代・30代のまだ若く、未来を切り拓く力を持つ人たちの力を、私たちは必要としています。
バレエ経験がまったくない方、大歓迎です!
そのほうがバレエに対する先入観やクセがなく、バレエを踊ることが出来ます。
子供が中心のバレエ教室で「大人からはじめたくせに・・」なんて言われて、いらない苦労をしなくてすみます。
「大人のくせに、バレエが上手になりたいんですって。」なんて、子供たちや先生に後ろ指を指される必要なんて、ないんです。
また、都会にたくさんある、大人向けのビジネスバレエ教室で、先生が日替わりだったり、メソッドがごちゃまぜだったり、基礎をすっ飛ばして、見よう見まねのレッスンをすることになり、数年後ケガだらけの身体に・・なんてことになる心配もありません。
私たちは、ただ、バレエが好きなんです。
大人だって好きなものは好きなんです!
大人からバレエをはじめても、きちんと丁寧にレッスンをすれば、必ず上達します。
“大人を出来るだけケガなく安全にバレエを踊らせてあげること”
“大人を上手にすること”に松岡修造さんばりに情熱を燃やす教師が、ここにいます
そして、同じような気持ちを持つ、あなたに出会えるのを待っています
「好きなことをする 私の人生だから」
私と、サクラバレエのキャッチコピーです。
ぜひ、同じ景色を見ましょう!
桜先生への質問募集中!
こちらのブログでは、 『サクラバレエ』や『大人からはじめるバレエ』に関する素朴な疑問・質問を大募集中です!いつもブログ読んでいて、気になっていること、聞いてみたいこと。
「あのことについて、もう少し教えて」「〇〇ってどんな意味?」など、みなさんの質問を募集します。
下記をクリックしたら、フォームサイトになります。
掲載採用の際はお名前は表記しませんので、ご安心ください。
全てに答えられないかも知れませんが、出来る限りお答えしようと思います。
ご質問、お待ちしています!
サクラバレエのホームページ