【ぼくらの国の企画書】by 助っ人ゆうさん@障害者 -3ページ目

edge2011ファイナル

京都事務局インターンの小泉です。

12月12日は梅田スカイビルで行われた「edge2011ファイナル」の見学に行って参りました。edgeさんは社会企業家の支援を行っているNPO法人で、2004年から毎年、社会企業を目指す若者のためのコンペを開催しています。それがedge2011ファイナル。

ファイナルに出場するファイナリストたちは(ファイナルまでに審査が数回あります)学生チャレンジ部門3組と社会企業家部門3組の計6組。みなさんプレゼン時間7分という限られた時間に思いをぎっしり詰めていました。ファイナリスト方のプレゼンは本当に素晴らしいものでした。みなさん、もちろんプレゼン内容はそれぞれ異なり、着目した問題課題、その解決法は当たり前ながら違います。しかし、「社会を変えたい」という共通意識はどの方からも強く感じられました。


$社会起業団体・日本患者学会 公式ブログ「病気と生きるはもっと楽しくできる」-会場の様子


みなさんのプレゼンを聞いて、また直接お話しを伺って、思ったこと感じたことは沢山ありました。そのなかで1つ、社会と個人について改めて感じたことを。社会と個人。マクロとミクロ。どなたかのプレゼンで社会の問題を解決するには、社会を構成する集合体のなかの個人の問題を解決に導く必要があるという内容のことをお聞きしました。これは考えてみれば確かにそうではあるのですが、個人的にかなりはっとさせられた言葉でした。社会の問題は本当に沢山あると思います。そして社会の中の問題というのは細分化すれば本当に無限でしょう。本当に。しかし社会の問題を細分化していくならば、それらの問題は少しずつ少しずつ個人的な要素を含んでくるはずです。それは、社会は個人が集まってできているからであり、また個人の問題は個人が社会に含まれている限り、社会の問題にもなり得るからだと思います。やはり、解決しがたい問題(簡単に解決できたら問題じゃないですもんね)というのは他の個人も抱えうることが多いから、社会的な問題へとなっていくのでしょう。社会と個人、マクロとミクロ、両方のパースペクティブをもってものごとにあたっていく大切さというものを痛に感じ入りました。


沢山の方々にお会いできて、本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。みなさんのお話を伺ってとてもわくわくしましたし、沢山の人との出会いに胸がときめきました。私の「個人」的なこのわくわくときめきを「マクロ」なわくわくときめきへとつなげていけるように、頑張って行きたいと思います。

社会起業プランコンペedge http://www.edgeweb.jp/

NHK「地球ドキュメントMISSION」チームでのカンボジア奮闘を放送

代表の深田です。

明日11月28日夕方18:00よりNHK BS-1にて「NHK MISSIONチーム」と一緒に、深田が9月末カンボジアで奮闘してきた様子が流れます。

★ NHK 地球ドキュメントMISSION http://www.nhk.or.jp/mission/

普段は日本で活動のブルーバード&深田ですが、「患者支援は世界共通のニーズ」のはず。カンボジアの赤土の上でのたれ回って悩む姿をお楽しみください(笑)

社会起業団体・日本患者学会 公式ブログ「病気と生きるはもっと楽しくできる」-MISSIONこどもたちと


医師の雨森さん・薬剤師の七海さん、そして深田はもちろん日本患者学会のミッションで動きます。みんな「ミッション」が違う...ということは行きたいとこも会いたい人も違う!そんな制約条件が厳しい中、僕らが挑戦できたことはわずかですが、時間の限界・体力の限界を突きぬけるくらい、みな全力で頭を使い、同時に動き回りました。

この番組で映っていないのは、出演者より優秀な(?)スタッフの皆さんの活躍です。ディレクターさんが、現地コーディネーターさんが、カメラ・音声さんが、カンボジアスタッフさんが、いかに走り回り、僕らの想いを支えてくれたか...細かくは書きませんが番組を見て感じて下さったら、と思います。

社会起業団体・日本患者学会 公式ブログ「病気と生きるはもっと楽しくできる」-MISSION撮影中


カンボジアはアジアで一番医療崩壊が進んでいる国です(過去のブログを参照)。その中で一番の医療過疎地域・ラタナキリ州。日本は医療が世界一とも言われる国ですが、患者支援は...の状態、じゃあラタナキリに必要な患者支援、医療を支えるビジネスって何?

MISSIONバイタク交渉


僕らの提案は、バイクタクシーを利用したビジネスでした。詳しいあらすじは「MISSION」のホームページをご覧ください。

さぁ、結末やいかに?!

11月21日 医療リテラシー講座

             

医療リテラシー講座・詳細へリンク


       $日本患者学会(ブルーバード)の「病気と生きるが楽しくなる♪」日記
 




        ~何が学べるの?~

日常生活で役立つ健康管理法
をプロが教えます!!


皆さん、こんにちわ!!

さて、日常生活の中で身体の異変を感じたとき、
あなたは正しく対処できる自信がありますか?
適切な対処をするためには、
症状を判断するための基準を持っていなければいけません。

そもそも、私たちは健康に大きく関係してくる身体や医療についてどれだけ知っているでしょうか。
これらの知識がないために、身体の異常そのものに気づけない場合もあります。

当講座では、医師の診断プロセスについて理解することを通して、参加者の方々が自身で健康を管理するための方法をお教えします。


また、症状が重い場合には病院で医師の診断を仰ぐ必要があります。
私たちが健康を管理していくためには、病院の選び方も知らなければなりません。
しかし、厚労省のデータによると、約40%の人たちが家族や知人の評判を頼りに外来を受診しています。


そこで、あなたができる良い病院の調べ方もお伝えします。

安心して送れる生活を守るために、あなたが健康管理法を身につけましょう!
自身や周囲の人たちが元気でいられるために、健康マネージャーとしてのあなたの活躍が期待されています!!



【講座内容】
①診断プロセスの理解を通して、医師の視点を学びます
②よくある病気や症状を例にして、
  医師の診断プロセスを日常生活へ応用する方法をお教えします
③病気についての症状や対処法の調べ方をお伝えします
病院や医師の選び方を考えていきます
⑤以上の内容を踏まえ、参加者の方々が健康管理法を身に付けられるように指導します





     ~医療リテラシーってなに?~

医療リテラシーとは、医療情報を理解することで自身や身近な人たちの健康やケアについて適切な判断をするための能力のことです。

様々な医療サービスの中から安全・信頼性のあるものを選ぶ力や、
健康の自己管理法など、1人1人が日常生活の中で必要になります。

つまり、わたしたちが元気に幸せな生活を送るためにとても大切な能力です。





     ~なぜいま医療リテラシー??~

現在、医療の人手(医療費)の49%以上が高齢者(65歳以上)で使われています。
これからも高齢化が進んでいく一方で、医療の人手に変わりはありません。
今後、一人当たりに対する医療サービスが薄くなっていきます。

そうすると、家族が病気になったとき助けられる主役はますます家族になります。
つまり、いま私たち一人ひとりに医療リテラシーが求められています!

そこで私たち日本患者学会はこのような医療問題を解決し
「誰が、いつ、どんな病気になっても、ずっと幸せなまちをつくる」
を目標に活動しています。




【日時】 11/21(日)13:30~15:30(開場13:00)
【場所】 新宿スポーツセンター 小会議 【MAP】
【参加費】 無料

・懇親会あり
ご希望の方は当日受付の際にお申し出ください(自由参加)


★アクセス★
〒169-0072東京都新宿区大久保3丁目5-1 tp://www.shinjuku-spocen.com/map.html">【MAP】
(JR高田馬場駅下車徒歩約10分・東京メトロ副都心線西早稲田駅下車出口3より徒歩5分)


~★~こんな人待っています~★~


□元気な家族を守っているお母さん
□現場で働く養護教諭の方
□ピカピカの一人暮らし一年生!のあなた
□実践的な医療を学びたい大学生
□単身赴任で健康管理に悩むビジネスマンの方
□保健の授業を向上させたい先生
□昔ほど体の調子が良くない、と最近よく感じる方

など、
□医療・福祉や健康管理に少しでも関心のある方々

はぜひともお越しください!!


~★~こんな人待っています~★~


【講師プロフィール】
深田雄志


日本患者学会:代表理事
神戸大学医学部医学科卒
医療経営系シンクタンクに3年間勤務
京都大学大学院医学研究科・社会健康医学系専攻
『医学部卒の患者』として活動・事業を展開

2008京都学生人間力大賞
2008京都学生アントレプレナー大賞

2007年~ 京都市「自殺予防対策連絡協議会」市民委員
2008年~ 京都市「未来まちづくり100人委員会」委員
2009年~ 京都市「未来の担い手・若者会議U35」委員
2010年~ 京都市「大学のまち・学生のまち京都推進会議」市民委員



【主催団体】
日本患者学会


わたしたちは「病気と生きる」を楽しくする♪に人生をかけて挑戦するために、患者問題解決団体【ブルーバード/日本患者学会】を設立しました!
2007年事業開始の勢いのある社会起業団体です。私たちは東京を京都を中心に、患者と大学生やソーシャルワーカー・若手社会人をスタッフに事業を展開しています。

検索ワード ブルーバード 医療
Twitter:@PatientsAcademy 


★参加特典★
当日配布するアンケート用紙にご記入頂いた質問へは、一つひとつ全てお答えします。
時間の都合上、講座中に回答できなかったものに関しましては
任意でご記入して下さった住所へ、回答についてまとめた資料を後日お送りいたします。




             


上のボタンから参加申込フォームに飛んでください。参加申込フォームが使えない方は、お申込み氏名・年齢・職業・連絡先番号をご記入の上、メール(tatsu@patientsacademy.jp)まで送信してください。



※応募数が定員になり次第、参加申込みを締め切らせて頂きます。
お早めにお申し込みください。


        $日本患者学会(ブルーバード)の「病気と生きるが楽しくなる♪」日記

≪医療リテラシーQUIZの解答≫
QUIZ1:C
QUIZ2:B
QUIZ3:D

※医療リテラシーQUIZはTwitterにて好評配信中!!
Twitter:@PatientsAcademy

「今後の難病対策」関西勉強会でワールドカフェ

京都事務局インターンの小泉です。

随分前のことになりますが、10月24日に京都の山科で行われた「今後の難病対策関西勉強会」に行って参りました。

普段は講演会、勉強会を行っているそうですが、今回はワールドカフェをいう方法を使ったワークショップが行いました!

『ワールドカフェってなんぞや・・・?』

ワールドカフェとは、参加者がカフェのようなくつろいだ空間の中で創造性の高い会話をするための話し合いの方法です。「それってブレーンストーミングじゃないの?」と思われるかもしれません(私は思いました笑)。しかし、このワールドカフェ際立って面白い点が1つ。

それは『解決策を求めない』ことです。

解決策を求めないと、はっきり言ってしまうとちょっと語弊が出るかもしれません。ワールドカフェはみんなで話し合った上で、みんながアイデアを共有し、そのアイデアをヒントにして個人個人が今後その問題に向き合っていくための場なんです。即時的な解決策、結論は出さないということです。ちょっと面白いですよね。

ワールドカフェに必要なもの。
それは大きな紙と、ペンと、沢山のアイデアです!
これがあればできる!

社会起業団体・日本患者学会 公式ブログ「病気と生きるはもっと楽しくできる」-模造紙に自由に書く

ワールドカフェの手順。
まずは全体のテーマを設定します(今回は難病、患者会について)。全体のテーマは大まかなに決め、次に、1グループが4,5人ほどになるようにグループ分けをします。グループで20分ほどの話し合いをし、メンバーを変えてそれを何回か繰り返します。20分や15分という「ちょっと話し足りないかな・・・?」「もうちょっと話したい!」というくらいの時間設定が一番よいそうです・

あるグループでは
「患者会の活性化のために、飲み会を開こう!」「患者会事務所と居酒屋が同じ建物にあればいい!」「旅行会社とかもその建物にあればいいんじゃないか」などと沢山のアイディアが出てきました。

最後はそれぞれのグループがまとめを発表。それぞれのグループで重なりあう意見も多く、特に、患者会のお金のこと(切実だそうです)、患者会に参加する若い人の減少、インターネットの普及によって患者会に入らなくても病気の情報を得られること、患者会に入ることに対する魅力の減少してしまっていること、などなどです。ワールドカフェは前述しましたように、必ずしもその場での即時の課題の解決を狙ったものではなく、様々な視点を得て、それ以後に個人、個人で解決に向かっていくための機会作りというものに近いので、意見の出し合いから課題の解決に直結するような結論は出されませんでしたが、普段はでてこないような意見も沢山出てきたそうです。

さすがワールドカフェ!

社会起業団体・日本患者学会 公式ブログ「病気と生きるはもっと楽しくできる」-みんな自由なワールドカフェ

関西勉強会、次回は12月27日に滋賀で行われるとのことです。

「今後の難病対策」関西勉強会 http://hp.kanshin-hiroba.jp/kansaistart/pc/
ワールドカフェ http://www.humanvalue.co.jp/service/wcafe/

「医療じゃないねん」-日本患者学会がやっていること

日本患者学会がやってる・やろうとしてることは、医療ではないんです。「患者支援」なんです。と僕らはいつも説明しています。

それってどういうことなのか。

「医療」という言葉で世間がイメージするのは、政府の「投下型」のサービスです。経営の言葉で言いかえれば、医療は「プロダクトアウト」なサービス、開発者がこれはいいだろうと思うものを提供するもの。誰が提供するかも、国家資格で厳密に(僕らに言わせれば不必要に)制限されています。

それに対して、僕らのサービス「患者支援」は「市場のニーズに基づく全てのサービス」、経営学的に言えば「マーケットイン」なサービスなのです。この点で明らかに違います。医療と違い、ニーズがないサービスを提供すると僕らは仕事にならないはずです。逆にそうでなければいけないのです。

医療に限らず、「社会保障」のサービスには僕らが考えている概念が必要です。というのも、投下型に個々が満足できるサービスが提供されるには、投下する人が「どんなサービスが好み?」と聞いてから提供しないといけない筈だからです。これについては「パンツと経済学の話」で後述します。不足しているのは、サービスに対する好みを聞くこと。それ以前に、サービスの選択肢を教えることです。

僕らのフリーペーパー事業では、「誰と自分の病気を治す仕事をするか」を選定する段階において、現在選択肢が示されていないところに選択肢を与える、という社会課題解決モデルを想定しています。

これから東京事務局を中心に展開していく医療リテラシー講座事業では、この選択肢を主にインターネットや書籍を使って引き出す方法を、まだそういったことが必要でない人たちに伝達する、ということに挑戦していきます。

東京・京都共に、スタッフの力の限界もあり、限られた人数しか採用できませんが、ボランティア・インターンのスタッフを募集しています。スタッフとして直接ご協力頂けなくても、応援してくださる方の声が力になります。ぜひ「私たちと話すだけでも」といった気軽なお気持ちでご連絡くださると嬉しく思います。

スタッフ募集(東京)

夏です!医療に関わる仕事、教育に関わる仕事が将来したい、という方、僕らと一緒に「社会を変える仕事」を作りませんか?

大学のふつうのサークルや地域の一般のボランティア団体では味わえない、社会との繋がりが感じられる遣り甲斐のある活動です。

日本患者学会(ブルーバード)の「病気と生きるが楽しくなる♪」日記-活動の様子(京都事務局)

【応募フォーム】こちらの問い合わせフォームに、下の応募フォーマットを張り付けてください。

〓〓〓 応募フォーマット 〓〓〓

お名前 :
お住まい :
ご連絡先 :
応募動機 :
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* 問い合わせフォームは“フォームズ”が提供し、日本患者学会(ブルーバード)が個人情報保護法に基づいて運営しております。

<今期の募集>

【募集場所】東京事務局(現在移転中のため、主な活動場所は法政大学。JR中央線・日比谷線・南北線・新宿線「市ヶ谷」徒歩10分)

【募集人数】3人程度(多い時は選抜を行うことがあります)

【活動内容】医療リテラシーに関するイベントの企画・運営、中学・高校の保健教育に関する営業

【活動の魅力】これからの医療は、大学で医療を学んできた人だけでは担えないものです。

★ 病気や医療のことを知りたい!関わりたい!
★ 誰もやったことのない新しいチャレンジに仲間と取り組みたい!
★ 社会問題をビジネスの手法で解決する「社会起業」に興味がある!
★ どんなことでも楽しくしちゃう能力を使いたい!

という方、ブルーバードでの活動は社会に形となって残ります。いざ自分自身が病気と向き合わなくてはいけないのは20年後や30年後。その時に胸を張って話せる事業を今、一緒に作っていくことができる。ブルーバードには他にはない魅力があります。

一番最近では京都事務局の活動を毎日新聞が取り上げてくださっています。
http://ameblo.jp/sakura-y/entry-10546555988.html

【インターンの魅力】元医療コンサルタント、大学院で公衆衛生学などを学んできた代表が個人個人に丁寧にメンタリングをし、スタッフが成長することで成長するチームを目指しています。キャリアカウンセリングにも定評があります。ビジネスの側面と、ボランタリーな側面のバランスを取りながら、夢を実現していく方法を掴んでもらえたらと思います。

<医療者・社会人・主婦の方/プロボノ(ボランティア・スタッフ)として参加されませんか?>
 
 月1回程度のときどきボランティアから、週2~3日程度のインターンまで、現在特に必要としているスタッフはこちらからご覧ください。これ以外でもお時間やモチベーションなどをもとに、ご相談して関わり方を考えていきたいと思います。

どんな関わり方でも、まずはお気軽にお問い合わせください♪同じ応募フォームでご応募ください。

拍動する田端 - 「LSCH」から「まれびと」に恋する

コミュニティってなんだろう。ブルーバードは京都事務所・518桃李庵を「町家コミュニティカフェ」と呼んでいます。事務所シェアの仲間であるNPO法人home's viの嘉村賢州さん・浅田雅人さんの町家シェアハウスに関する屈指のノウハウに、深田が「ヨソモノ」の感覚を使って工夫をしてきました。

「518桃李庵」という名前は、司馬遷の『史記』にある「桃李成蹊」という言葉に由来します。桃や李(すもも)は、その実が芳しく美味しいので、どんなに困難な山の中にあっても、自然に人や動物が集まり、進む道ができる。人望の厚い李将軍を褒めるのに用いられた例え話です。「人が集まって、自然に未来への道ができるコミュニティを作ろう」。それが、僕らが「518桃李庵」という名前に込めた想いです。僕らは事務所を運営しながら、それを常に模索しています。

一方、東京北区・田端。

山手線田端駅の徒歩10分圏内に異変があります。3月に「まれびとハウス」、6月に「Life Style Creator's Houstin」という、俗に言う「86世代」が経営する、2つの不思議なシェアハウスができました。

社会起業団体・日本患者学会 公式ブログ「病気と生きるはもっと楽しくできる」-LSCH
田端・LSCH

「LSCH」は、発起人の玉置沙由里さんが「まれびと」をリスペクトして生まれたもの。「作りかけ」で玉置さんも、まだコミュニティと呼ぶにはまだ抵抗があるとに感じているようです。コンサルタントらしい頭の切れる早口。ともすると評価的に人をみているように聞かれがちな玉置さんですが、実は争いごとや対立構図、二元論が嫌い。「まれびと」の住人全員をリスペクトしています。

その「まれびと」は、開始4カ月目にして「完成したコミュニティ」として機能しています。イベントに参加していても、住人と話をしているだけでも半端なく気持ちがいい。それでいて誰からの反発もなく収益文化を安定させています。やってくる人たちからの報酬で、NPOなら『専任スタッフ』、お寺なら『住職さんたち』の生活を保つことができているのです。

6人いる住人の中でも、「まれびと」の『専任』として生きているのが内田洋平くんと小野美由紀さん。小野さんが好んで使う「生きている」という表現が、2人には正しいように思います。なぜなら仕事は?と訊くこと自体愚問に感じられるからです。「ニートです」「まれびとハウスです」と答えるでしょう。

NEET = No Education, Employment or Training、というイギリスの言葉を好き好んで輸入したのは、組織社会の信奉者なのかもしれません。自己成長がゼロの人なんてありえないので、この「Training」は職業トレーニングのことなのでしょうが、そうすると八百屋のおじさんもニートの分類です。深田も少なくとも本人は「職業トレーニング」という意識でブルーバードをやっていないので、定義上ニート。町の名士として仕事をしている政治家さんも、誰に雇われている訳でない点でニートです。起業家や自分で事業をするということに疎い日本。赤字でやっていたって仕事・職業です。ニートって実は旧来「自営業」と呼んで認めていたものだということに、早く気が付いてほしいな、と僕は思います。

僕らの患者仲間にも「入院してるからニートです」「ずっと家で療養しているからニートです」と自虐する方がおられます。「まれびと」のように、決して恐縮することはないと僕は思います。「ニート」という言葉が好きなら、それに胸を張ったらいい。周囲の理解が得られにくいなら、「まだ儲かっていない自営業です」と言ってみてはどうでしょうか。

ユニクロを展開するファーストリテイリング社の柳井正会長は「これからは自営業者の時代」と言い切っています(テレビ東京系「カンブリア宮殿」理想の人材スペシャルより)。ユニクロが採用する人材について触れて「簡単に言えば自営業者としてやっていけるかどうか」と話しています。自営業としてやっていける人でなければ、2020年・30年・40年の社会で生きていけない。僕もそう感じています。

「LSCH」の玉置さんは、内田くん・小野さんのような「生き」方を、「ライフ・スタイル・クリエイター(創職男子・女子)」と呼んで尊敬・羨望して見ています。「LSCH」の名前の由来です。彼女自身も大手企業コンサルタントとライフ・スタイル・クリエイターの両面を持つ「多重人格」な生き方に挑戦しています。

田端のように、いろんな病気の患者仲間と自営業者として、僕はやりとりをして暮らしたい。生きるように仕事をしている状態。病室がシェアのSOHO(コンパクトな個人的オフィス)として機能してる病院があってもいい。そう思います。

シェアのコミュニティをご覧になられたい時は、ぜひ事務所として営業している、京都上京・東小川通寺之内下ルの我らが「518桃李庵」へ足をお運びください。過去の記事でも場所をご案内しています。

「人が集まれば自然に未来への道ができる」、そんな世界に僕は住みたい。

「未来は私が明るくしたい」 - 5人の高校生との素敵な時間

今日はU35(前のブログ参照ください)のメンバーと一緒に、西大路御池駅のすぐ横にある「京都市立西京高校」へ。つまり、高校生と京都の未来を話しに行ってきました!「京都市の10年分の夢作るのに、高校生が考えてることも入らないとあかんやろ」...と考えたU35。

ブルーバードが高校で保健の授業をしてたのはだいぶ前になっているので、高校生相手は疲れるかな~と心配した今日。結果は「パワーをもらったね」とちかよさん・松村さんと話しながら帰る素敵な日になりました。ちかよさんもブログに。→ 京都市立西京高校

U35の6人が「この指止まれ!」をして、一緒に話をしたい高校生に集まってもらったのですけれど、高校生って嗅覚が優れてる。僕らはほんの少ししか自己紹介していないのに、それらしい人のところに集まっていました。深田チームには「いろんな世界の話が聞きたい。もっと広いことを知りたい」と昔の深田のような好奇心旺盛な、素敵な高校生が5人、集まってくれました。


日本患者学会(ブルーバード)の「病気と生きるが楽しくなる♪」日記-出前パブコメ


「未来は明るい?」

って聞いたら、男の子2人は「明るい」、女の子3人は「暗いかもしれないけど私が明るくしたい」って答えてくれました。僕は、ほとんどの子が暗いって言い出すんじゃないかと勝手に予想してた。

「明るくしたい」かぁ...そう答えられる君たちって素敵やなぁ!一見おとなしいけど、クールな頭と暖かいハートを感じた深田でした。

お兄さんらも負けられへん!

高校卒業したら、病気になることもある、挫折もある、人をぐちゃぐちゃに傷つけることもある。だけど、夢は叶えていける。必ず人を幸せにして生きていける。僕はそんな姿を見せたい。僕がもらった一番の「パワー」は、そんな勇気でした。

みんなありがとう!!また素敵な未来に会おうぜ!

京都から「新しい公共」を作ろう。若者会議U35の挑戦。

社会起業の仲間では、同年代のフローレンス駒崎弘樹くんやカタリバ今村久美さんが、鳩山首相と一緒に円卓会議をして作っている「新しい公共」。政治家としてこれを一番推進してきたのは、現内閣官房副長官の松井孝治・京都選挙区参院議員です。実は、京都は「新しい公共」の全国先進都市だからです。

日本で初めての小学校は京都の「番組」という町衆が作ったいくつかの「番組小学校」です。地域の人がお金を出し合い、地域のための学校や警察署を作ったんです。門川大作・現京都市長もこの京都の強みを活かそうと、「共汗(きょうかん)」という名前でいくつかの先進的な市の審議会を置いています。

その中の1つ「未来の担い手・若者会議U35」の深田はメンバーです。京都市の基本計画という、会社で言えば中期戦略に、若者が関わっちゃおう、という「新しい公共」です。

先週の土曜日は、京都烏丸御池・新風館で、基本計画を知ってもらって、京都の未来に関心を持ってもらうイベント『どうすんねん?!京都』を実施してきました。

日本患者学会(ブルーバード)の「病気と生きるが楽しくなる♪」日記-U35集合写真


僕ら、ブルーバードが「いつ誰がどんな病気になっても幸せさを失わない社会」を実現するには、たくさんの人が共感してくれること、同じ夢を描いてくれることがとても大事です。一番重要と言ってもいいくらい。U35は市の有志の職員で組む約30人のプロジェクトチームと一緒にチームを組んでいて、行政の方にも患者支援を伝えられます。他にも、DJやアナウンサー・新聞記者さんなどのマスコミ、芸子さん・華道家さん・ジャズシンガーなどのアーティストさん、京都の若手の経営者さんと信頼関係を作ること、ものすごく大切なことです。

「無信不立」信なくば立たず

という言葉があります。信頼が無ければ、やろうとしていることは成り立たない、夢は叶わないんだよ、という論語の言葉です。信頼は大きな財産です。信頼を基盤にした「新しい公共」「共汗」が持続可能なシステムとして社会に定着することを願っています。


新しい公共 Wikipedia
NPO法人フローレンス http://www.florence.or.jp/
NPO法人カタリバ http://www.katariba.net/

川原ちかよさん α-station ブログ
真箏さん ブログ

毎日新聞様が掲載してくださいました♪

日本患者学会(ブルーバード)の「病気と生きるが楽しくなる♪」日記-日本患者学会on毎日新聞


明日発行の「友だちはうつ」を、以前から追いかけてくださっていた毎日新聞さんが取材してくださり、発行の前に記事にしてくださいました。これ、とてもいい記事なんです!ブルーバードの目指している世界観を、分かりやすく端的に書いてくださっています。

写真、実は少し見にくくしてありますが「毎日新聞買ってください」ってことです(笑)

「個人的に友だちに配りたい!」という方、ブルーバードの事務所でもある、町家コミュニティカフェ「518桃李庵」に来ていただければ、お渡しできます!

518桃李庵の地図は「こちら」です。

明日から、大学やマッサージ屋さんなどに置いてもらいます。また、置いて頂いている場所はブログやツイッターで広報しますね。「うちに置いてもいいよ」「置きたい」というお店さんなどありましたら、ご連絡頂ければお持ちします!

メールフォームは「こちら」です。