いつもお読みくださりありがとうございます。
昨日から続いて、国語のおすすめ問題集とおすすめの使い方を紹介できればと思います。
昨日書きましたように、まずは「語彙」です。言葉を知らないと本当に前に進みません。。。
語彙のおすすめ問題集は昨日を参考にしていただければと思います。
今日は、読解問題集のおすすめを紹介します。
ちなみに、最難関、御三家クラスを目指す場合はまた別の機会に紹介します。とりあえずはサピ偏差値で40台以下、四谷・日能研で55以下のお子さんへおすすめの問題集です。
ひとつめは、記述が全然書けないお子さん、主語述語がおかしい文を平気で書くお子さんに。
↓↓これ
まずこの問題集に実際に出てくる例文を読んでみてください。
「ぼくが好きなのは、ちょっと辛いくらいのカレーライスが好きです。」
「私が得意とするのは、ピアノで「ねこふんじゃった」を素早く弾くのが得意です。」
・・・・こういう文章、お子さん書いてませんか??うちの残念な兄、未だにたまに書いちゃってます。。。と書くと効果ないじゃん!と思われそうですが、息子のときはこれをやらせてなかったんですよね。。。でも指導しているお子さんにはどの子にも良い効果が出ています。
とくに、ご両親が中国の方のご家庭の場合、お子さんの作文が少し違和感のあるもの(さっきの例のようなもの)でも丸をつけてしまったりするので、そういう場合には自宅でプラスアルファで進めてもらう教材としても適任です。
息子にもやらされば良かった。ということで、今国語が大好きな妹のほうに与えています。新2年は少し早いですが、実力的に記述力の基礎をかためるレベルに達していると思ったので取り組ませています。1日1ページ、楽しくやっています。
なので国語がある程度得意で弱点強化という使い方なら小2くらいからOK,苦手で記述が全然書けない、文章書くとへんてこりん、という子は小4,5年でも効果的です。
指導していると、記述において、書こうとしたいことは合っていても、読むとこんな感じの文章がざくざく出てきます。
その都度、細かく直していますが、この問題集を見つけたとき「お、これは!」と思いました。
ふくしま式はそもそも自分で進めやすいようにはなっていますが、一部はふくしま式について指導者(または親)がきちんと理解して解説しながら進めないと効果が薄いと思うものもあります。その点、この問題集は比較的子ども1人でも理解しやすく、また違和感のある文章に気づきやすいので活用しやすいです。
これよりもっと高度な記述訓練のおすすめもありますがそれは機会を分けて、このまま「苦手」な子向けのものを取り上げます。
ふくしま式で順番に行きますと
レベル、順番として
①「ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集ー小学生版ベーシックー」
↓
②「ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版]」
↓
③「ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集2[小学生版]」
と進めてください。これは上にも書きましたが指導者か保護者がきちんと横について一緒に進めたほうがいいです。
「比べる力」とかふくしま式で重要となる考え方が出てくるので、解説してあげながら一緒にやらないと、子どもは問題だけを適当に解きます。このふくしま式で言われていることは出口式と基本的には同じで国語を論理的にとらえていく、ということなので、出口の論理エンジンなんかも取り組みとしはいいと思いますが、出口式そのものの小学生版はかなり難しい部類に入るので、まずはこちらの「ふくしま式」のほうが取り組みやすいと思います。
そして、この小学生版2,はけっこうレベル高いです。これがスラスラ出来る子はたぶんこの問題集はやらなくてもいいのでは?
国語が苦手な子はしっかりベーシックをやることをおすすめします。それと、語彙関係の問題集です。
あとは変わり種として、あまり他では紹介されているのを見たことがないのですが
↓こちらの『成長する思考力』シリーズも級別になっていて使いやすいです。あと薄い!あ、ふくしま式も分厚そうに感じますが、解説が多いので問題量は少なく、1冊けっこう楽に仕上がります。どちらも達成感をお子さんが得られるはずです。
10級が1年生相当で、4級になると私立入試レベルということになっていますがサピや四谷など中受の教材から比べたら全然簡単です。そうですね、その子の力によるのですが、だいたいの国語が苦手な4年生くらいでも7級6級は簡単にこなせるかなと思います。これも国語を論理的に解いていく練習になるので、練習教材としていいと思います。
まだありますが、また次回に。そして次回は少し負荷つよめのおススメ問題集を紹介しようと思います。