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医者井戸を掘る―アフガン旱魃との闘い/中村 哲

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カラー版 アフガニスタンで考える―国際貢献と憲法九条 (岩波ブックレット)/中村 哲

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やはり、凄い報告会だった。
1時間前に会場に着く。
いつもの母ちゃんのクセで、前列で聴くことにした。
会報や、パンフレットをもらって、それを読みながら、開演を待った。
そこに小さな体の先生が座れている。
静かな声でビデオや、写真を見ながらの説明会。
連日の強行軍でお疲れの様子。
この後、数日でアフガニスタンに帰られること。
パキスタンの大洪水はアフガニスタンでも大きな被害を出したそうだ。
用水路にも被害が出て、帰ればまた、被害箇所の補修が待っているとのことで、8月に日本に帰国する間際まで、工事に係られていたらしい。
その洪水の被害で、コレラなどの伝染病が発生している。
これらの洪水など、マスコミは一切報道していない。
世界から、忘れられた国なのである。
先進国の物差しでは計れない国民性がある。
その国民性を大事にしての活動など、詳しく聞くことが出来た。
ともかく、凄い人である。
あの大河を制し、素人ながら、険しい山肌を沿うようにして、用水路は作られた。そこで、今年は米が取れ、砂漠が緑の波打つ畑や田んぼになっているのだ。
もう、日本政府や国連などの援助は、一切あてにしていないその潔さ、
先進国の援助のやり方の間違いなど、話された。
もう、国とか、そういった世界で仕事をされているのではない。
ただ一途に生きるための仕事をされている。
2万人の会員の寄付、募金だけで作り上げられたマリワード用水路。
ここにあるのは日本人の温かい心とアフガンの人の平和への取り組みがあるだけで、なんとも潔い。
人間が生きる最低限の条件は水の確保であること。
命を救うには、医療も大事だが、生きる環境を整えなければならない。
マスコミの報道や、評論家や政治家など、現在の日本では粒が小さいようだ。
そんな世界から、抜け出た感じの先生の話だった。。
援助というものは援助される方のやり方に合わせるという信念は貫き通されている。それが凄いことなのだ。
15年も看護婦として、先生のそばで仕事をされていた藤田さんの話しを聞くことが出来た。
その後の質疑応答。
これには参った。
アフガニスタンの現状をあれだけ、話されたのに、
何を聞いていたのか、わからない人の質問が多く、失望だった。
これが今の日本人かもしれない。
先生と質問者の隔たりを感じながらも、
この機会に恵まれたことに感謝。
そして、日本の治水工事の優秀さがわかった。
300年も前の技術が、砂漠を農地に変えたのだ。
世界の何処にも負けない優れた知識を
持った先人の知恵の感動した日でもあった。
武器や、軍隊では平和は来ないのである。
水と人が豊かに食べていけることが、平和への道のような気がした。
これらの本に書かれて信念は緩いではいなかった。
帰り道、娘と二人、今の日本で叫ばれている憲法第9条改正問題について、
話し合った。
憲法9条は日本の宝かもしれない。
アジアの奥地のアフガニスタンでは、親日派が多いらしい。
もう一度、考える必要アリ。

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