アンガーマネジメント | ♡さくらの心もお金も豊かなHappyful Days♡

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35歳で離婚、37歳で再婚。会社では管理職やってます。40歳からの、心もお金も豊かな生活を目指します♡

先日、日本アンガーマネジメント協会の方のお話を聞く機会がありました。

 

 

そもそも、「アンガーマネジメント」という言葉を普段あんまり耳にしないんだけど、雰囲気的に、「怒りをコントロールすること」なのかな?なんて考えていた私。

 

 

まぁ「怒りのコントロール」で間違えてはいないんだけど、

 

 

実際には、「怒り」と「上手に付き合っていく」ための心理教育だそうです。

 

 

お話では、もっともっと奥深いお話を聞くことが出来て、私たちが普段感じている「怒り」についての考察だったり仕組みだったりをわかりやすくお話してくれる感じ。

 

 

(詳しくは協会HPを見てみてくださいね。色々セミナーとか全国で開催されていたりするので、参考までに。。)

 

 

 

 

私たちには、「喜怒哀楽」という感情があって、「怒」以外の「喜び」「哀しみ」「楽しさ」などは、比較的相手に伝えやすいし、自分でも表現しやすかったりするけど、特に私個人的な話をすれば、「怒り」を相手に伝えるってホント難しくて、喧嘩になったり揉めるのがイヤで、「怒り」という感情にフタをすることもしばしば。

 

 

まだ、「揉めたくないな」とか「喧嘩になったらどうしよう」とか思うほどの余裕が心にあればいいけど、それすらも考える余裕がなくて、いわばカーッとなる「感情的な怒り」を感じた時に瞬時に爆発すること・・・アルアルですよねえ。私もあります。(笑)

 

 

 

そんな時は、まず怒りを感じて7秒間、グッと何か言葉に出すのをストップするといいらしい。なぜ7秒なのか?は色々諸説あるらしいけど、7秒で怒りを鎮めるとかじゃなくて、感情的になっているのを少しクールダウンさせるには「7秒」というのは効果的らしいです。

 

 

 

確かに、「怒り」を感じて爆発させて相手にすぐモノを言って・・・何か事態が好転した試しがないのも確か。仕事でも家庭でも、人間関係全てに当てはまるんじゃないかな。結局言いたい事や自分の気持ちが相手に伝わる事なく、物事が悪い方向に向きやすくなっちゃう事って、、ありますよね。

 

 

 

でも、「怒り」を我慢して自分の中に閉じ込めていりゃそれでいいか、というとやっぱりそれも違くて、ちゃんと何に対して怒っているのか、相手に伝える事が大事。

 

 

問題は・・・

 

 

伝え方ですよね。

 

 

 

 

私も上手に怒りを伝えられるタイプじゃなくて、どちらかというと我慢しちゃうタイプだから、どうやって伝えたらいいの?っていうのはおそらく永遠のテーマ(笑)。

 

 

 

協会の方のお話曰く、

 

 

「怒り」という感情は「二次的感情」なんですって。

 

「怒り」を感じる前に、必ずどうしてその「怒り」を感じる事になったのか、という物事があって、その物事の中に「一次的感情」というのがあるみたいです。

 

たとえば、「不安・哀しみ・寂しさ・・・」などなど。

 

 

 

 

 

私の例でわかりやすく言えるかは謎だけど、たとえば、私は毎週日曜日は夫が出かけちゃうので、一人で昼間過ごして、夕食も一人で食べています。(これは事実)

 

 

今はこの生活に慣れちゃってるから、さほど何も感じないけど、この生活に私が「怒り」を感じるとするならば・・

 

 

『どうして、日曜日という休日に私一人置いて出かけていっちゃうの?!私が出かけたい場所に一人でお出かけしなきゃいけないし、いつも一人ぼっちで夕食食べるなんて寂しい・・・』

 

 

『一体どこに出かけているというのかしら?!あー腹立つっ!!』

 

 

 

こんな風に変換されるのかしら?

 

 

そうです、最初は「寂しい」という感情が湧き出てきていて、その次に「腹立つ」という怒りの感情になっているんですよね。んで、この2番目の「怒り」の感情だけを相手に伝えるとすると、、

 

『まったく日曜日にどこに出かけてるっていうの?!家の事や愛犬の事、ほったらかして毎週出かけるなんて協力性もあったもんじゃない!常識的におかしいでしょっ!』

 

とかなっちゃうんですよね、一般的に。

 

 

自分の怒りだけならともかく、そこに自分の中の「一般論」や「正論」を織り込みながら伝えようモノなら、相手はおそらく逆ギレします。実際我が夫も逆ギレというか・・だんまりを決め込んで話をしてくれなくなりました。

 

 

 

なぜなら、自分の「一般論」や「正論」ってあくまで自分だけの固定概念であり、相手もそれを「常識」と思っているかどうかは別問題だから。すると、問題はどんどん違う方向に発展しちゃったり。

 

 

 

・・で、どうやって相手に伝えると効果的かというと、

 

この最初の気持ちの「寂しい」という一次的感情を「私は」を必ず主語にして伝えるんだって。

 

 

『私は、毎週日曜日一人で夕食を食べるのは寂しいと思っているの』

 

 

こんな感じかな?

 

 

あくまで「私がどう思っているか」を伝える事にとどめておいて、その時に「周りもこう言ってる」とか「一般的にこうだ」とか、そういう事は言わない方がベターとの事。

 

 

 

この話を聞いて、なるほどなるほど・・・と妙に納得。

 

 

 

夫婦問題に限らず、職場での関係や親子関係、「人と関わる」にあたり、全てにおいて通用しそうな伝え方ですよね。

 

 

 

 

 

たとえば、別居された、離婚届け突きつけられた・・色々自分の想定の範囲外の事をされた時、しばらくすると、「怒り」の感情って必ず湧いてきます。事実、私もい〜っぱいたくさん怒ってました(笑)

 

 

「今の生活全て投げ出して、別居するなんて一体どういうつもり?!社会人として、大人として責任なさすぎるし、出てくなら出てくでいろんな事しっかり片付けてケリ付けてから出てくべきでしょー!!愛犬のお世話だって私に全部押し付けるなんてほんとに腹立たしいっ!!!」

 

「簡単に離婚届持ってくるなんて一体何考えてんのかしらっ!離婚するのに家の事だってあるし考える事山積みなのに、責任感もへったくれも無さすぎて、考えの浅さにマジ腹立つわっ!」

 

 

・・・などなどね。

 

 

 

 

これはすっごく思っていたし、ぶっちゃけ今でも全く思わないか、と言われれば時折思い出しては怒りが出てきます(笑)

 

 

でも、その「怒り」を感じる前に、突然夫が家からいなくなった時に感じた「空虚感」であったり、「悲しさ」であったり、言われてみれば、ちゃんと私もそういう一次的感情を感じていたのよね。時間とともに、怒りが大きくなって忘れちゃう感情だけど。

 

 

その一時的感情を「私はこう思っていたのよ」って落ち着いて伝えられたら・・また違う結果になっていたかもしれないし、これから先何かの機会があって、それを伝えられる日が来たら、何か自分の中でも変化が起こってくるのかもしれないですよね。

 

 

 

ま、こんなに冷静に分析出来るようになったのも、「1年」という時間の経過を経ているからこそ。問題の真っ只中に居た時だったら、こんなに冷静に考えたり出来なかっただろうな、とは思いますが(笑)。。。

 

 

 

 

2時間位の協会の方のお話だったけど、実にためになるお話でした。

 

 

 

そもそも私は、「べき」を手放す、とかそういう思考はこの1年散々実践してきたから、比較的協会の方のお話もスムーズに聞く事が出来たけど、夫婦問題が起こる前に聞いたら、「は?何言ってんの??」って感じていて、全く身にならなかったかも。

 

 

夫婦問題が起こったからこそ、今まで理解出来なかった思考やお話が妙にストンと納得出来るようになった事って実はとても多くて・・

 

 

 

きっとそれは私の「豊かさ」を増す事につながっていくんだろうな、と自分では思っているのです。

 

 

 

問題って悪い事ばかりじゃない。悪い事のが多いかもだけど、100に1つ位は実りがあったり収穫出来たりして・・そんな小さな事ひとつひとつに目を向けて、自分が成長出来たら、幸せへの第一歩になるかもしれないですよね。