離婚の危機④ | さくらの乳癌ブログ

さくらの乳癌ブログ

でかぱいアラフィフが乳癌になりました
浸潤癌硬癌 温存手術⇒放射線治療終了~
現在はホルモン療法 タモキシフェン服用中
骨粗鬆症になっちゃった!!

アメトピ掲載ありがとうございます。

今度は”リアル夫婦喧嘩”です(^^;)

⇓  ⇓  ⇓  ⇓  ⇓

離婚の危機③

 

 

 

 

 

婆に土下座された後

自室に篭り 下の階には行っていない

そう もちろん 私は

朝ごはんも昼ごはんも食べていない

 

こういう時って

お腹が空かないもんだね

お菓子も食べる気になれない

 

こういう時でも 婆は実家に行く

爺をおいて 必ず行く

結婚してから週に一度は行く

私の兄が危篤だった時も

「実家に行ってきていい?」とおくそびれなく言う

たいした性格している

婆の父親が生きているうちだけかと思ったら

父親が亡くなっても 

誰も住んでいなくても

それでも週に1回は実家へ行く

 

自分が爺と離れたいが為に

私に押し付けて行くのが腹が立つ

 

婆は自分の兄妹に連れられて行くんだけど

兄妹が居なくなった私には

羨ましい光景でもある

 

帰る家がない私にとって

婆が実家へ行くその行動は

羨ましくもあり 憎いこと

 

爺のお昼は作らなくていいと

婆に言われていたので 作らなかった

 

私は何かを食べようと思ったけど

自分の分を作って

自分だけで食べるなんて出来ない

(それが優し過ぎるというのか?)

時間をずらそうかと思ったけど

結局 食べずに終わった

 

お昼が過ぎるのを待って

夕飯に 久々にモツ煮でも作ろうと

下の階へ行ったら 爺がキッチンに居た

会話はない

この空気感が堪えられない

それでも準備を始めた

 

最近のニンニクって 

匂いが少ないんだね

入れても入れても 入れた気がしない

ちょっとニンニクの匂いが欲しくて

旦那にラインした

 

「チューブのニンニク買ってきて」

 

離婚を突き出された

次の日とは思えない内容

 

私の性格でもある

 

一度寝てしまえば

前日のイヤだった感情がおさまる

 

忘れたわけではないけれど

”それとこれとは話が別”って感じで

普通に接してしまう

 

これが 今まで長続きしてきた

”コツ”でもあるかもしれない

 

夕飯時に旦那が切り出した

 

「昨日は言い過ぎた ごめん」

 

婆に言われたんだろ?

あんたの気持ちじゃないよね?

素直に受け止められない

 

言い過ぎたって言うけど

どの部分を差して言ってる?

爺婆がアパートへ出て行くってこと?

価値観が違うって言ったこと?

離婚って言ったこと?

私は聞いてみた

 

「それは何について言ってるの?」

 

モゴモゴと話し始めたけど 聞く気にはなれず

 

「それは今 ここで話す内容?」とまた突き放す

 

「皆が居る時の方がいいと思って・・・」

そう旦那が言ったけど

 

「私は夫婦で会話がしたい」

 

私がそう言うと沈黙した

もう どう対処していいのか

わからないんだろうね

足りない頭で考えろよ

 

「モツ煮・・・久し振りだね

 美味しいね 1年振りかな」

と婆が話し出した

 

んなわけねーだろ

確かに

気候が寒くなってからしか作らないけど

1年振りってことはないだろ

普段から私が”作ってない”って言いたいわけ?

(ああ出たよ・・・私の僻み根性)

 

「今年になって何回か作ってるよ」

私は話を遮る

可哀相かなって思って話題を提供する私

 

「最近のニンニクって あまり匂いがしないよね

 匂いで”美味しい”って部分あると思うんだけどさ」

 

たわいのない会話で夕飯時間終了

私はさっさと食べ終わり

自分の食器だけ洗って 拭いて

食器棚に戻して 部屋へ向かう

 

食事を終えた旦那が部屋へやってくると

「昨日は言い過ぎた ごめん」と

夕飯時と同じような言葉を並べる

 

それに対して私も

「それは何についていってるわけ?」と

同じような会話を続ける

(タイムスリップしているみたい)

 

「離婚するしかないって・・・」

 

言葉を詰まらせて言う旦那に向かって

 

「私から離婚を切り出すのはわかるけど

 そっちから離婚の言葉を聞いたのはショックだよ」

 

「ごめん・・・」と旦那が言ったけど

私は許さない


「私は一生忘れないからね」

 

 

続く

 

イベントバナー