いつもお読みくださりありがとうございます。
昨日の続きです。
昨日のお話はこちら↓
昨日はその生徒(女子)の受け持つまでの勉強履歴と、私の考えた成績が上がった要因について書きました。
今日はどのように成績が上がっていったのか、具体的に書いてみようと思います。
最初に受け持ったときの彼女のレベル
首都模試の算数の偏差値で40行くかいかないか程度。四谷大塚で考えると30台前半でした。四則混合計算が小学校レベルのもので、まあ8割正答できるが、計算ミスも目に付く状態でした。なぜ計算ミスするかというと、「計算の工夫」がまったく出来ていない、知らない状態だったからです。
具体的にいうと2桁×3桁の掛け算などでも何も考えずにひっ算したり、650÷2をひっ算したり、650÷3が割れるか割れないかわからなかったり、、、、というレベルです。
その状態ですと偏差値55までくらいの学校では必出である大問1の計算において5問あったら1~2問は間違える。酷いと4問間違えることになります。
その時点で合格最低点からはぐっと遠ざかるわけです。。。
もう、「計算だけはできてくれ~」と泣きたくなります。
偏差値50の学校を目標にするとして、大問1の計算と大問2の一行問題は絶対に落とせないわけですが、まず大問2どころか、1での大量失点。
本人だって、模試で毎回そのような調子なわけですから、算数に苦手意識があり、絶望しているわけです。
というわけで、まず行ったのは「中学受験に向けての計算と、計算問題の解き方を教える」ということでした。
使ったのは私の中でそういうときの鉄板の
こちら
これで、「早い計算の方法」を学びます。
量が少ないので導入としてちょうどよく、授業の最初に使うことが多いです。
宿題としては
↑こちらを、数ページずつ出します。できれば一日2ページ以上はやってほしい。
6年生ですがレベルはこれでちょうどよかったです。とにかく今までの計算の演習量が足りていないので、どんんどんやらせる必要がありました。
難関を目指すわけではないのと、実力的にも時間的にもこの1冊を仕上げるだけで精一杯でした。でもそれでよかったと思います。
計算はこれを毎日継続して続けてもらいました。その子は本当によく頑張り、ほぼさぼらずに宿題をこなしていきました。
さて、平行して大問2の対策もしなければなりません。
これがけっこう厄介なのです。小4(今では小3)からいわゆる「特殊算」と言われるさまざまな一行問題(文章題)をまんべんなく解けるようにしておかなければなりません。レベルの高いものは必要ありませんでしたが、種類は多いので必須のものだけ、と絞ってもかなりあります。その中で優先順位を志望校に合わせて私が考え、とにかく「出そうなものをしっかりマスター」という目標を作ってカリキュラムを考えました。
具体的に何をどれくらいやったのか、は次回に回します。
お読みくださりありがとうございます。
バカ息子の現代文や古文の理解の薄さに卒倒しそうになっております。お前いったい、授業中何をしていたんだ!と。まあ毎回なのですが。
激しくはないですが、反抗期の最中なので態度は悪い息子ですが、私を怒らせると分からない問題を教えてもらえないので表面上はブスっとしながら言うことを聞いているのが笑えます。悔しかったら一人で勉強しろ!と言っております。
ちなみにですが、私は文系です。。。。
専門も文系です。家庭教師としては中学生の数学分野までは教えていましたし、中学受験の算数も予習シリーズレベルで教えていましたが、一番伸びたのは息子の中学受験に伴走しすぎたときです。イライラしながらも塾ナシでの息子のカリキュラムを考えて、一緒に中数を解き(笑)、息子をお願いした知人の算数のプロの講義を一緒に聞いて学び
、なんなら私も教えてもらい、貴重な研修となりました
。高い家庭教師代(それでも格安にしていただいた)を払いましたが、私の研修だと思うと高くなかったです。
あんなに嫌いだった算数が解けるようになり(笑)、興味がない、嫌い、できない、という三重苦を経験して生きてきた私だからこその、算数が出来ない子へのアプローチができるようになった、とそこだけは自負しています(笑)。今でも偏差値63以上の学校を志望する子の算数は私には準備の負担が大きいので基本的にお断りしていますが、逆に出来ない子がどの部分につまづいているのか、が自分も通ってきた道なのでわかることが多いんですよね。算数が苦手な子に教えるほうが得意です。物理分野、化学分野などもそんな感じで、4科目すべて伴走したら、理系科目も教えられるようになりました。そういう意味でも息子がNN校を志望して頑張ったことは勉強になりました。結果落ちていますが、それでもそのレベルの勉強をして息子も学びが多かった(はず)し、私は多かったです。