プリマの条件26 ~責任力~ | サクラバレエ 

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毎週水曜日に連載中の『プリマの条件』シリーズ。

バレエでプリマ(主役)になるために必要なことの中から、“人間力”についてお話しさせて頂いています。

 

 

26回目になる今回は、『責任力』についてです。

 

“責任”と聞くと、「わ~、何だか重たい!」と思う方も多いでしょうし、

「できれば、とりたくない!」という方がほとんどではないでしょうか。

 

・・・誰だって、責任なんてとりたくない。

・・・誰かに責任をとってもらって、お気楽に生きていきたい。

 

そりゃ、そうだろうな。と思います。

 

けれども、“プリマの条件”に上がって来てしまいましたね~。

 

なぜなら、これはもう、プリマには絶対に必要なものですからね。ふふっ。

 

では、そもそも、“責任”って、何なのですか?っていうお話しなんですけれども。

 

「私はこのことに関して、やれることがある」ということでもあり、

 

「この件に関しては私が引き受けます」と言えることなんだと思います。

 

例えば、発表会。

 

参加します、と表明するということは、

「この発表会の、この役については、私が引き受けます」というのと同じことです。

 

バレエの発表会は、はじめは、目立たない、小さな役から始まって、少しずつ、少しずつ、大きな役を頂けるようになります。

 

少しずつ、少しずつ、経験を積んで、自信をつけて。

 

それはつまり、その人が

 

“舞台の上で“やれることが増えていっている”、

 

ということでもありますし、その人が、

 

“少しずつ大きなものを引き受けられるようになっていっている”

“責任力がついてきている“”

 

という成長の証でもあります。

 

そうするうちに、どんな役が来ても

 

「受けて立つ!」 ← 某CMのニノ風に

 

「受け入れよう!」

 

と言える自分になっていきます。

 

責任をとれるようになる、ということは、自分で“やれること”や、“出来ること”が増えていく、ということです。

 

つまりそれだけ選択肢が増えて、自由になっていく、ということ。

 

自由・・・好きな言葉だわ( ^ω^)・・・

 

はっ!( ゚д゚ )!

 

話がそれました。

 

自由になった分だけ、どんな風にも踊れる。

 

どんな役でも踊れる。

 

つまり、プリマになれる、ということなのです。

 

ただし!ただ、舞台に立って経験を積むだけでは、残念ながら責任力はつきません。

 

先生の言うとおりに、やればよかった舞台は、何度経験しても身につきません。

 

大切なのは、ベストをつくすこと。

 

自分で考えること。

 

目的や目標を持つこと。

 

サクラバレエでは耳タコな言葉ですが、プリマになるならもちろんのこと、舞台に上がったり魅力的に踊れるようになるためには、やはりどれだけベストをつくせたかが、大切なのです。

 

自分に出来ることはすべてやった。と言いきれるかどうか。

 

人は油断するとすぐ“甘え”が入ってくる生き物ですが、それをどれだけ入れずに、やりきれたか。ベストをつくせたか。引き受けることが出来たのか。

 

だから、今年の発表会も、伝える言葉はただ一つ。

 

「ベストをつくせ」です。

 

今よりも、もっと自由になるために。

今よりも、もっと魅力的な女性になるために。

 

どんなに美人でも、スタイルがよくても、何かあった時に責任をとりたくなくて、他人のせいにしたり、逃げ回っていたら、やはり素敵だとは言えませんからね。

 

この、“責任力”というのは、男性的な能力なので、女性の中には苦手な方も多いと思いますが、バレエをとおして少しずつ身につけていって、より素敵な女性になって欲しいと思います。