昨年、このシリーズが出版されたことは知っていました。
元々、本好きな私、結構ダウン症関連の本は読みましたし、初めての子育てで、ましてやダウン症、何か指針が欲しい、マニュアルがあるなら知りたい一心で、けんちゃんが小さい頃だったら、絶対に買っていたと思います。
どんな内容なのか、知りたくて図書館にあったので借りてみました。
4分野にわたってダウン症の特徴が詳しく書かれているし、何より、9章に自宅で出来る『〇〇を育てるための支援プログラム』が載っているのがよいと思いました。
具体的ですし、きっと、十数年前の私なら、ガンバロウと張り切っていたと思います。
でも、8章の『〇〇の育ちを把握するためのアセスメント票』にだけ、ちょっと、ひと言だけ、私見を。
これ、本当にダウン症の平均なんですかね だとしたら、最近のダウン症の子は発達が早いのかな...。
例えば、
丸、三角、四角の型はめができる(0-1歳):2知能より
二語文が話せる(2歳):1ことばより
後ろ歩きをする(2歳):3体より
は一例で、細かく、何がいつ、出来たかは、今となっては忘れてしまったり、記録がないものも多いのですが、全体的にレベル高いわと感じました。
正直に言います。いつ歩くだろうか いつ言葉が出るだろうかと気になってしまう人は、ここの年齢は見ない方がいいくらい。でも見ちゃうと思いますけれども。
私自身、小学校入学くらいまでは発達が気になって、気になって、周りのダウン症児や本に書かれている『平均』と比べていました
こんなに細かくて詳しいアセスメント票があったら、これは出来る/これは出来ないと、ナーバスになって、一喜一憂していたことでしょう。←あくまでも昔の私の場合ですけどね。
そして『平均』より遅いと落ち込んで、いつしか、ガンバロウという初心を忘れて、やる気を失い、本を開くのが億劫になっていたかもしれません
人と比べるんじゃなくて、目の前の我が子をよく見てあげることが大切って、わかっているんですよ。でも頭でわかっていることと、心がどう感じるかは別なんですよね~。
本自体はとてもいい本だと思うのです。決して批判しているワケではなく、こんなにダウン症だけに特化した本をシリーズで出して下さって、ありがたいと思っています。
この本を手にした、小さい子の保護者の方々には、アセスメント票はどういう順番で発達していくのか?を参考にする程度にして、どうか『たのしく』、パパ&ママが笑顔でプログラムに取り組んで欲しいなぁと思いました。
うちの子、結構、いい線いっているんじゃないと親ばかくらいで育てた方が、きっと結果的にいいと思います。
老婆心のお節介でしたらスミマセン
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