世の中は、3連休ですね。
こんにちは。お久しぶりの桜です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は久しぶりにレッスンのことを書こうかなぁと思います。
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すでにお気づきかと思いますが、最近、スタジオを中心にあちらこちらでレッスンのレベルをジワリ・・・ジワリ・・・と上げています。
なぜなら、基礎をキッチリやっていれば、全体的にレベルが上がってくるのは当然のことで・・・
初心者クラスでは、1年前には両手バーでじっくりタンデュやプリエをやっていたのが、今では片手バーでスイスイと・・・
ポジションもキッチリおさえて・・・
それぞれの人が自分の課題を胸に、キチンとレッスンされていると思います。
ルルベがフラフラだった人も少しずつですが、安定して立てるようになってきました。
もう1つ上のレベルの初級クラスも、プレパレーションや顔の付け方など、きっちり入ってきていますし・・・
バーで脚をとりかえる動きにも少しずつ慣れつつあります。
エポールマンもだいぶ出来てきて・・・
少し早めのジャンプや、回転もそつなくこなせるようになってきました。
・・そんな訳で、スタジオでは、それぞれのクラスがレベルアップして、次の段階に入っています。
動きが早くなったり!
バーレッスンでは斜めになってみたり!
ルルベでやることが増えたり!
センターで、いくつもの動きが組み合わさってくるようになったり!
新技も盛り沢山!
青ざめる生徒さん達!
聞こえてくるため息の嵐!
けれども!
バレエは!
ここからが楽しいのですよ!
・・・ふふふ・・・。
なぜなら、この山を越えることで、自分の可能性が広がり、動きのクオリティが上がり、やがて、あんなに難しかったことが楽に出来るようになってくるからです。
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やったことのないステップや動きの組み合わせは、慣れないし、何をしているのか分からないし、しっくりない。
鏡に映る自分は格好良くはないし、いつものあのステップなら、あのコンビネーションなら、それなりにこなせるのに!なんて思う気持ちも良~くわかります。
・・・でも、慣れない動きに挑戦するという事は、自分の身体に新しい可能性を開くという事。
わからない動きに挑戦している時、その人の脳は新しい情報を取り入れようとしている。
やりにくい動きをしている時、その人の身体は新しい情報伝達の道筋を作ってくれようとしている。
やがて、それらは分かる動きになり、やりやすい動きになり、そうやってその人の脳や身体は1つ上のステップに上がるのです。
バレエはよく、全てのダンスの基礎、なんていわれますが・・・
それは、『軸をとって躍るから』だったり『基本的なポーズが他のダンスによく遣われるから』ではなくて・・・
ありとあらゆる動きをありとあらゆる早さで脳や身体に入れていくから。
基礎をしっかり身体に入れて、基礎が出来るようになると、ひとつ、またひとつと慣れない動き、やりにくい動き、複雑な組み合わせなどをやっていって、脳と身体の可能性をどんどん開いていくから。
そして、それがとても効率良く出来るように、何百年もかけて考えつくされているから。
悩んだ分だけ、苦労した分だけ、みっともない動きをした分だけ、その人の可能性は開かれ、技術が揺るぎないものになっていくのです。
そんな訳で、結局何が言いたいのかと言うと・・・
「これから少~しだけ難しくなるけど、頑張りましょうね」ということです。
むずかしい、わからないと思った時がチャンスですよ!
奥が深そうに見えて・・・実際にも奥が深~いバレエ。
一緒にがんばりましょうね