1年の締めくくり その1 | サクラバレエ 

サクラバレエ 

サクラバレエは岡山市にある“大人からはじめる本気のバレエ教室です。
ワガノワメソッドに基づいた大人向けカリキュラムで段階を踏んで上達
出来るよう1人1人丁寧に指導しています。未経験の方ぜひどうぞ!
※スケジュールや料金は“テーマ”から♪

春爛漫。

 

街が桜でピンク色に染まってとっても綺麗ですね!

 

名前にもらうくらい、私の一番好きな花である桜桜

 

うちはサクラバレエなので、この季節が来ると、

「ふふ…今年もまた、私達の季節がやってきましたねぇ!」と思います。

 

 

この季節は桜のシーズンであると同時に、サクラバレエでは1年のカリキュラムの締めくくりの時期でもあります。学校でいうなら、3学期最後のようなもので、2ヶ月かけて練習した作品の発表シーズンでもあります。これはまぁ、学校で言うなら、学年末試験、バレエ学校で言うなら、進級試験のようなもの。

これがきちんと踊れるようになっていれば、上のクラスに上がっても大体、大丈夫。

 

3月の最後のレッスンで発表します!

踊り終わった人は、前に回って、他の人の踊りを見ます。

タブレットでも撮影して、全員の発表が終わったら、希望者は自分の動画を見ることが出来ます。

 

みんな、自分の動画をチェック!

ガッツリ見る人、おそるおそる見る人、「いや、それ絶対見えてないでしょ!」っていうくらい離れたところから見ようとする人、さまざまですが、一応全員見ていました。

 

動画を見終わった人に

「どうでした?」と感想を聞くと、今回、一番多かった答えが

「先生の言われる通りでした!」というもの。

 

どういうことかと言うと、普段のレッスンで注意されていることが、そのまま動画に出ている、ということのようです。

「アラベスクのひざを伸ばして!」と言われていた人は、自分がのひざが想像以上に曲がっていたことに、驚き…

「身体を引き上げて!」と言われていた人は、自分の身体が想像以上に落ちていたことに衝撃を受け…

「手の動きをもっと強く!」と言われていた人は、自分の手の動きが本当にふわふわしていたことに気がつき…

あらためて、“先生の言っていることは、本当に本当だった!”と愕然とした人がたくさんいたみたいです。


自分では精一杯、膝を伸ばしているつもりだったり、自分では全力で身体を引き上げているつもりだったり、自分では手を強く動かしているつもりだったのに…ということのようです。

 

「まさか、こんなに…」とボーゼンとする人、多数。

 

「いやいや…いつも曲がっていますけど?」

「いやいや…だからいつも言っていますけれど?」と突っ込むと、

 

「そうなんですけど!そうなんですけど!」

「まさか、ここまでとは!」

「あ~、私はどうすれば良いのでしょう!」 ← いや、なおせばいいだけですよ。フフフ…。

 

と皆さん、おっしゃいますのでね。

「えっ、でも、いつも鏡を見ているでしょう?」と聞くと、

「踊るのに精いっぱいで鏡を見ている余裕なんてありません!」と口を揃えて言われるのです。

「なるほどね。じゃあ、次からもっと細かく具体的に言うわね~。」と言いましたが、みんなヨロヨロしていて聞こえていたのかどうなのか・・・。


でも実はこれ、私的にはしめしめ…なんです。


昔から私ね、これをよく言うんですけど、バレエの先生ってね、鏡なんですよ。

だから先生に、「あれがダメ!」「ここが違う!」って言われてへこむ人も多いと思いますが、実はそれって鏡が、

「今日は髪の毛、後ろがはねてますよ~。」

「左の衿が折れてますよ~。」って、事実を伝えてくれているだけのこと。

ただ、レッスン中は時間が限られているし、丁寧に言ってたら、あっという間に次のステップにうつってしまうので、

「つま先伸ばして!」(つま先が、曲がっていますよ~。)

「お顔、上!」(お顔が下がって、軸がずれていますよ~。)

ってなるだけなんです。

だから、注意されたからって、いちいちへこむ必要はありません。

(自分では気がついていないけど、こういう動きをする時、私はつま先が伸びてないんだな。)

(気がつかないうちに、私はお顔が下がっているんだな。)

と、事実確認。

そして、次から、実験です。

(えいっ!どうだ!つま先に気をつけて跳んでみた!)

(かなり顔上げてみてますけど~?)

そこで、先生から

「そういうこと!」「つま先、良くなりました!」

って言われたら、正解!

そして次はそれが当たり前になるまで意識し続けてレッスンする。

その場だけなおっても、意味がありませんから。

ただ、ある程度アピールしないと、消極的に後ろへ後ろへ行っていると、なおしていても気がついてもらえないので、自己表現力も大切です。それが出来ると、また次の注意をもらって、またなおして…と、プラスのスパイラルに入れます。

本人も、どんどん上達していくのが楽しいし、先生とのライブセッションで、毎回が生きたレッスンになります。

それをへこんでしまって、なおさないのはもったいないし、レッスンを受ける意味がありません。やがて、

(この人は、言ってもなおす気がないんだな。)

(この人はやる気がないんだな)

と判断されてしまうと、やる気がなく努力していない人に時間を使って、やる気があって努力している人をほったらかしにするのは不公平なので、プラスのスパイラルに入っている人が、ますます注意をもらって、ますます上手になります。

ここが実は運命の別れ道かもしれない。


先生からの注意を(ラッキー💕)と思ってなおすのも、そのままにしておくのも、自分次第。

プラスのスパイラルに入るのも、マイナスのスパイラルに入るのも、自分次第です、

うちのスタジオは、普通のバレエ教室みたいに、なおさなくても怒られない。そういうサービスはない。

だから、(先生の言葉を大切にしよう!)って、自分でかなりしっかり意識していないとね、上手になれないんですよ~。


だから、みんながショックを受けてくれたのは、(しめしめ…)なんです。


とは言いつつも、最後にはみんなでおつかれさまのハイタッチをして、充実した嬉しそうなお顔で帰って行かれましたよ。

 

みんな、バレエが好きなんだなぁと、ほっこりしました。


さぁ、4月から、また新しい1年が始まります!

1年後は自分の動画を見て、思わずニッコリしてしまうように、頑張りましょうね音譜

 

土曜日 初級クラス

 ジゼルより ペザントのヴァリエーション

ドン・キホーテより ブライダルメイドの第1ヴァリエーション

ドン・キホーテより キューピットのヴァリエーション

 

このクラスは最初はレッスンを受ける人が沢山いましたが、4~6月頃の新しいステップオンパレードに心が折れたり、逃走する人ランニング多数。

 

そんな中で、1年間の最後の最後まで踊り切った3人。

本当に素晴らしい!

 

彼女達は、いつもあきらめません。何度でも挑戦する姿勢が本当にすごいです。

彼女達から“あきらめない。好きだから。”という気持ちをとても強く感じられた1年間でした。

 

ヴァリエーション、キューピットさん以外の2名はひと足先に先週発表しましたが、2ヶ月で仕上げたとは思えないほどの上達ぶりが素晴らしかったですキラキラ

 

キューピットさんと、土曜日の初心者クラスは明日発表なので、楽しみです音譜 

それにしても、みんな、よくここまで・・・お願いジーン…。

 

4月から全員もう一度このクラスを受けるので、よりコーディネーション力や表現力を磨いていきましょう!そして、沢山踊りましょうね!

1年間、本当によく頑張りました!ブラボー!クラッカー

 

☆写真は、ご本人たちの許可を得て掲載しています。