いつもお読みくださりありがとうございます。

今日は昨日の続きです。

 

 

志望校を選ぶときに、第一志望校はどの家庭も比較的すぐ決まると思います。

たとえ、実力からかけ離れた学校であったとしても、本人熱望ならばその1校は受けてもいいと思うのですが、かけ離れていればいるほど大事なのが第二、第三志望校をどうするか、です。

 

けっこう多いのが、第一志望校は有名校で持ち偏差値から10、下手したら15も上。で、第二志望校はそこから5くらい下滝汗

第三志望校がそこからまた5下。で、第四が持ち偏差値とほぼ同じいわゆる「実力相応校」で、第五志望が持ち偏差値より5下の「安全校」

 

これ、麻痺していると思いませんか??

いろいろ突っ込むところはあるのですが、持ち偏差値より10とか上の学校を1校でも受けるのならば、あとその他はすべて「実力相応校」以下で固めないといけません。

 

それを、5ずつ下げてどこか引っかかるような気がしてしまっている家庭の多いこと、多いこと。

こんなパターンで組んだら、第三までは、落ちる可能性のほうがもともと圧倒的に高いわけです。3タテをくらって、そこから実力相応校で、実力が発揮できるとお思いですか??滝汗滝汗どこまでご自身とお子さんのメンタルの強さに自信があるのかわかりませんが、堅実なご家庭がある一方で、こういう家庭があるんです。

 

安全校を持ち偏差値より5下に置いていますが、私の考えでは「5下」は安全だとは思っていません。持ち偏差値より5下、までが実力相応校だと考えています。理由は、いつも言っている「その学校を目指していたら、受からない」理論です。必ず、御三家以外の学校にはそこを「抑え」とする上位陣が受けに来るので、持ち偏差値5マイナスくらいでは「安全」とは言えないのです。

 

私は持ち偏差値マイナス10を安全校と自分の中で定義しています。

息子のときもそう考えて、学校見学し、併願プランを立てました。とんとん拍子パターンと、ダメだったパターンでは偏差値差は20とかありました。

 

持ち偏差値を無視して突撃していいのは、1校だけです。そしてそうする場合は通常以上に、慎重にプランを組まないと大変なことになります。

 

それなのに、偏差値表と学校名(名の知れた学校であるということ)だけみて、大学附属校ばかりで併願を組む家庭があります。

とくに、小学校が附属している大学附属校は、偏差値表だけみて「ここならうちの持ち偏差値と同じくらいだから、併願したら受かるだろう」というのは危険です。

 

小学校がついている附属の場合、その小学校に入るために血のにじむ努力をしても落ちてしまった、「縁故」のあるご家庭というのが存在します。縁故入学だけではもちろんないのですが、ほんの少しだけそういう枠が存在するなかで、縁故同士の争いになっているので、そういう場合はやはり「光る子」(小学校受験の定番表現。光る子ニヤニヤ)から受かっていくので、たとえ両親出身でも兄姉が在学中でも落ちることがあります。慶應幼稚舎なんかになると、両親とも幼稚舎、片方なんて3代目でも「絶対」は無いと言われています。ですので縁故を持っているご家庭ほど、熱心にお教室に通わせて、「縁故入学」と言われないように、万全の準備をしてきちんと努力をして小学校受験に向かっています。

 

大学附属校の中ではそうやって頑張ったけれど小学校受験は残念だった家庭や距離の問題で附属は中学から入れたい、という家庭があります。

 

そういう子女のために、枠があるのではないか??と噂されている学校があるのもたしかです。

 

ある学校の話になりますが、圧倒的にその偏差値より上の力がないと、なんの縁も無い子はあまり受からないよね、と言われている学校があります。偏差値的にはそこまでではないのに、そこを実力相応校として受けるとだいたい落ちます。一方でその偏差値には足りていないはずなのに、親が出身だったり、兄姉が在学中だったりすると「補欠」が必ず回ってくる。。。。。

その学校に関しては数人、首をかしげるような合格、不合格を見ました。

 

数年前の例でいうと、その学校を持ち偏差値から考えても実力相応校として、しかも校風が気に入って第一志望にしていた家庭があり、その子のお友達も第一志望にしていました。お友達のほうは、親と親類数人は出身で兄が在学中。どう考えても最初に書いた子のほうが成績は上だったのですが、2人とも入試には落ちたけど、後ろの子にはすぐ補欠が回ってきました。。。。

 

この、「補欠」というパターンがあるんですよね。

学校側としても憶測ではありますが、「はい、どうぞ」と合格させるよりも「あなた、ぎりぎりだったのよ」と家庭と本人にわからせるための「補欠合格」なのではないか、と私の周りの塾業界仲間では噂しています。だって1人じゃないですもん。。。。

 

こういう学校に引っかかって、偏差値となんとなくの「みんなが名前を知っている」ということに惹かれて志望校に入れてしまうと併願パターンがぼろぼろにされてしまう怖さがあります。

 

受かるかも、と思っていた学校に落ちることで、メンタルが崩れるからです。

 

第一志望にしていなくても、第3とかに入れていると、「受かるつもり」の学校に落ちることで大きくその後つまづいたりします。

 

この学校です、と書けないのが辛いのですが、あくまで証拠がある話ではないですし断定はできません。

でも「この学校は安易に志望校にすると危険」という学校は存在します。

 

特徴としては、最難関ではない、大学自体も難関?いや難関じゃないけどみんな知ってるね、人によっては好きだよね、人によっては難関に入るよね、というような有名大付属校ということでしょうか。ああ、そこならみんな知ってるよね。名門だね、と言われそうなところに、偏差値と浅い学校研究で志望に入れるのは危険です。あ、ひとつだけ。女子校は意外に実力主義です。どちらとは書けませんが、点数が足りなければ親が元そこの教師だった子でも落ちているのを知っています。今までの合否結果から、塾の調査でも、兄姉枠による加点も、あったとしても進学校と同じくらいしかないだろう、という推測がされている学校が多いです。

 

では人気有名校に縁故も何もない子は受からないのか?

そんなことはありません。学力がボーダーじゃなければ受かります。余裕をもって合格点を取っていれば受かります。

ぎりぎりで挑戦すると、イチかバチかになってしまう、ということです。つまり偏差値がプラス5くらいあれば受かります。

甘く見て、併願を組んだりするとダメだよということです。

 

はっきり書けないことも多く、ぼんやりした話になりましたが、自分の知人でそういう学校を安易に志望する方がいた場合は全力で止めています。でも、数年前も止めきることはできず、(そりゃそうです。決めるのは家庭ですから。)やはり落ちてしまって大騒動の受験となった家庭がありました。そこは最初、大学付属でも女子校を志望していて、そこなら公平なので偏差値で推測でき、また女子校であることで算数が苦手だったその子には問題の相性も良かったんですね。しかし、秋になって急に友達に影響されて共学志望になり違う大学付属に変更。偏差値的にはとんとんでしたが、私は危ないと思っていました。

相談されたときにも、やんわりと説明し、反対したのですが決意は変わらず。思った通りに撃沈。受かるだろうと思っていたこともあり、その後の立て直しが大変でした。で、影響を与えた「お友達」は補欠で合格。はい、姉が在学中&親類も出身でした。。。。どう考えてもお友達のほうが実力はなかったと思うんですけどね。。。。

 

まあ証拠がない話をしても仕方ありませんが、1件じゃないからどうしても気になります。

 

あんまり、「有名校」の名前に流されず、そういう学校を志望する場合はしっかりと校風を調べ、附属小学校のことを調べ、説明会にいって「ファミリー感」がどれくらいあるのかも見てくるといいと思います。

 

長くなりましたが、以上、志望校を偏差値だけで判断しないでほしい、というお話でした。

 

もし、抗議が多かったりしたら怖いのでアメンバー限定などにする可能性もあります。すみません。