しばらく間があいてしまいましたが、『算数を教えてみる』シリーズ、次は九九です。
学校で3年生の5月から学び始めました。
※ちょうど同じ頃、2年4ヶ月続けた、くもんの算数を辞めました。テーマ『くもん』にも経過を書いてありますが、くもんの、暗算で、時間内に100点を取れると次のステップに進む仕組みが、けんちゃんには合わないかなぁと感じ始めたからです。そろそろ別のやり方に変えるタイミングかなと考えました。結局、くもんでは九九には進めませんでした。ですが、数に親しみ、たし算・ひき算が出来るようになったこと、くもんには感謝しています!
ダウン症児は繰り上がり、繰り下がりよりも、九九の方が得意な子が多いのではないでしょうか。
なぜなら歌で覚えられるからです。けんちゃんも学校でも家でも九九の歌を聴いて覚えました
家ではこのDVDを買って見せていました。
学校で九九の学習が始まり、2の段、3の段、4の段と教わったところ、3の段が一番最初に言えるようになりました。
九九を覚えると同時に、かけ算の意味を具体物やプリントで教わっていました。
九九の暗唱で、苦手だったのは4の段。
元々、発音の問題で4を「よん」、7を「なな」と読む方が言いやすく、そう読んでいたので、九九では4を「し」7を「しち」と読むことに苦労し、「し」と「しち」がごっちゃになったりしていました。
ダウン症児が4の段でつまずきやすいことは、本で読んで知っていたので、4の段は後回しにしました。
また、なぜか、奇数の段の方が得意でした。言いやすいのでしょうか?
3の段、5の段は覚えやすいのはわかる気がしますが、「し」と「しち」がごっちゃになっていたはずの7の段も、4の段よりスムーズでした。
あとは6×9=54のようにリズムのあるものは覚えやすかったようです。
歌で覚えて、まずは、このような表を見ながら唱えられるようになり
そのうち、何も見ないで暗唱できるようになりました。
練習を重ね、全部暗唱出来るようになった時は本当に嬉しそうでした
九九を覚えると達成感がある
算数への苦手意識が減り、自信がつく
九九を覚えると、後に、わり算も出来るようになる
と思うので、繰り上がりのたし算やひき算でつまずいてしまっても、九九にチャレンジしてもいいのでは?と、個人的には思っています。
算数で初めて明るい見通しを持てたのが、九九でした
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