サクラバレエのポワント(トゥシューズ)レッスンには、レベルがあります。
まず、ポワント試験に合格した後、
①ポワントミニクラス(初心者) 15分 ・・・ バーで立つことを中心に練習します
↓
②ポワントミニクラス(基礎) 15分 ・・・ バーとセンターで少しずつ踊る練習をしていき
ます
と進みます。これらの2つのクラスはそれぞれ前期と後期の2つのレベルがあり、合計4つの段階をステップアップしていきます。
レッスン内容を前期と後期のどちらにするのかは、受講生のポワント経験やテクニックの仕上がり度を見ながら、レッスンを組んでいきます。
ポワントミニクラス(基礎)の後期に入り、センターレッスンでのポワントワークが安定してきたら、次は通常クラスのセンターレッスンの中でポワントを履いていきます。
ポワントを履くクラスは③初級クラス・④中級クラスです(場合によっては基礎クラスで履くこともあります。)
ポワントミニクラスはトゥで立つステップが、ギュッと詰まっていますので、通常クラスのセンターレッスンでポワントを履くことにより、アテールで踊ったり、トゥに立ったりして、踊りの中でトゥに上がったり降りたりする練習を行うのです。
また、センターレッスンでポワントを履く人がいるクラスは、ポワントで少しずつヴァリエーションも練習していきます。
現在はポワントでセンターレッスンを行っているのは中級クラスのみですが、今年中くらいに初級クラス、そしてゆくゆくは初心者クラス以外の全てのクラスでポワントワークを練習出来ると良いなぁと想っています。
ちなみに、これらのクラス(初級クラス・中級クラス)でレッスンするポワントワークも全て、前期・後期の2つのレベルに分かれており、どちらのレッスン内容にするのかは、やはり受講生の習熟度によって、選んでいきます。
つまり、初級クラスで2ステップ、中級クラスで2ステップ、合計4ステップ
ポワントミニクラスとあわせて、サクラバレエのポワントクラスはトータルで8つのレベルに分かれて、それぞれ段階別のポワントワークを練習します。
バレエ経験者の方で、ポワントを履くのが久しぶりだったり、これまであまりポワントを履いて来ていない方は、今現在、受けているクラスのポワントワークが難しいと感じるようであれば、今、自分が受けているポワントレッスンの1つ前のレベルのクラスを受講すると、より基礎を固めることが出来ると思います。
一番おすすめなのは、ポワントクラスをミニクラス(初心者)、つまり、レッスン1から全てのステップを踏んでレッスンしていくことです。
サクラバレエには、ポワント試験があります。
これは、大人からバレエを始めた人にも、きちんと綺麗に安全にポワントで立たせてあげたい、ポワントを怖いもの、痛いものと思わずに、大好きなものにしてあげたい、そして、ポワントで踊りたい人には、どんなことをしても踊らせてあげたいという、私の熱い想いがこもっているのです。
だから出来れば、全てのステップを踏んで、キッチリ上手になって頂きたい。
そのために、初心者クラスから、全員に足指を鍛えるようにと、手取り足取り、教えているのです。
私に足指を触られたことのない生徒は1人もいないはずです。
生徒をポワントで綺麗に立たせてあげるためなら、ダイエットの相談からテクニックのことまで、出来ることは、なんでもやりますよ、私は。
この8つのステップでのポワントレッスンは、ポワントが大好きで、でも大嫌いだった私から、皆さんへの贈り物。
自分の経験を踏まえて、こうするのが、一番ポワントが上達する近道だと考えてのことです。
上手な人のポワントワークを見るのも大切だし、とにかく踊って身体で覚えるのも大切。
でも、それだと、ある一定のところから、どうやっても先に進めなくなるのです。
ポワントは、バレエは基礎があってこそ美しく踊れるのです。
もちろん、このシステムはこれから、どんどん改良して、バージョンアップして、より洗練されたものしていくつもりですが、
せっかくのこのシステム、賢く利用して、バレエならではのポワントライフを、ぜひ楽しんで下さい。
◇
それにしても、このポワントレッスンレベルを8つのステップにしている話、よく考えたら、誰にも言ってなかったことに今日気がつきました!
私の頭の中と、レッスンプランノートには、バッチリ書いてあるのですが、誰にも言っていなかった!
とっても大事な話なのに!
・・・あぶない、あぶない。
気がつかせてくれた方達、ありがとうございました