櫻葉❤
ご理解ある方のみおすすみください☆
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Ｓｉｄｅ S
ーしょうちゃん！ー
君に呼ばれるだけで
笑顔になってる自分がいる。
もともと嫌いな名前じゃないけど
なぜだろう
相葉君が呼んでくれると
なぜか自分を好きになれた。
ーしょうちゃん！！ー
相葉君の声には
パワーがある。
なぜだか心が温かくなる。
あの笑顔で
あの声で
もう一度呼んでほしい。
その思いがどんどん強くなる。
どんどん強くなって
気づけばただ苦しくなる。
その声を
俺だけのためにきかせて。
他の誰の名前も呼ばないでほしい。
他の誰も見ないでほしい。
いつからだろう。
いつからこんな風に、、、
独占欲という見えない真っ黒な渦に巻き込まれて
身動きが取れない。
あの声を
あの笑顔を
相葉君の全てが欲しい。
自分が自分じゃなくなる感覚。
こんな想いを抱えて
もう友達ズラもできそうもない。
溢れ出た想いを
いったいどうしたらいいかわからなくて
君を閉じ込めた。
ーーーしょうちゃん…もうやめて…ーーー
ーーー離して…痛いよーーー
ごめんね。
泣かしたいわけじゃないんだ。
ーーーしょうちゃん…やだ…こんなの…ーーー
ーーーこんなの…やめて…ーーー
でも
出来ない。
離してあげられない。
自由になんてしてあげられそうもない。
ーーーやだ…こんなの…おかしいよ…ーーー
嫌われたくないって思ってた。
でも
それ以上に
ーーーやめて…こんなことしないで…ーーー
ーーーこんなの…イヤだ…ーーー
ごめんね。
もう後戻りは出来ないんだ。
ーーーもうやめて…しょうちゃ…や…ーーー
ーーー…あぁ…いやだ…っ…ーーー
ごめんね。
君の呼ぶ
自分の名前が好きだったのに。
ーーーしょうちゃ…ん…ーーー
君が泣きながら言う
自分の名前に
僕も知らずに涙があふれる。
泣いてる君も好きだって
もうおかしいよね。
ーーーこんなのいやだ…あぁ…ーーー
ちがうよ。
もっと呼んで。
ーーーあぁ…うぁ…ぁっ…ーーー
ちがう。
それじゃない。
ーーしょうちゃ…なんで……
ーーなんで泣いてるの？ーー
泣きながら
君を抱けば
君は優しく
僕の名前を呼んでくれた。
ーーしょうちゃん…泣かないで…
ごめん。
ごめんね。
ーーーしょうちゃん…
君を好きで
ごめんね