いつもお読みくださりありがとうございます。

 

最近、国語で悩んでいるご家庭や生徒さんから相談を受けたときにおすすめしているものをご紹介します。

 

もちろん色々ありますが、たくさんありすぎてわからない、と言われるシリーズに「ふくしま式」シリーズがあります。

私なりに、このレベルにはここからがおすすめ、というものを少し整理してみたいと思います。

 

 

 語彙力をあげるためにおすすめ

国語に関しては、「語彙力」もうこれが基本であり、かなりの部分をしめるという実感を持っています。語彙力のための問題集としては比較的初期に出たのが『言葉力』シリーズですかね。でもこれ、解答の位置が気に入りません。基本的に普通の子は答えを見ます滝汗。よく、うちは見ないと思っていた、と低学年のお母様などは仰って自分の子のカンニングにショックを受けるのですが、低学年であればあるほど、まだ何のために勉強しているのかもわからないですし、「早く終わらせて遊びたい」という意識のほうが高いので、結果チラッと答えを見たくなるわけです。。。。それなのに、問題の下に答えがあったらそりゃあ、気になりますよね?

 

ですので、内容はよくても私の中では「言葉力」シリーズは無しになりました。(すみません、それ以降使っていないのでもし最新版が答えが後ろになっていたらごめんなさい。🙇)

 

絶対やったほうがいいもの

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この必須常識は本当におすすめです。まず、野球。今現在は大谷翔平選手の影響で少し野球も子どもたちに浸透してきましたが、うちの息子の頃は野球はかなりマイナーなスポーツとなっていました。みんなサッカーのほうが詳しかったです。

しかし有名な文学作品には野球をテーマにしたものもけっこうあったり、他にも「9回ツーアウト満塁、絶体絶命の大ピンチ!」みたいな表現を読んでもうちの息子も( ゚д゚)ぽかーん。どれくらい絶体絶命か、ぜんぜんピンと来ません。そういう「現代っこの穴」を埋めてくれる問題集です。まあ、そういう昔は当然に得た言葉や知識を問題集で勉強しないといけない、というのは残念なことだとは私も思うのですが、仕方ないですよね。。。。

 

語彙、そのものに注目すると王道はこれでしょう。

 

 

上記が少しむずかしいくらいの子、小2、3くらいだと

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あとは、最近使ってみて思ったより使いやすかったのは

このシリーズ↓これも有名ですね。しかしこの語彙力アップシリーズには注意してほしいことがあるのでリンクの表示のあとに書きます。そこは必ず読んで注意してから使ってみてほしいです。

 

 

 

この、語彙力アップシリーズ。正直いって最初の1,「小3から」も難しいです。

小3の子だとこれをいきなりやらせると、知らない言葉ばっかりで「丸暗記」になって嫌になると思います。

ですので1がだいたい小4、小5でもいいくらいです。

 

そして、大手塾に通っている場合は必ず語彙力テキストがついていると思いますのでまずはそれからです。

個別や、個人塾などの場合は自分ですすめるのもありですね。

サピの毎回の国語A問題のときでしたっけ、についている、サピのオリジナルの語彙力アップのための苦肉の策の創作物語(笑)あれ、毎回私は笑いながら読んでいましたが、よくもまあ、覚えて欲しい言葉をうまくいれこんで物語を作るなあと。

サピの狙いとしては、問題集だけで覚えても言葉が入ってこないからでしょう。そこは私も同じことを思っています。

 

それと1点。この語彙力アップシリーズには、「江戸しぐさ」が載せられてしまっている版があります。

これ、かなりまずいです。。。。私も出版社に抗議してもいいのですがめんどくさくてしていませんが、教えている子には「江戸しぐさ」のページは「これ、嘘だから飛ばそうね」といって飛ばしています。気になる方は「江戸しぐさ」でググればすぐに出てきますが、これはかなり怪しい団体が突然提唱し、一時期CMにもなってしまって一躍広がりましたが、現在では完全にフェイクの歴史であることが証明されています。これまた一時期流行った「水の結晶」の話と根本は一緒ですね。。。。

 

「水の結晶」のときも、日本の科学者団体が新聞に声明も出していますね。子どもたちに、ファンタジーを科学と混同するようなことは教えるべきではない、と。

 

「江戸しぐさ」に話が戻りますが、ちょっとそういう「ん?きちんと検証して載せてる?」と思った部分はありましたがその他は別に問題なかったので、そこだけ飛ばせば使えると思います。もしそれが6年生ならば、科学的根拠の大切さや、ではなぜ人々が「江戸しぐさ」なるものに惹かれて道徳の授業などに使われていったのか、などを考えさせることもできます。

話が飛びました滝汗

 

そして、結局、

おすすめしといていうのもなんですが、こういう問題集だけでやっても「生きた言葉」としてはつかえないんですよね。

ですので、

 

 

 

などの漫画系が意外にもおすすめです。本当は読書、ですがまあ背に腹は代えられないということで漫画でも。

問題集をやれ、と言われるよりも、この漫画読んでみたら、のほうが食いつきます。

勉強感もないですし。

 

ここでもまた、例のうちの息子もハマったこれ、危険生物系。。。。

ただし、余計な動物の架空の?スペックとか雑学、知識がつく可能性もありますのであしからず。

 

 

マンガもうまく取り入れつつ、問題集もやる、こんな感じで生きた言葉を増やしていくことが本当に大切です。

 

語彙だけで長くなってしまったので明日、読解力のおすすめもまた載せたいと思います。