今年の抱負 | サクラバレエ 

サクラバレエ 

サクラバレエは岡山市にある“大人からはじめる本気のバレエ教室です。
ワガノワメソッドに基づいた大人向けカリキュラムで段階を踏んで上達
出来るよう1人1人丁寧に指導しています。未経験の方ぜひどうぞ!
※スケジュールや料金は“テーマ”から♪

新しい年がやってきました!

ありがとう、2016年!

そして、いらっしゃい、2017年!

 

昨年は、仕事の面で、とても実り多い1年だったなぁ、と思います。

クリスマス会については、またお話ししますが、スタジオ全体としても、生徒達の上達が目覚ましいものがありましたね。

 

そして今年は、みんなが一つの方向を見て走り出した年だったのではないでしょうか。

 

今年は初めての発表会がありますし、そこに向けてまた盛り上がっていけたら良いなぁと思います。

 

なにしろ、今年のキャッチフレーズ、

 

 

これなのでね。

 

バレエの良いところが、ギュッと詰まった、

 

私にとっても、皆にとっても、「バレエ LOVEドキドキ」な、一年になると良いなぁ、と思います。

 

それにプラスして、“私らしく”

 

いえね、なんだかね、ふと気がついたんですが、私の口ぐせに「普通のバレエ教室はね・・・」っていうのがあるんですね。

 

あとね、「普通のバレエの先生はね・・・」っていうのもあります。

 

これは、サクラバレエが普通のバレエ教室と違う、← ほ~ら、使った

 

というのを説明する時によく使っていたんですけれどね、

 

それって結局、自分のスタジオと他のバレエ教室を比べてるってことなんですよね。

 

それから、「普通のバレエの先生はね」っていうのも、結局、自分と他のバレエの先生を比べてるってことなんですよね。

 

・・・そこは、もう、どうでもいいかなと。

 

誤解をおそれずに言えば、よそのバレエ教室は、関係ないんですよね。私がやりたいことと。

 

世の中には、“子供達をプロに育てたい”“子供達にバレエの楽しさを伝えたい”“バレエを通して子供達を素敵な大人に育てたい”というバレエ教室は山ほどあります。

 

“大人にバレリーナ気分を味あわせてあげたい”“大人にもバレエの素敵さを教えてあげたい”“バレエを通して美しさや健康をプレゼントしたい”っていうバレエ教室も山ほどあります。

 

だけど、うちはそうじゃない。

 

じゃあ、どういうバレエ教室なのかって言われると、

“大人に夢や希望を与えられるようなバレエ教室”

“観た人に感動を与えられるような舞台と、それを作りあげられる人達を育てるバレエ教室”とでもいいましょうか。

これはね、上手下手じゃないんですよ。舞台の規模でもないんです。

気持ち、だったり、

どこまで、オープンマインドになれるか、だったり、

どこまで、自分と向き合えるか、だったり、

チームワークだったり。

 

たとえば野球で言うと甲子園ね、みなさん感動しますよね?

だけどあれって、よく考えてみれば、テクニックで言えば、プロ野球やメジャーリーグの方がずっとすごいんですよね。なにしろプロですから。

でも私、高校野球の方が胸を打たれるんです。(今年のプロ野球は胸を打たれましたけれどもね)

それはやはり、一瞬にかける、選手たちの想い、なんですよね。

人はその“想い”に感動するわけです。

バレエで言うなら、“100年に一人のバレリーナ”と言われる、シルヴィ・ギエムもね、

私も岡山シンフォニーホールで涙を流しながら、ボレロを観ましたけれどもね。

もちろんテクニックや身体的にも本当に素晴らしいから、人は感動するんだけれども。

でも、それ以上に彼女には“想い”が強くあって。

その“想い”をバレエという踊りにのせて、自分をさらけ出して、舞台の上で発信するから、人はその“想いの強さ”に心を打たれるんだと思います。

 

もちろん、気持ちだけじゃ踊れないこともよ~く知っている訳で。

よ~く、よ~く、知っている訳で。

だからこそ、基礎重視のサクラバレエなのですが。

 

話がそれましたが、ともかくね、サクラバレエは、バレエの甲子園を目指したいと思っています。

今はゆっくりでも、いずれ同じ気持ちを持った人達が、一人、また一人と集まって来てくれれば、いつの日か私は実現すると思っています。

だから、サクラバレエは“大人の本気バレエ教室”なんです。

 

・・・まあ、このあたりは、話し出すと長いので、また別に機会にお話し出来ればと思いますけれどもね。

 

となると、じゃあ、よそを参考にしても仕方がない訳ですよ。

 

だって、そんなバレエ教室、観たことも聞いたこともない。

 

だからもう、これまでの慣例をもとに前にすすむんじゃなくて、目の前の生徒をしっかりと見て、自分が連れて行ってあげたい場所をしっかりと見て、どうやってそこに連れて行ってあげれば良いのかだけを考えれば良いんじゃないか、と。

 

ただ、それだけを、考えていたらいいんじゃないのかなと。

 

正直、心のどこかで、

(大人からバレエをはじめて教師になった私だから、余計にきちんと先生らしくしないと)

(大人からバレエをはじめた生徒達が、私みたいに大人からバレエをはじめたっていうことで、色んなところで、下に見られないように、きちんとしたバレエを教えてあげておかないと)

って、知らない間に肩に力が入っていたんだと思います。

 

・・・なんでしょうね、“ちゃんとした先生”であることを、証明したい感じ?

 

(まあ、じゃあ、“ちゃんとした先生”ってなに?って話になるわけですが。)

 

そういうね、弱さがありましたね。

 

だけど、先生らしくしなくても、私は先生だし。

 

もう10年近く、ずっと先生だし。

 

こうやって、「サクラバレエがいいです!」「桜先生がいいです!」と言って通って来てくれている人達が、何十人もいてくれている訳で。

 

そもそもそれは一体、誰に、どうやって証明しようとしていたの?っていうお話な訳ですよ。

 

それって、意味ないな~って思えてきて。

 

それよりも最近は、

 

“先生らしく”するよりも、“私らしく”すればいいんじゃないの?って思えるようになって。

 

昨年末くらいからかな、肩の力がポンと抜けたような気がします。

 

それに、生徒達に対しても、(よそで下に見られないように、恥をかかないように)の、よそって、一体どこ?って話なんです。

 

ワークショップに行った時とか、引っ越して違うバレエ教室に行った時とか、偉い先生の講習会なんかに行った時に、この世界は、この世界ならではの礼儀やマナーが守れていないと、先生に一瞬で相手にされなくなったり、知らないうちに恥をかいていたりすることもあるんですね。

 

で、それ、私は誰にも教えてもらわずに、ふと気がつけば、かなり本格的なバレエ道をガシガシ進んでいたので、ものすごく、大変だったんですね。

 

それは、やっぱり、バレエが好きで好きで仕方がない一心だったんですけれども。

 

だけど、私にはそれが実はとてもしんどかったので、うちの生徒達には、そんな思いはさせたくない!もし、他のバレエ教室に移った時に、つらい思いをしないように!って、私はよく、バレエの世界のお約束なんかをお話しさせてもらっていたんですけどね。

 

でも、なぜ、私は自分の生徒が他のバレエ教室に移る前提で、ものを考えているんだろう?と、ふと、不思議に思ったんですね。

 

もし仮に、移ったとしても、その人よりも、残り続けてくれている人達のことを考えた方が良いんじゃないの?というごく当たり前のことに、ふと気がつきましてね。

 

それに、みんな良い大人なんだから、他のバレエ教室に移ったとしても、空気読むでしょ、読めるでしょ?って思えて。

 

それに、一体うちの生徒の中の何人が、私と同じところまで、行きたいと思っているんだろう?って。

 

最近ね、わりとみんな、ここで踊る事が好き、というかね。

 

私のような“野心メラメラどこまでもタイプ”(このタイプの人、好きですけどね)よりも、“心からバレエが好きドキドキ踊っていれば幸せだし、上手になれたら最高キラキラ”っていう、『バレエLOVEドキドキ』さんがほとんどなんじゃないのかなぁ、と。(だから、今年のキャッチコピーにもなっているわけですが)

 

それと同時に、ああ、私は本当につらかったんだなぁって気がついたんですね。

 

本格的なバレエ道を、誰のサポートもなく、何ならたまに複数の人に、後ろ足でサラッとキックされたりしながら、くらいついて前へ前へと進んでいくのが。

 

まぁ、これは本気でバレエをやって留学した人なんかは、よくわかってくれる辛さだと思うのですが。

 

“戦い”なんですよね。

 

プロの世界へ近づけば近づくほど。

 

でもその“戦い”ね、やってみたら、あんまり好きじゃなかった。

 

私、負けず嫌いだったし、実はそういう世界も結構好きかな?って思っていたんですけれどもね。

 

私も、ことバレエに関しては、ただただ『バレエLOVEドキドキ』だったんですよね。

 

バレエに関われていれば幸せドキドキっていうね。

 

そして、そんなことを考えていたら、・・・いやぁ、私はサクラバレエをするまでは、本当に一人で戦ってきたんだなぁ、本当につらかったんだなぁって、なんだか、昔の自分に「おつかれさま!」って心から言ってあげたくなりましたね。

 

 

そんなわけで、これからは“先生らしく”より、“私らしく”キラキラ

 

それに、このキャッチコピーをつけた時に思ったんです。

 

(私が、私らしくないと、この場所で生徒が、その人らしくいられないんんじゃないか)と。

 

お互いに、良い先生と良い生徒をそれとなく演じあうよりは、ちょっとくらいハメはずしても良いから、その人らしいほうが、その人の良さが出るんじゃないのかな、と。自然じゃないのかな、と。

 

あまりにも、きちんとしてしまいすぎると、その人の持っている良さが出てこない気がして。

 

ただ、“私らしく”するのと“好き勝手する”のは違うし、“好き勝手”した結果は自分で引き受けなくてはいけないから、そこは突っ込み入れますし。

 

だからと言って、オンとオフをグチャグチャにするつもりはないんですよ。

 

なぁなぁな“お友達”になってしまうと、教えてあげられないことが沢山あるんです。

 

バレエは特に“先生”でないと教えてあげられないことが、沢山ありますから。

 

あとは、出来るだけ約束守ろうよ、とか嘘はつかない方が良いと思うよ、とか、人として…のところはやはり大切ですけれども。

 

『このために、サクラバレエやってます』っていう、核になる部分はゆずれませんけれどもね。

 

でも、みんなが自分らしく、伸びやかに、生き生きとしていられる教室が良いなぁって思うんです。

 

だから、私は私らしく。あなたはあなたらしく。

 

そして、サクラバレエは、よりサクラバレエらしく。

 

従来のバレエの世界の常識にとらわれずに、もっともっと自由に前へと進めたら良いなぁと思います。

 

そうなると、すっごく楽しそうでしょ?

 

ちょっとずつね。

 

みんなと一緒にね。

 

 

サクラバレエが、桜バレエじゃない理由って、わかります?

 

私の名前が桜なので(あ、本名じゃないですよ。アートネームです)、普通は桜バレエでしょ。

 

大抵、バレエの先生の名前がついてますよね、日本のバレエ教室。

 

〇〇バレエスクールとか、〇〇バレエ教室とか。

 

でも、うちは先生の名前じゃない。カタカナ、または英語なんです。

 

なぜか。

 

それは、サクラバレエは、私のものじゃないからです。

 

このスタジオは、みんなのバレエ教室だから。

 

桜は日本を代表するお花だから、日本を代表するようなバレエ教室になりますように、ということも一つ。

 

ここから、ここにしかない、新しいバレエ教室のカタチを世界に発信していくんだという心意気からです。

 

それから、もし私がこのスタジオを卒業しますってなった時に、もし誰かが、あとを引き継いでもいいよ、って言ってくれたら、その時にその人達が受け取りやすいように。

 

みんなでつくって、みんなで育てて、みんなにとって大切な場所になりますように、と。

 

だから、もう本当にオリジナルな唯一無二のバレエ教室で良いと思うんですよね。

 

だからこそ、今、もうすでに、遠くからも通って来てくれている人がいるんだと思うし。

 

いるんですよ、世の中には勘の鋭い人が。 ← ここまで言っておいて、全然違う理由だったらどうしましょ汗

 

なかなかね、生徒一人一人と、こんな話をする時間がないのでね、こんなところで、1人でちょっと語ってみました。

 

・・・楽しい一年にしたいなぁ。

 

きっとなるでしょう!

 

スタジオ生も、そして遠いところや近いところでこのブログを読んで応援してくれている皆さまも。

 

いつもありがとう。

 

皆さんにとっても、2017年が素敵な年になりますように。

 

サクラバレエは今年も走り続けますよ!

 

さあ、2017年、スタートですキラキラ