もし今、あなたが人生に絶望していたとしても
生きることをやめないでください。
生き続けて下さい。
あなたがしあわせになりたい、と
心から望むのなら
その思いを強くつよく持ちましょう。
自分の胸にそっ、と手を当てて
聞いてみましょう。
「わたしはまだ大丈夫かな？」
するとほんの小さな
ささやくような
でも力強い
確信に満ちた声が
答えてくれるでしょう。
「大丈夫。
あなたは大丈夫。」
突然会社が破産して仕事を失い
給料も支払われず、家賃の支払いに困ったとき
お金に追われる生活で何度も絶望した時
恋愛がうまくいかず何度も涙を流した時
人生に何度もあきらめかけた時
手を離そうとした時
わたしはいつも
自分に問いかけていました。
「大丈夫」
必ず聞こえたこの答えは
「わたしはまだ大丈夫なんだ。
やっていけるんだ。」
と、安堵し
顔を上げて
重い足を引きずりながら
少しずつ前を向いて
歩いていく決意をしたのです。
わたしはこれを
わたしの中の神様
と呼んでいました。
まだスピリチュアルな世界のことも知らず
ヒーリングの仕事にも出会っていなかった
２０年以上前のことです。
今ならその声が
ハイヤーセルフなのだと思うでしょう。
でもその時読んだ
よしもとばななさんの本に書いていた
「タイムマシンにお願い」
で、ものすごく深く納得したのです。
それはこんな文章でした。
「 私は生きていて何回か
「これはかなり絶望的でもうだめなんじゃ」
と大きいことから小さいことまで
実際的なことから精神的なことまで思うことがありましたが
何となく心に一点、ほのかに明るい点があって
それが堂々と「大丈夫」というのです。
そうやって何度も乗り越えてきたのです。
私はそれを未来は予知だから、と思っていました。
可能性というものと、持ち前の楽観性がそうさせるんだろうな、と。
でも今回もしかすると、それは違っていて
未来の自分が今の自分に向かって
「何とかなって、無事こうしているよ。
がんばれ。」
と送っているのではないかと思い当たりました。」
わたしはよく
よしもとばななさんの本からから
メッセージをいただくのですが
これもとても胸に響きました。
知らず
しらず
同じことをして問いかけていた。
そして同じ答えをもらっていた。
そうだ、未来のわたしが応援してくれているんだ！
だから大丈夫なんだ！
そうやって
２０代～３０代の時に
自分が大変だった、と思ったこと
苦労した、と感じたこと
辛かったり
悲しかったりしたこと
それらは
すべて糧となり
今のヒーリングの仕事に生きています。
この仕事をするために
それらの体験をさせられたのかもしれません。
二度とは戻りたくないけど（笑）
あの頃の自分が
弱くて情けなくて、甘ったれで誰かに依存してた自分が
今はとても愛おしく思えるのです。
人生は
生きることとは
こんなにも
すばらしく
あたたかい輝きにみちているのです。
だから
あなたも生きてください。
そっと胸に手を当てて
問いかけてみて。
あなたにもきっと
未来のあなたから
エールが届くはず。