今年亡くなったのは二人とも認知症で長年入院生活を送っていた。入院代もさることながら、病院に通い、世話をする家族も大変だった。特に、病院探しには苦労したはずである。両親には残酷なこれからの入院が簡単に出来ないであろうとは伝えてあるが、昔簡単に入院できた感覚があり、いくら言い聞かせても理解は出来まい。
父が重い頚椎狭窄症になろうとしている。手立ては手術しかないのであるが、それも早くしなければならないのだ。決心がつかず、今も迷っている。最悪の場合、首から下は麻痺し、手足が動かないようになると言われている。健康であれば、いくらでも長生きしても良いが辛い痺れがある父は早く死にたいと口癖のように言う。
癌を手術した母は元気いっぱいで過ごしているがこれもいつまでかわからない。身内の死は辛い。永遠の命がほしいと願う気持ちもあるが、こればかりはどうにも出来ない。親の死を見送った従兄たちにしてみれば、半分は肩の荷が下りたようなほっとしたものがある。
ここは田舎なので、兄弟がいよいよ危ないときにはみんな集まるのが通例である。でも、私たちからすれば、その場にはとてもいられない。死に行くのを待つような気がしてならないのだ。だから、両親には言ってある。いざと言うときにも、家族だけで見送るからと・・・葬儀も身内だけでひっそりと済ませるからねと・・
本人の希望も聞いておかねばならないので、深刻にもならず、家族の話題として、取り上げている。今年は父に介護保険の認定を受けさせ、少しは寝てばかりいる生活をやめさせなければならない。我が家も10年のうちに両親は黄泉の国へ旅立つであろうから。それまでは、自分の好きなことをして過ごさせてやりたい。
そう思ったのだが、父本人はリハビリに行こうとしない。痺れを理由にして、行かないのだ。
もう、どうでも良い。やはり、認知症の初期段階に入ってきた。要支援2から、要介護2と介護度が上がった。本人には言えないが、子供として、それなりの覚悟をしなくては。

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