おはようございます。
ブログの更新がすっかりお久しぶりになりました。
季節はもう冬ですね。
昨日、クリスマスカードを買いに文具店へ行ったら、年賀状コーナーが大賑わいでした。
もう、年越しですか・・・。
1年は、あっという間に過ぎて行きますね。
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さて、スタジオでは今月からキャラクターダンスのレッスンが始まりました。
いや~、盛り上がっていますね~。
その中でも一番盛り上がっているのは演技のシーンで、扇子を広げた人達があっちでもこっちでも「オホホ」「ホホホ」と小芝居をしている様子が微笑ましい限りです。
実は皆さん、演技が上手なんですよね~。
次はもうちょっと演技色の強い作品をやろうかしらね、と考え中です。
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さて、今回は振りが憶えられない人のために振付シートをつくりました。
イラスト付きの手書きです。
私の画力の高さに、皆さん惚れ惚れしていることでしょう
・・・普通、バレエの先生が手書きの振付シートを配るなんて聞いたことありません。
なぜなら、振付を憶えるのも、バレエの大切な要素であり、バレエを躍る上で必要不可欠だからです。
では、なぜ今回、そうしたのかというと・・・
ひとつめは、このレッスンをしているのが「初心者クラス」であるということ。
キャラクターダンスはクラッシックバレエのポジションを基礎としていますので、バレエのポジションがまだ身体に入っていない初心者のうちは、動きを追うことに気持ちがとられますので、レッスン時間内に振付を憶える余裕がなかなかないということ。
そんな人達が『振付を憶えられない』のは当たり前だということ。
そして、振付を憶えられなくてションボリしている人達に『振付を憶えられない』ということをコンプレックスにして欲しくなかったということ。
バレエの経験が長い人や、視覚が強い人は、パッと見てパッと憶えるのが得意ですが・・・
バレエの経験が短い人や、身体感覚が強い人は、パッと見てパッと憶えることに苦手意識を持っている人が多いです。
けれども、プロ志望だったり、何らかの競争に身をおいているのでなければ、そう深刻になる必要はないと思います。
そこで深刻に悩んだり、劣等感を抱くのではなく、(ああ、私は今は振付をパッと憶えるのは得意ではないな~)という認識だけ持って、『ではどうすればよいのか』を考えていきましょう、ということなのです。
その1つの試みとしての振付シートです。
これは私の場合ですが、あれこれ試行錯誤した結果、私は習った後すぐに、こうやって自分で書くのが一番振付を憶えられるという結論にたどり着きました。
もちろん、人によってさまざまだと思いますが、振付を憶えるそんな一例として、このシートを出しました。
もしあなたが、このシートを見て、わかりやすければ、次から自分でこういった感じで振付シートを作ってみるのも良いと思いますし・・・
(私なら、ざっくりしたパターンだけ書いて、細かいところは動きながら憶えた方がわかるな)と思うなら次回からそうしてみれば良いと思いますし・・・
(文字で振付を書かれると、ダメだわ!アレルギーだわ!数も数えられないわ!)と思うのなら、レッスン前後に私や他のレッスン生をつかまえて、口頭で教えてもらえば良いのです。
自分の得手不得手を冷静に分析して、それをどう乗り越えていくのか、どう補うのがやりやすいのかという方法を、自分で見つけていく。
今回は振付を通して、そんなきっかけの1つになればいいなぁと思っています。
決して「シート渡したんだから、次回までに完璧に憶えてくるようにね、フフフ・・・」という訳ではありませんので、ご安心を。
大人はプライベートで自分の使える時間が限られていますので、その貴重な時間を出来るだけバレエに注ぎ込むべし!などという気はさらさらありません。
けれど、前向きに「よ~し、次回のレッスンまでに、もうちょっと憶えていっちゃおうかな」「あれ?ここは右足から?左足から?どっちだったっけ?」と思った時の助けになるように。
よければ参考にしてみて下さい。