櫻葉❤ぼくのなまえきみのなまえ 1 | 櫻と葉っぱの物語❤

櫻と葉っぱの物語❤

櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

 

 

櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

 

 

*こちらの物語はショートで書いた

ぼくのなまえ

がプロローグとなっております☆

 

*よかったらこちらも読んでから

お進みください☆

お知らせ

 

 

 

 

 

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Side S

 

 

 

 

 

 

手首を縛っていたストールをほどくと

そこにはうっ血したあざが残っていた。

 

 

ベットに縛り付け、頭の上に上げさせていた両腕を

ゆっくり下げさせる。

 

 

うっすら光が灯った薄暗い部屋の中、

 

ベットの上のぐったりした相葉君を眺めると、

全身のいたるところに赤や紫の小さなあざを残し

 

透明や白濁の液体にまみれたまま

ピクリとも動かない。

 

 

よく見ると、

もともとは純白のシーツがさまざまなシミをつくり、

それはぐちゃぐちゃに乱れ、

ついさっきまで行われていた行為の

生々しい爪痕を残している。

 

 

 

見ていられなくなって

相葉君とそのシーツを隠すように

上から毛布を掛けた。

 

 

 

相葉君は動かない。

 

 

 

相葉君のサラサラの髪が

汗やほかの何かによってベタベタに濡れている。

 

それが相葉君の整った顔を隠していて、

ここから表情は見えない。

 

 

 

ゆっくり立ち上がり

ベットルームの扉を開ける。

 

 

 

「、、、ごめん」

 

 

 

 

思わずつぶやいて扉を閉めた。

 

 

 

 

 

 

何も考えられなかった。

 

 

ただ手足が勝手に動き

バスルームに向かって歩いていた。

 

 

シャワーをひねると

そこから透明な液体が勢いよく自分の全身を打ち付けた。

 

 

 

その液体が

暖かいのか冷たいのかもわからない。

 

 

 

たっているのがやっとで壁にもたれかかった。

 

 

 

 

あまたの中は

相変わらず真っ白で

 

 

 

何も考えられなかった。