ポワントレッスンについて | サクラバレエ 

サクラバレエ 

サクラバレエは岡山市にある“大人からはじめる本気のバレエ教室です。
ワガノワメソッドに基づいた大人向けカリキュラムで段階を踏んで上達
出来るよう1人1人丁寧に指導しています。未経験の方ぜひどうぞ!
※スケジュールや料金は“テーマ”から♪

ポワントレッスンについて、スタジオ生から質問があったので、こちらでもお答えしておきます。


サクラバレエでの、ポワントレッスンのステップは次のようになります。


ポワント試験合格!キラキラ


①『ポワントミニクラス 入門』(15分)

     ↓

②『ポワントミニクラス 基礎』(15分)

     ↓

③通常レッスンの『初心者クラス』のセンターレッスンでポワントを履く(2・4週目)

     ↓

④通常レッスンの『基礎クラス』のセンターレッスンでポワントを履く(2・4週目)

     ↓

⑤通常レッスンの『初級クラス』のセンターレッスンでポワントを履く(2・4週目)

     ↓

⑥通常レッスンの『中級クラス』のセンターレッスンでポワントを履く(2・4週目)


※②と③は順番が入れ替わってもOK!


ポワントミニクラスは、センターレッスンで戸惑わないように、ポワントの動きに慣れておくためのクラスです。

また、少人数のため、正しい立ち方を、文字通り、手取り足取り教えてもらえます。


ポワントをそれぞれのクラスで踊るためには、必要な筋肉量が違ってきます。

基本的には、大体

★初心者クラスでポワントを履くには週1回以上のレッスン

★基礎クラスでポワントを履くためには週2回以上のレッスン

★初級クラスでポワントを履くためには週3回以上のレッスン

★中級クラスでポワントを履くためには週4回以上のレッスン

で、つくられるくらいの筋肉量が必要です。


プロのバレリーナは皆、毎日レッスンをかかしません。その上で、舞台のリハーサルや本番でも踊りますので、大変な筋肉量です。

バレエをポワントで踊るという事は、筋肉がしっかりついていることが大前提なのです。

これらの筋肉は、バレエレッスンでつくられることが理想的ですが、大人は忙しいので、子供のように、学校が終わったら毎日レッスンに通う、ということは難しいと思います。

その場合は、私はスタジオ生にバレエ以外でも良いので、運動して筋肉をつけるように、お願いしています。

また、バレエ以外に運動をしている人や、若い頃に沢山運動をして筋肉がついている人は、バレエのレッスンが週1回でもポワントで踊ることが出来ます。

ただし、その場合は筋肉がバレエの動きを憶えていないので、考えながら動くようになりますから、また違った難しさがあると思います。

また、小さい頃にバレエを習っていた人が、バレエを再開してポワントで苦労しているのは、大抵筋肉が理由だったりします。


グランジャンプやピルエット・ピケターンは基本的に週1回のレッスンの人の筋肉量では、テクニックがあっても、正しく行うことは難しいと思います。


チケット制の人に、ポワントをおすすめしないのは、これが大きな理由です。

月に3回ほどのレッスンで出来る筋肉量では、これらの動きは、バレエシューズでも危ないからです。


昔、週4~5回レッスンしていて、難しいことがバンバン出来ていた人で、体験レッスンに来られて、久しぶりにバレエのレッスンをして、ショックでヨロヨロ帰っていかれたりすることもあるのですが(笑)ただ単に筋肉が落ちているだけだったりします。


また、とっても前向きな人が、気合でポワントで立とうとすることがあるのですが、身体がついていっていないこともよくあります。

それは、その人が下手だから立てないということではなくて、大抵の場合はただ単に、急ぎすぎて身体の準備が出来ていないのです。


私が、うちのスタジオに入会されたバレエ経験者の方に、レッスンするのが久しぶりの場合は初心者クラスからのスタートをおすすめしたり、経験者の方にでもポワント試験をするのは、これが理由です。


また、ポワントで間違えた立ち方のまま、沢山レッスンしたため、筋肉がつくべき正しい場所についていなかったり、逆に必要な場所の筋肉が衰えてしまった場合には、その人にクラスを落としたり、ポワントを履くことを休憩して、バレエシューズで基礎レッスンをしっかりやるようにアドバイスをすることもあります。

その状態では、やればやるほど、美しい踊りから遠ざかっていってしまうからです。


そういった事をお伝えするのは、こちらもつらいですが、やはり、長い目で見た時に、本当にその人のためになることを言うのが教師だと思うので。



私はレッスンで人を見る時に、頭の中で数学をしています。


ポワントで、美しく踊るという目標を100として、どこに何をあとどれくらい足せば100になるのか。

さらに、体と心と技の3つを足して、トータルで300にするには、何が必要なのか。


皆さんわりと、練習と知識で300になると思われているのですが、大人で大切なのは身体。これは、小さい時にバレエを習っていて、大人になってから再開された方も同じことです。子供の頃と、大人になってからでは、毎日の運動量が違うからです。(子供の頃って、意味もなく、跳んだり跳ねたり、走り回ったりしていましたよね?車がないから、毎日歩いて、自転車に乗って・・・と知らない間に身体を動かしていたと思います。)


バレエといえば・・・と柔軟性に気をとられている人が多いですが、実は筋肉の方が、もっと大切だったりします。


だから、日本のバレエ教室は、月謝制が多くて、週のレッスン回数が多くなればなるほど、料金が安くなっているんですよね。


沢山レッスンして、正しく美しい筋肉を沢山つけてもらうために。


なぜなら、それは、バレエがもともと、そういうものだからなのです。


プロのバレエダンサーは、皆さん毎日基礎レッスンをかかしません。


理由は沢山ありますが、その中の理由の1つは、やはり体に意識をしっかり向けて、正しく行うバーレッスンほど、しっかりとした筋肉をつくってくれるものはないからです。


・・・というわけで、大人バレエにとって必要なもので、意外と意識されていないもの、それが筋肉。バレエでよく言われる柔軟性は、箇所にもよるけれど、基礎クラス以上になると、あった方が良いですね。


あとは、感受性、音楽性、素直さ、謙虚さ、美意識、音感。


これらも磨いておくと、上達が早いですキラキラ


磨くものが沢山あって、やればやるほど自分がピカピカになっていくから、バレエは楽しいって思います。


好きなことのためだから、磨くことが苦にならないんです。


来年のクリスマス会は、何人ポワントで踊れるかしら?楽しみです。


私も、出来る範囲で楽しみながら、自分磨きを続けていきたいと思います。


来年もまた、みんなで一緒にがんばりましょうね。