今日の夕方、園に戻り庭を見回ると虫かごがブランコの近くに掛かっていました。
後片付けの際に、皆が見落としたようです。
明日からの三連休では、台風による雨の心配もありそうなので、倉庫にでも入れようと虫かごを持った瞬間に、中でシャカシャカ羽を早く動かす音がして、その振動も感じることができました。
なんと、トンボが入っていました。誰かが捕まえたようです。
そのトンボを見て、なんで入れっぱなしにしたのかなと一瞬かわいそうに思いました。
その後すぐに、幼稚園児でトンボを捕まえるのは、すごいと思いました。
自分も少年時代に何度も捕まえようとしましたが、トンボが周りをよく見えるようで、近づいては逃げられてしまい、悔しい思いをして、いつしか捕まえるのをあきらめていました。
園内では、春のダンゴムシに始まり、夏から秋にかけて園児たちが、こん虫に興味を持っています。
セミに触れなかった子が、セミを捕まえるようになったり、カマキリのカマも怖がらずに上手につかむ子など。
そしてトンボを捕まえるなど、子どもが必要な技術を身に付けてきたようです。
捕まえたトンボを虫かごに入れっぱなしにした行為を非難するよりも、トンボを必死に追っかけて網で捕まえた(おそらく素手ではなく網を使ったと思います。)テクニックに驚ろいてしまいます。
子どもたちが夢中になって、こん虫に親しんでいることを嬉しく思っています。
このトンボですが、捕まえた子には申し訳ありませんが、虫かごの中では窮屈そうなので、ふたを開けてあげました。そして、元気に空に飛び立っていきました。来週、園に戻って来てくれたら嬉しいです。