わり算に入る前に、次はたし算・ひき算・かけ算の筆算の話です。
筆算は繰り上がり、繰り下がりのないもの→あるもの→ケタが増える、の順に、レベルアップ
最初に、筆算は1ケタ目からやるということをしっかり習慣づけないと、あとあと繰り上がり、繰り下がりの筆算で間違えてしまいます。
大人にとっては当たり前じゃんと思うことですが、けんちゃんは左から見てしまうのか、2ケタ目から先に計算しようとしました。
先生が赤↓でこちらから計算、と印をつけてくれたりしました。
1ケタ目から計算するクセがつくと、繰り上がりのたし算は、繰り上がりの数字を小さく書く方法で、出来るようになってきました。
繰り下がりの方が苦労しました
最初の頃の間違いのパターンとして、繰り下がりのあるひき算の筆算で
21
ー 7
26←✖️
というように、下から上を引いてしまう間違いをしていました。
そして繰り下がりばっかりやっていると、
38
ー 4
のような、繰り下がりなしで引ける筆算も、十の位に斜線をひいて、10かりてきてしまい、ワケわからなくなったりしていたこともありました
「1から7はひけないから、隣から10かりてきて...」
「8ー4はひけるから大丈夫」
と毎回確認するように教えました。
次に、かけ算の筆算(まずは繰り上がりなし)に進むと...
よく間違えたのが「0」が入っている問題です。
上のプリントの⑩のように0×4=0を4と間違えたり、0×4=0だと答えられるようになると、今度は0+4=0、4-0=0と間違えたりもしました。
「0を足す、0をひくは何も足さない、引かないから、そのままの数字になる」ということは、具体物を使って説明すれば、そっかとわかるようでしたが、
「0をかけると0になる」を「4こが1皿分だと4こ、2皿分だと8だよね? 4こが0皿分は何もない、だから0なんだよ」と教えてもわかりづらいようで、混乱していました
その後、繰り上がりのあるかけ算に進み
2ケタ×2ケタ、3ケタ×1ケタなどケタを増やしていきました。
最初は計算の方向を矢印で示してもらったり、計算順序を色分けしてもらったりしていました。
細かいことですが...
最初の頃は全ての計算を小さく書いていましたが、5年生の時、先生に小さく書く計算を減らすように教わりました。
私が手書きで説明しています
↓
今は忘れそうだと書いて、大丈夫と思ったら書かないでやっています。
私としては、間違えるよりは、小さく書いてもいいんじゃないかと思っていますが。
かけ算の部分は合っていても、最後のたし算で繰り上がりを忘れたり、もったいない間違いは今でもあります
学校では、かけ算・わり算に進んでも、たし算・ひき算の復習を繰り返しやってくれました。
しばらくやらないでいると、計算方法を忘れてしまうので、復習は大切でした。
四則計算は
計算方法を覚えて、丁寧にやれば、出来るようになるので根気強く繰り返す
間違えやすいパターンがあったら、そこを教える
雑に書くと間違えやすいので、大きめの字で丁寧に書く習慣をつける
スピードはゆっくりでもいいから、丁寧に正確に
なんだか丁寧にばっかりですね
だんだん正解率があがり、計算方法も忘れないようになっていきました。
今も暗算で出来そうな計算も、少しでも不安なら筆算で計算しています。時間はかかりますが、確実にやりたい様子。慎重で真面目な性格が出ていると思います。
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