毎週水曜日に連載させて頂いている「大人バレエって楽しい!」シリーズ。
このシリーズは、これからバレエを習ってみたいなと思っている大人の女性に向けて、“バレエを習う楽しさ”について、お話しさせて頂いています。
39回目の今回は、前回の~ここが私の居場所になる②~の続きからです。
ちなみに、前回の記事はこちら↓
https://ameblo.jp/sakuraballet/entry-12407744095.html
前々回の記事はこちら↓
https://ameblo.jp/sakuraballet/entry-12405623639.html
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前回は、バレエはいつも同じ場所で同じメンバーで同じ手順でレッスンしていくという、『ルーティーン』があり、
そのルーティーンを繰り返しながら、自分の身体や心と向き合っていくうちに、スタジオが自分の居場所になっていく、というお話しでした。
そして、バレエはレッスンを受けるためには、いつもニュートラルな自分でいる必要があります。
浮かれているとケガをします。落ち込んでいると踊れません。
どんな時も、いつも自分を自分の真ん中、つまりセンターに持ってくる必要があります。
それをバレエでは"軸"と言うのです。
いつもニュートラルな自分で、先生やお友達とほどよい距離感で繋がり続ける。
バレエは10年レッスンしてやっと一人前になれるかなれないか、です。
それはつまり、バレエを習うということは、10年来のお付き合いをする相手に出会う、ということでもあります。
しかも、同じことが好きな人同士です。年齢や環境や職業や性格が違う人達とまるで家族のような長い期間、お付き合いを続けていきます。
それは、ますます、その人にとって居心地の良い“居場所”になっていくのです。
先生はまるで親のようで、生徒同士は兄弟や従妹のような関係でしょうか。
ベタベタしないけれど、何かあれば気にしあって、助け合える。
自分の成長を見守ってくれて、一緒に喜んだり悲しんだり、泣いたり笑ったりしあえる仲間が出来る。
そんなところも、本気の大人バレエならではの、楽しさだと思います。