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先々週からスタートした新連載、『サクラバレエの歩き方』シリーズ。
3回目の今回も、サクラバレエでバレエを習い始めた人が、どんなサポートを受けられるのかをタイプ別にご紹介していきたいと思います。
今回ピックアップするのは、次のタイプの方です。
タイプB
自分の年齢が気になって一歩踏み出せないタイプ。
サクラバレエで一番気になるのは、
「・・・私ぐらいの年齢の人はいるのかしら?」
「・・・今からはじめて、どのくらい上手になるのかしら?」
「・・・この歳からはじめて、トゥシューズで踊れるようになるのかしら?」ということ。
サクラバレエのレッスン風景の写真は、すでにチェック済な人。
このタイプの方にとって、気になるのがスタジオ生の年齢層ですが、サクラバレエでは、現在20代~60代までの様々な女性がレッスンしています。
その中でトゥシューズを履いているのは現在20代~50代の方達で、そのほとんどの人が、大人になってからバレエを始めています。
(中には50歳目前にバレエを始めて、週3~4回レッスンして1年半ほどでトゥシューズを履けるようになったツワモノもいます)
このタイプの人が受けられる主なサポートは、次のとおりです。
1.『生徒がみんな大人である』
2.『先生がわかってくれる』
3.『本当に初心者向けのレッスン』
4.『一人一人に教えてくれる』
5.『本気で教えてもらえる』
6.『段階を踏んで教えてもらえる』
7.『目標を自分で決めさせてもらえる』
8.『色々なことに挑戦させてもらえる』
9.『メンタルをサポートしてもらえる』
10.『レベルを下げないでもらえる』
11.『好きなだけ続けさせてもらえる』
1.『生徒がみんな大人である』
子供が中心のバレエ教室では、大人は子供と一緒になってレッスンを受けることがあります。レオタードを着て子供たちの中に入っていくのはかなりの勇気が必要です。
また子供がいると教師の関心・注意は子供に向けられて、大人はおまけのようになってしまいがちですが、サクラバレエは生徒が全員大人なので、安心してレッスンを受けることが出来ます。
2.『先生がわかってくれる』
サクラバレエの教師は、大人になってからバレエを始めて教師になった経験から、大人からバレエを始める人の気持ちをよく理解しています。
大人からバレエを始めた人の悩みや、大人だからこそ難しいと感じること、逆に大人だからこそ得意なことや、出来ることなどを理解した上で丁寧に指導してくれます。
3.『本当に初心者向けのレッスン』
大人のバレエクラスでは、名前が“入門クラス”“初心者クラス”となっていても、実際は難易度が高く、“初心者クラス”のはずなのにクルクル回っていたり、“入門クラス”のはずなのに、トゥシューズを履いて踊っていたりすることがよくあります。
サクラバレエの“初心者クラス”は“本当に初心者の方へ向けたクラス”です。
中には基礎をおさらいするために参加している経験者もいますが、だからといってレッスンがむずかしくなることはありません。
レッスンは初心者向けのカリキュラムに沿って行われますので、安心です。
4.『一人一人に教えてくれる』
サクラバレエでは、一人一人に丁寧に体のことを教えてもらえます。
子供とちがって、大人は様々な年齢の人達が一緒にレッスンを受けます。
同じことをしていても、20代と50代では注意点が違いますし、年齢だけではなく、ライフスタイルや運動歴によっても体の使い方のクセが、子供の頃よりも大きく違っています。
そのため、サクラバレエではレッスン中に教師が生徒一人一人を丁寧に触ってなおしてくれます。
また、レッスン前後にも声をかけて、一人一人に合った指導をしてもらえます。
これらも、教師が大人になってからバレエを始めてたため、体のことで人一倍、苦労した経験から。
サクラバレエでは、40代、50代の人達が、かなり本気で踊っていますが、それでもこれまでにレッスン中にケガをした人が一人もいないのが、サクラバレエの自慢です。
5.『本気で教えてもらえる』
サクラバレエでは、年齢を問わず、大人にもバレエをきちんと本気で教えてもらえます。
本気というのはスパルタという意味ではなく、きちんと向き合ってもらえるという意味です。
これは、一般的なバレエ教室で大人クラスは美容や健康のためと位置づけられていることが多い中では特別なことです。
教師は生徒の上達を信じていますので、教えてもらったことがすぐに出来なくても、根気強く、何回も何回もなおしてもらえます。
6.『段階を踏んで教えてもらえる』
サクラバレエには、大人向けのクラスがレベル別に初心者から中級まで4段階にわかれています。各クラスにカリキュラムがあり、サクラバレエ独自の“桜メソッド”にのっとって段階を踏んで教えてもらえます。
初心者クラスでは学期はじめの4月には両手でバーを持って、一つ一つのステップの説明を受けるところからスタートし、翌年の3月までカリキュラムに沿って少しずつレベルアップして行くので、段階を踏んだレッスンを受けることが出来ます。(※入会は一年中受付中)
見よう見まねでレッスンを受けるのではなく、理論的に積み上げていくレッスンなので大人でも体に入って行きやすいようになっています。
7.『目標を自分で決めさせてもらえる』
サクラバレエでは各クラス毎にクラス目標を明確にしています。
それに基づいて、生徒一人一人が1年間の目標と3ヶ月毎の目標を決めて、皆の前で発表して、期間が終わればみんなと一緒に振り返ります。
これは大人からバレエを始めた場合、自分が何を目標にして、どこに向かって行けば良いのかがわからないことが多いため、自分自身で目標を決めることにより、自分の夢に向かって自分のペースで進みやすくなるためです。また、みんなの前で発表して、教師も含めた全員で夢や目標を共有することにより、モチベーションが上がることと、周囲からのサポートを得やすくなります。
8.『色々なことに挑戦させてもらえる』
サクラバレエは、生徒一人一人の夢をサポートしてもらえます。
そのため、本人が希望すれば、大人でもトゥシューズに挑戦させてもらえます。
ヴァリエーション(上手な人が踊る特別なソロの踊り)などの主要な役を舞台で踊る機会も与えられます。
色々なことに挑戦したい人には年齢を問わず、繰り返しチャンスが与えられます。
9.『メンタルをサポートしてもらえる』
バレエは自分と他人を比べないことが大切です。上達のペースは人それぞれ違います。習い始めてすぐに上達する人もいれば、何年もたってから急にグンと上達するゆっくりペースな人もいます。
また、大人バレエは様々な年齢や経験、レッスン回数の人がいます。自分よりも年齢が若い人と自分を比べるという事は、その人と100m全力疾走で競争しているようなものです。
どうしても比べたいのなら、過去の自分と現在の自分とにするよう促してもらえます。
どんな人でも、いくつになっても、人は必ず成長します。
他人と競うのではなく、自分が成長することを楽しみながら自分の道を前へと進んで行くことが大人バレエが目指すところであることなどを、サクラバレエでは、繰り返し伝えてもらえます。
こういったメンタル的なサポートを受けることで、バレエを自分らしく楽しむことが出来ます。
10.『レベルを下げないでもらえる』
サクラバレエでは、“大人だからこのくらいで”などとごまかさずに、きちんとバレエを教えてもらえます。
“あなたはこのくらいしか出来ないから”と、バレエのレベルを下げられてしまうのではなく、
“あなたはきっと成長出来る”と信じて、どうすれば、その人が憧れているバレエに近づけるのかを一緒になって考えて、一人一人サポートしてもらえます。
11.『好きなだけ続けさせてもらえる』
バレエを習い始めた大人は楽しければ楽しいほど、“自分はいつまでバレエが踊れるのか”ということを考えるようになります。
バレエは体を使う芸術なので、年齢が上がれば上がるほど、メンテナンスやケアが必要になってきます。そういった意味ではアスリートに近いものがあるかもしれません。
自分の体がまだよく動くうちにサッと引退するのか、それともバレエが“好き”だから、サッカー選手の三浦和良さんや野球のイチロー選手、テニスプレイヤーの伊達公子さんのように、体を整えながらギリギリまで現役を続けるのかを、サクラバレエでは自分で選ぶことが出来ます。
本人にやる気があり、レッスン中の安全性が保たれるようであれば、「もう十分やりきった」と本人が思えるまで、好きなだけバレエを続けることが出来ます。
また引退してからも、今度はサポート役に回って、サクラバレエと関わり続けることも出来ます。
◇
このタイプの人は、年齢や体のことが気になって一歩踏み出せずにいるのですが、実はメンタルがバレエにとても向いていることも多いのです。向上心が強く、バレエに対して積極的に取り組めたり、人生経験の多さから、レッスンそのものを楽しめたり、集中力があったり、大人ならではの表現力があったり。
サクラバレエでは35歳以上の方は特に体のメンテナンスとケアが大切ですよ、とお伝えするのですが、これらの年代の人達は自分の体の変化を敏感に感じ取り、10代20代の頃よりもご自分の体をケアすることの大切さを実感されていることが多いので、自分からストレッチやエクササイズなどを進んで取り入れられることが多いです。
また、子供の頃からバレエに憧れている人が多いのもこのタイプの特徴で、勇気を出してバレエを習い始めてしまうと、憧れだったバレエを習うこと自体や、チュチュを着たり、トゥシューズを履いたりすること全てが楽しくて仕方がない、というケースが多いようです。
サクラバレエはこのタイプの方達もとても多いです。
パワフルでエネルギッシュで向上心が強く、レッスンを受けられることさえ楽しみながら、それぞれにご自分のバレエ道を追求されています。
最後にこのタイプの方へ、この言葉を贈りたいと思います。
“バレエを始めるのに、今日より若い日はない”
バレエを習いたいと思った、今日がチャンスです。
ぜひ、勇気を出して最初の一歩を踏み出してみてください。
これが、このタイプの人がサクラバレエで受けることが出来るサポートです。
次回は“タイプC 頑張り屋さんな人”についてのお話しです。
お楽しみに
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