私はここ最近、読書たるものを時々しているんですが、職場の同僚にすすめられて、実際読んでみて、大変感銘を受けた作品が、堀江貴文さんの「ゼロ」という本です。
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夫婦再構築なり、離婚なり、夫婦問題に悩んでいる時って、いろんなサイトを見たりしていると、まず目につくのが「良妻賢母」ではないでしょうか?
私は、良妻賢母の存在すら1年前は知らなかったんですけど、あまりに色々な方が紹介されていたり、実際「良妻賢母認定講師」というモノが存在しているという事に驚きを感じた事もありました。
でもね、、
なんとなく、私の中では、ヒットしないというか、しっくりこないというか。
「読んでもいない、手にもしていないのに知ったような事言うな」と言われそうだけど、実際、今でもあんまり「手にして読んでみよう」という気にはならないんですよね。
もちろん、いろんな方が紹介しているブログを読んでいくと、今悩んでいる問題や課題解決のヒントを得られるかもしれない、まだまだ知らない事を学べるのかもしれない、という想いはあります。
でも、、、
私的には、日々いろんな方が、良妻賢母について、色々解説してくださったり紹介してくださったりしているので、それを読んでいれば十分だわ、という思いにもなってますし、それ以上自ら学んでみたい、という気には今はなれないのです。
・・っていうか、読む前からなんだか良妻賢母系のネタは、すでに「お腹いっぱい」っていう感じにもなりつつあるから、今はまだ時期じゃないって事なんでしょうし、これから何かの拍子やご縁があって読むのかもしれないし、それは謎。
たぶん、それは、私は今起こっている問題を単なる「夫婦問題」とは捉えていないからだと思っているんです。
夫とやり直したい
夫とまだ愛のある生活を取り戻したい
そういう思いが・・・薄いのかもしれない。
夫婦問題というよりかは、どちらかというと、今は人生の岐路に立っていて、そこにたまたま「夫」という人が私の人生に関わりを持っているわけで、ここから先、このまま夫が私と関わりを持つ関係で居るのか、はたまた関わりが無くなっていくのかは、私の人生次第だわ、という感覚でいるのです。
以前にも書きましたけど、私の生活は、夫だけが全てじゃない。
仕事も大事、自分の時間も大事、24時間という限られた時間の中で、仕事や自分の時間(睡眠時間も含めてね)があり、そのうちの何時間かは夫と同じ空間で過ごす時間がある、それだけの話だと、今はドライに考えているのです。
ただ、夫婦問題が起こってしまった以上、私の人生やライフスタイルを今一度考え直し、見つめ直さないといけない時期を迎えてしまった事は事実なわけで、夫婦問題勃発する前から、夫とはあまりうまくいっておらず、勃発して1年経っても、以前のような関係・生活に戻っていなくて、関係性が良くなっていない以上、現時点においては、私は結婚生活に失敗してしまっている、という事は事実として受け止めないといけません。
そんな事を考えていた時に読んだこの1冊。
ホリエモン、最近テレビでもよく見かける事が多くて、ホリエモン自身の失敗した経験などを赤裸々に語っている姿を見かける事が多いですが、この本はホリエモンが出所後初の書き下ろし本という事もあり、なかなか深いものを私は感じました。
中でも、
「誰もがゼロからスタートする。失敗してもゼロに戻るだけで、決してマイナスにはならない。だから一歩踏み出す事を躊躇せず、前へ進もう」
と何度も本の中では書かれていて、その言葉に、号泣しました(笑)
やはり気持ちのどこかで、「結婚に失敗しちゃった私はダメなんだ。離婚したらマイナスになっちゃうんだ」と思っていたんでしょうね。
でも、決してそんな事は無いんだ、とホリエモンは繰り返し言っています。
(ホリエモン自身も離婚を経験されているんです)
離婚したって、職を失ったって、家を失ったって、家族を失ったって、、何が起こったって、マイナスになんかならなくて、ただ単に「ゼロ」に戻るだけなんだって。
そう思ったら、私、とっても心が軽くなりました。
だって、全部全部、元々は「無かったもの」の上に積み重ねてきたものなんだもの。それが無くなったって、「無かった状態」に戻るだけで、確かに「無かったものよりマイナスになる」事なんて無いのよね。
何かを失う怖さって人間誰しもあるし、私だって今もあります。
でも、その怖さばかりに目が行き過ぎていないかな?
失ったって怖いものなんて、実は何も無いんじゃない??
まだまだそう思い切れる境地に来たわけではないけれど、この本のおかげで少し自分の気持ちを立て直して、前向きになれたりしたんです。
ホリエモンの本は、自己啓発の部類に入るのか、ビジネスの部類に入るのかはわからないけど、少なくとも「夫婦問題」をテーマにしていない事だけは確か。
もっと、「自分自身とは何か。生きていく上で何が大切か」という大きな括りで書かれています。
自分を見つめるきっかけとなった事は「夫婦問題」だったとしても、もう少し広い視点と広い括りで物事を捉えて見ていけるようになれると、また問題解決の方法が違ってくるのかもしれないですよね。
だから、夫婦問題に悩んでいるからといって、夫婦問題に特化した本を読んだり、セミナーに参加したり、夫婦問題カウンセラーに頼ったり、と視点が「夫婦問題」だけだとちょっと解決は難しいんじゃないかな、というのが私個人的な考え。
*
もちろんブログも同じ。
最初は、とにかく「夫婦問題」を取り扱っているブログを読み漁る、そんな時期が続きますけど、それを乗り越えると、もう少し違った視点、違ったテーマの内容のブログに興味を抱く時期がくると思うのです。
そうなった時が、自分が変わり始めているっていうサインなんじゃないのかな?
そうなった時、ほんの少し自分の中で、ぼんやりではあるけど何かしらの「答え」が出始めようとしているっていうサインなんじゃないのかな、と思います。
私はさほどホリエモンのファンだ、というわけではないし、ホリエモンが好きだ、というわけではないんだけど、たまたま同僚に勧められて、かなり衝撃を受け、その後も、何冊かホリエモンの本を読んだりしています。
ホリエモン自体、好きじゃないし、とか、嫌い!って思っている方に強くお勧めする気持ちは全然無いんだけど、、
今、生き方に行き詰まっている方がいたら、何かの参考になったり、吸収出来るモノがある1冊なんじゃないかな、と思い、オススメしたい!と思ったので、ちょっと記事にしてみました。
じっくりゆっくり読書出来る環境がある事。
この事自体、幸せな事なのかもしれませんね~~(笑)