教えて!サクラバレエ その60 ~質問コーナー⑩~ | サクラバレエ 

サクラバレエ 

サクラバレエは岡山市にある“大人からはじめる本気のバレエ教室です。
ワガノワメソッドに基づいた大人向けカリキュラムで段階を踏んで上達
出来るよう1人1人丁寧に指導しています。未経験の方ぜひどうぞ!
※スケジュールや料金は“テーマ”から♪

毎週水曜日連載中の『教えて!サクラバレエ』シリーズ。

 

今週も、

 

『サクラバレエ』や『大人からはじめるバレエ』に関する

素朴な疑問・質問にお答えする、Q&Aコーナー

 

です音譜

 

なんと、前回の質問されたの“ぺーすけさん”は、女性でした!

ご相談の内容とペンネームから男性だと思ってしまいました!ごめんなさい。

前回の記事は、男性に向けたアドバイスを書かせていただいていますので、もしかしたら誰かの参考になるかもしれませんので、そのまま残しておきますね。

 

では、改めて女性の場合はどのようになるのか、回答していきたいと思います!

 

Q.

毎回更新楽しみに読ませていただいています。 

大人バレリーナ2年目のぺーすけと申します。よろしくお願いします。

 

 さっそく、質問なんですが、【プリエ】についてです。

 元々体の柔軟性は皆無でした。現在は6番での前屈で、掌が床に「ぺっ、ペタ」程度に着くようになりました。長座で、手でフレックスの足の指を持ち上げるストレッチも、「痛い~」という感覚から「伸びてる~」という感覚に変化してきました。 

先生方に「もっとプリエ柔らかく!」「横に、深く、ひし形見せて!」「ダブルプリエしない!」「足の筋固めない!」「息吐いてー!」「踵最後まで残して、戻る時早く着ける!」「もう、いっその事何も考えずにプリエしてみようか。」等など、たくさん沢山ご指導いただいています。お尻が出てしまう事は無くなりましたが、どうしてもプリエが固いんです。 

なので、バーレッスンはもちろんの事、センターレッスンのアレグロやグランジャンプは一層ボロボロです。。。 

さくら先生はプリエについて、どのようなご指導をされていますか?また、ストレッチの方法を教えてください。 


プリエに取り憑かれている私を導いてください!!!お忙しいとは思いますが、ご回答よろしくお願いします!!!

 

ぺーすけさん

 

女性でバレエ歴2年目。

プリエをマスターするには時間がかかりますよ、ということは前回お伝えしたとおりです。

それから、これは本当はぺーすけさんの先生にお伝えした方が良いのかもしれませんが、グランワルツはバレエ学校では高学年で習うものです。

週6日朝から晩まで踊っている、つまり彼女達はアスリートだということですが、10代の上質な筋肉と柔軟性があり、バレエの素質があると選ばれた人たちが毎日訓練しても、なかなか出来ないのがグランワルツですので、バレエ歴2年目の大人でしたら、出来なくて当たり前だと思いますので、そこは気にしなくて大丈夫です。

そして、センターレッスンでグランワルツを先生がされるということは、段階を踏んだレッスンではなく、バレエで汗をかいてスッキリしてもらうという、一般的にバレエ教室の大人クラスでは比較的スタンダードなレッスン内容だと思いますので、そのクラスは動きが多く、センターレッスンもアレグロもすべて難易度が高い可能性がありますので、バレエ歴2年目ではボロボロで当たり前だと思いますので、気にしないようにしましょう。あなたがボロボロなのは、あなたのせいではなく、あなたの先生の責任ですから。

 

生後6ヶ月の赤ちゃんに「走ってみましょう!」と言ったら、ボロボロになるのと同じだと思います。(それぐらい危ないことだということです。)

o(*`ω´*)oプンスカ

(ぺーすけさんに怒っているわけではありませんよ)


さて、 プリエがうまくいく方法ですが、そのためには、筋力と柔軟性の両方が必要です。

 

イメージして欲しいのは、吸盤にゴムをつけている状態です。

 

吸盤を地面にピタっと吸い付けて、ゴムを上に引っ張っているのが、最初にバーに立っている時の片脚の状態だとイメージしてみてください。

これが両脚分あるとして、2本のゴムの吸盤じゃない方のゴムをメモ帳(消しゴムの方がサイズ的に近いかも?!)にグルグル巻いて、人の下半身としましょう。

吸盤を床にくっつけて、骨盤(メモ帳)を上に引っ張って、ゴムが少し伸びているのがプレパレーション(準備)で立っている状態です。

そして、誰かが2本のゴムの間に手を入れて横に引っ張っり、メモ帳を上に引っ張ったままゴムが横に引っ張られる力に応じてメモ帳の位置を上げたリ下げたリするのがプリエだとイメージしてください。(イメージ出来ますでしょうか?)

 

そこでチェックポイントまず、1つ目。

バーを持って1番ポジションで立っているところをイメージして、土踏まずをあげてみてください。

上がりましたでしょうか?

…上がったら、合格です。

…上がらなかったら、足底をはじめ、脚力をつける必要があります。

ちなみに、ターンアウトしようとしすぎて、小指側が床から浮いていると、土踏まずがつぶれますので、気をつけてください。

 

2つ目。

バーを持って1番ポジションで立っているところをイメージして、自分のお尻のほっぺた(フワフワしているところ)を触ってみてください。

柔らかいでしょうか?柔らかいでしょうか?

…柔らかかったら、合格です。

…硬かったら、お尻を固めずに骨盤を立てる必要があります。

(お尻は出ていない、ということなので、骨盤は立っているという前提でお話ししますね)

その場合はお尻をしめる、ということがどういうことなのかを正しく学ぶことが必要です。

 

3つ目。

バーを持って1番ポジションで立っているところをイメージして、自分の太ももの外側とお膝を触ってみてください。そのどちらかに力が入っていないでしょうか。

…力が抜けていれば、合格です。

…力が入っていたり、硬くなっていたら、立ち方が間違えています。

力を抜いてください。

ここが硬くなっている人は、「両足を一本にまとめ」ようとしていたり、「膝を伸ばそう」としているケースが多いのですが、残念ながらどちらも脚の内側の筋肉の仕事ですので、ご自分のイメージしたとおりには身体が動いていないようです。

また、プリエは脚の筋肉を縦に引き伸ばした状態、つまりストレッチされている状態でなければうまくいきませんので、立っている状態ですでに外ももを固めてしまっている場合は、カカトが上がりますし、100%硬いプリエになってしまいます。

 

4つ目。

バーを持って1番ポジションで立っているところをイメージした時に、お尻の下の骨(座骨)から、カカトまでは伸びていますでしょうか。つまり、お膝が伸びていますでしょうか。これは、わかりやすいのは、床に座って長座のストレッチをしてみることです。両脚を前に出して座り、骨盤を立てて、カカトをフレックスにして遠くへ押し出します。

すると、座骨からカカトまでが伸びますよね?

バーを持って立っている時に、この状態になっているかどうかとういことです。

膝が伸びている=膝に力を入れる、ではなく、膝が伸びている=長座のストレッチ状態になっている、ということです。

正しく出来ていると、両足が自然と近づいてきますから、脚を外側から挟んで一本にしようとしなくても、自然に二本の脚は一本にまとまります。

この状態が出来ていないと、自分ではお膝を伸ばしているつもりでも、実は最初からお膝が曲がっている状態になりますので、ただの膝の曲げ伸ばしをしているだけの、カカトが上がるプリエになります。

 

5つ目。

バーを持って1番ポジションで立っているところをイメージした時に、お腹を引き上げて、脚の付け根の2ヶ所がほんの少しだけ伸びてのスペースが出来ているような気がするでしょうか。(レオタードの脚ぐりの前ラインのところです。)

そして、プリエをしている間ずっと(つまり3分くらいは)、そのお腹をキープ出来そうでしょうか。

 

プリエが床に吸い付いた吸盤とメモ帳を上下に引っ張っていることが前提だと考えると、体幹が弱いと骨盤を上に引っ張り上げたりキープ出来ませんし、指の付け根が床に吸い付いて、土踏まずを上げて、内腿につながって内腿が自然に引き上がるくらいの脚力がないと膝を曲げ伸ばししているだけのプリエになってしまいます。

 

まずは、プリエに入る前の立ち方からお話ししてみましたが、いかがでしょうか。

プリエをする以前に、まず立っている状態で、少なくともこの5つがクリア出来ていないと、何十回、何万回プリエしても、やればやるほど間違えたプリエが筋肉に記憶されていき、どんどん正しいプリエから遠ざかっていくという、“負のアウターマッスルスパイラル”にハマっていきます。

フッフッフ…(シャレではない)

間違えたプリエを何年もした後に、正しいプリエに直すことは出来ますが、間違えた動きをしていた時期が長ければ長いほど直すのに時間がかかります(同じ年月くらい)ご注意ください。


 

ちなみに、今回の記事は男女共通ですので、よければみなさん参考にしてください。

 

そしてもし、(この5つが出来ていないのは、自分でもわかりました。でも、どうしたらそれが出来るようになるのかがわからないです!)という迷える子羊さんは、ぜひ一度、サクラバレエのオープンクラスにお越しください。

 

言葉では上手く説明出来ないのです!というか、めちゃくちゃ長くなりますので!

 

次回はこの5つが出来ている前提で、プリエについてのコツをお話ししたいと思いまーす。

 

お楽しみに音譜

 

つづく

 

 

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