Yes No 10 | 櫻と葉っぱの物語❤

櫻と葉っぱの物語❤

櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

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Side S

 

 

 

 

 

 

 

 

90分の授業が終わると

 

みんなあっという間に部屋を出る準備をする。

 

 

俺はなぜかいつもの席に座ってたソイツを視界に入れないように準備して、

 

ソイツより早く部屋を出た。

 

 

俺の通う予備校はデカい。

 

 

ビルの1階から9階までの全ての部屋で、授業が行われている。

 

 

英語の授業は4階の一番手前の教室。

 

そして現代文は7階の真ん中の教室だ。

 

 

ビルにはエレベーターもあって、

 

2台あるその場所でエレベーターが来るのを待ってる生徒をスルリと抜けてると、

 

階段で7階まで上がった。

 

 

しばらくしてもソイツは現れなくて、そのまま授業が始まった。

 

 

この教室はとっていないのか、、、と。

 

なぜだかそんなどうでもいいことを心の中だけで思っていた。

 

 

 

 

 

 

翌週の火曜日。

 

今日は一日中、雨が降っていた。

 

 

6月の雨はちょっと寒い。

 

とはいっても小雨程度の雨だったから部活はその雨の中でふつーにあって、

 

そうして全身がいつもよりもドロドロになった。

 

 

シャワーなんて無いからタオルで拭くくらいしかできない。

 

 

下に着るパンツとTシャツと靴下は替えを持って来ているから

 

中に着るそれらはすべて着替えて制服を着る。

 

 

「今日は数学だっけ?」

 

「ん」

 

 

すでに俺の予備校の予定をニノは把握していて、

 

火曜と木曜は何か食べようと誘わなくなった。

 

 

「がんばって」

 

「ん」

 

 

雨は部活をしていた時よりもずいぶん小降りになって、

 

ニノも俺も傘なんて差さずに歩き出す。

 

 

手を振ってニノと別れると小走りにはしって

 

やっぱりコンビニでサンドウィッチを買うと予備校まで走った。

 

 

到着はいつものように授業がはじまるだいたい30分前の時間。

 

なんとなくドキドキしながらその部屋の扉を開ける。

 

 

するとそこに、、、、、