いつもお読みくださりありがとうございます。

 

今回は、今まで指導させて頂いた中でかなり成績が上がった子の話をしたいと思います。

最初にお断りしておきますが、偏差値30台から御三家まで偏差値伸びました、とかではないです。

 

しかし、四谷偏差値でいうと6年生の7月、算数30台から、約半年で50を超えるところまで伸び、最終的に四谷偏差値55弱の学校(二科目入試)へ進学できました。

 

校舎の先生と、「ねえ、これって誇大広告みたいですよねえ、偏差値33から偏差値53へ20アップ!!みたいな広告打てますね!」笑い泣きなんて受験前にすでに笑って話せていたのを覚えています。

 

そして偏差値が上がるって、諸条件がそろわないと無理なんだと私が学ぶことができた経験でした。

 

数年前の話になりますが、数年たったからこそなぜその子は成績を上げられたのかという分析ができる面もあると思うので考えてみました。

 

指導することになった経緯と、その子のそこまでの学習歴

 

鉛筆当該学年のチャレンジなどは4年生くらいまでやっていた。その後、某個別指導塾で6年生の6月まで中学受験に向けての勉強をのんびりしていたが、あまりにも成績が上がらないのと、本人が「落ちて公立に行くのは嫌だ」という意識が強くなり、もっと成績を上げたいという気持ちになったため、今の塾に見切りをつけて、いくつか体験したなかでたまたま(体験時の講師は私ではありません)、私の勤めていた個別指導塾へ入会し、かつたまたま、曜日と都合が合致した私がメインで算数を担当することになった、という経緯。

 

成績が上がった要因

要因その1

◎国語ができた

➡大きな要因です。彼女はもともと国語ができました。何も勉強しなくても読解力がありました。生まれつきだと思います。小さい頃からそうだったのでしょう。そういう子は接すればすぐわかります。読書も好きでしたし、書くことも得意で、論理だてて自分の意見を書いたり発表する経験をきちんと小学校でしており、またそれを伸ばしてくれる小学校へ通えていたこともラッキーでした。素質があっても、当たった先生や学校によっては「書く」経験が積めずに力が伸びていない子も存在します。

 

要因その2

◎本人になんとかして成績を上げたい、という気持ちが芽生えていた。自律に向かっていた。

➡それまで、なんとなくの勉強しかしていなかったし、通っていた塾が酷かった(ようです。)ため、ただただ時間を潰していただけというような学習状況だったのが、とにかく算数をできるようにしなくては、と本人が焦り、こちらの提示する必要な勉強をこなそうと頑張っていました。もちろん、ついだらけてマンガを読んでいたりとか、テレビを見すぎたりとか、ということもあったそうで、焦る母親と焦る子でバトルにもなったりしたそうですが、そこで放棄するのではなく、本人が「自分の受験」としてなんとかしよう、ともがいたことは大きいです。

 

要因その3

◎保護者の協力体制がよかった

➡親子バトルをしてしまうこともあったそうですが、そういうときも飾らずに現状を教えてくださったので、こちらも対応することができました。例えば「宿題が解けなくてイライラしていました」とか、「ついだらけているように見えて、叱ってしまい、親子バトルになりました」など。正直に教えてくださったので、その子の心理状態が掴みやすく、指導がラクでした。また講師としてその子がどれくらい頑張っているのかを知っているため、保護者に対し「大丈夫です、とても努力をしています」とお伝えすることができ、保護者も心を落ち着かせることができたようです。

 

また、保護者が細かすぎる注文をしてこなかったというのも大きいです。注文どころか「指示」をしてこられる保護者もいるのですがびっくり、「希望」は伺いますが、現状を見ながら、本人のメンタル含めて様子を見ながら指導するので、全然レベルの合わない問題集をやらせてくれ、とか過去にはサピの過去問を用意しろとか要求してくる保護者もいてびっくり、ある程度はこちらに任せてほしいというのが本音です。

 

加えて、ある程度の信頼をこちらに寄せてくださっていることが伝わりお互い合格という目標に向かって足並みをそろえることができました。とても熱心な保護者だったのですが、なんていうか猫可愛がりしてわが子だけに夢中なのではなくて、冷静に勉強も生活も見ている、わが子に辛口なくらいの保護者で、逆にこちらが、「いえいえ、お子さんは頑張っていますよ」と伝えることが多かったです。

 

まだ続く&正直まだきちんとまとまっていないのですが、ここのところ毎日細切れ時間しかなく、&バカ息子のテスト勉強もみていかないと大変なことになるので、とりあえず一度投稿させていただきます。明日つづきが投稿できるとよいのですがガーン

中途半端で失礼します。