私たちは食べたもので出来ています。
代謝とは、食べたものを体の中で
変化させることを言います。
生命を維持するために必要なエネルギーを作り、
作ったエネルギーを使い、
新しい細胞を作り、
老廃物を捨てる
代謝は生きている限り、
毎日、体の中で行われています。
体にとって、まず、必要な栄養素は炭水化物です。
炭水化物は体内でブドウ糖に分解されます。
ブドウ糖は脳や体のエネルギー源になります。
体に必要なエネルギーが十分にないと、
体に様々な不調が起こります。
疲れやすくなる
低体温や冷え性になる
肌が荒れる
筋肉が減少する
消化吸収のリズムが崩れる
たんぱく質、脂質、ビタミン、
ミネラルも代謝に必要な栄養素です。
代謝を上げるには、
栄養素のバランスが大切です。
栄養素の理想的な割合は、
たんぱく質15%
脂質25%
炭水化物60%です。
最も効率よく燃える栄養素は炭水化物なので、
炭水化物が足りないと、
脂肪が燃焼しにくくなり、
お腹周りに脂肪がつきやすくなります。
消化吸収の面でも栄養素の割合は大切です。
炭水化物は、
唾液の消化酵素から消化が始まりますが、
たんぱく質は胃液から
脂質は十二指腸で、
肝臓から分泌される胆汁により乳化された後、
膵液で消化されるため、
消化の始まりが遅いので、
割合が高くなると体に負担がかかります。
また、早食いをすると、
未消化物がそのまま腸に運ばれて、
腸内環境が悪くなるので、よく噛むことが大切です。
食事をする時は、
ごはん6割に対して、おかず4割にすると
理想の栄養バランスになります。