【ぼくらの国の企画書】by 助っ人ゆうさん@障害者 -4ページ目

Our Mission - Japan Patients Academy -

Encouraged by Daisuke Miyoshi & Kiyoshi Kurokawa, both we respect as a changemaker, I try to wright what we intend to do in Innovation in Patient Care.

We, Japan Patients Academy, have a mission statement.

"We will make the world where no one suffers from any disease, nevertheless one's type of disease, time it occur or one's being."

To achieve this mission, we suggest every caregiver to think our healthcare problem from the viewpoint not of medicine or public health but of favor of care. Don't want to cling to the notion that who has national licentiate or not, or who receives payments from health insurance.

We think the health manpower shortage in Japan is mainly due to healthcare professionals in Japan who hang on to the established interest. Public for good should think "all of them are caregivers".

We make a proposal that from the viewpoint of "Patient Care", in our society we need only two infrastructure, "Knowledge & Care Provider". First is "Public health knowledge providing mainly in school years" and the second is "Caregiver who can monitor the favor of care for everyone".

We suggest that our model for social change can use not only in Japan but also all over the world. From 2 years ago, we have been monitoring the healthcare in Cambodia. In Cambodia rural part,three biggest causes of death are diarrheal disease, traffic trauma and AIDS. All of these can prevent by "Knowledge" of care in family and "Care Giver" who are professional but national license are not always necessary.

We need help from Patient Advocacy Group all over the world and NGO/NPOs which has sustainable model mainly on safe ground of social entrepreneurship.

さおだけ屋だけじゃない。「田辺三菱」はなぜ潰れないのか?

2010年4月14日、田辺三菱製薬に25日間の業務停止命令が出されました。子会社が薬剤承認申請資料のデータを改竄していたというのです。

しかし現実には、田辺三菱は「不名誉」ではあるけれど、経済的な制裁には殆どなっていないでしょう。身近なことで考えても想像がつくと思いますが、あなたやご家族が薬局で「田辺三菱の薬はイヤです」と変えてもらうでしょうか。医学部で過ごした経験で考えると、医師も、担当患者への処方薬が田辺三菱製だから、という理由で変えることは殆どないでしょう。これが問題なのです。実際に、「会社の価値」を現す指標の一つである「株価」もほとんど下がっていないのです。

そもそも、田辺三菱は薬害肝炎・薬害エイズの原因となる製剤を作ったとして、有罪を宣告された会社です。実際には和解に持ち込んでいますが、「懲りていない」と薬剤被害者団体も憤慨しています。もし、企業を収容できる刑務所があったとしたら、日本で一番長い刑期の受刑者になっていておかしくないのです。

2010年、JALが破綻し、ジオスが破綻した。怠慢経営だったのかもしれないが、「法に触れるようなこと」をしたわけでありません。経済がこんなに厳しい中、さおだけ屋ではありませんが、なぜ田辺三菱はつぶれないのでしょうか。

その経済を理解して頂くには、医療が「準市場(Quasi Market:クエーサイマーケットと読みます)」という特別な市場経済で回っていることを理解してもらわないといけません。準市場とは、「政府が価格に関与している市場」のことで、価格決定を実質的に政府が行っているものです。医療の他に、病児保育施設なども同じ形の市場でした。準市場は「市場」といいながら、全ての店(医療機関)が行政(厚生労働省)の「フランチャイズ店である」ということです。それも医療の場合は特に、国民の99%が医療のサービスを受けるために、この「フランチャイズ店」を使っている独占状態です。

では製薬産業は?というと一般の市場です。独占状態の準市場にくっついている産業は必ず不公正に収益を得られる市場になります。取引相手はもっぱらこの「フランチャイズ店たち」ということであれば、当然その値段を決めている行政と癒着しようとし、それがゆえに相当に悪いことをしても制裁を受けなくなります。すこし単純化しすぎたかもしれませんが、要は、構造上の問題があるんです。

お役所、病院、製薬会社。組織が悪かったとしても、内部で働いている方の中には、会社・組織が責任を全うしないことを、個人として責任を強く感じ、そのために動いている素敵な方もおられます。当の田辺三菱の経営部にさえ、私は志ある友人を一人持っています。

病気の人を幸せにしたいと思って製薬会社に入ったのに、「あなたの会社のせいで不幸になった」「いい加減な書類を出して利益主義」と言われ、社員が胸を張れないでいる。この現実はおかしいではありませんか!しかし、問題は「社会の仕組み」、解決策はむしろ会社の外にたくさんあるということを知って頂きたいのです。私も、医療界から飛び出し、本当にたくさんの方にお世話になりながら自分で「患者支援」という概念を作ってきました。本当にやりがいがあり、毎日活き活きしています。

もっと、大企業から志ある方が飛び出してほしい。坂本龍馬になった気持ちで「脱藩」する方がもっと必要です。そして、辞められる前でも後でもいいです。僕らに声をかけてください。一緒に社会を変える仕事を作って、一緒に医療を幸せにしてゆきましょう!!

スタッフ募集(京都)

春です!医療に関わる仕事、こころに関わる仕事が将来したい、という方、僕らと一緒に社会を変える仕事を作りませんか?

大学のふつうのサークルや地域の一般のボランティア団体では味わえない、社会との繋がりが感じられる遣り甲斐のある活動です。

<今期の募集>

【募集場所】京都事務所(同志社大学裏、地下鉄「今出川駅」徒歩8分)

【募集人数】5人程度(選抜を行うことがあります)

【活動内容】メンタルヘルスに関するフリーペーパーの取材・企画・広告営業

【活動の魅力】元医療コンサルタント、大学院で患者中心医療などを学んできた代表が個人個人に丁寧にメンタリングし、スタッフが成長することで成長するチームを目指しています。ブルーバードはキャリアカウンセリングにも定評があります。ビジネスの側面と、ボランタリーな側面のバランスを取りながら、夢を実現していく方法を掴んでもらえたらと思います。

<ボランティア/インターン・スタッフとして参加しませんか?>

★ 病気や医療のことを知りたい!関わりたい!
★ 誰もやったことのない新しいチャレンジに仲間と取り組みたい!
★ どんなことでも楽しくしちゃうのが得意!
★ 社会問題をビジネスの手法で解決する「社会起業」に興味がある!
 
 月1回程度のときどきボランティアから、週2~3日程度のインターンまで、現在特に必要としているスタッフはこちらからご覧ください。これ以外でもお時間やモチベーションなどをもとに、ご相談して関わり方を考えていきたいと思います。

どんな関わり方でも、まずはお気軽にお問い合わせください♪問い合わせフォームに、下の応募フォーマットを張り付けてください。

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* 問い合わせフォームは“フォームズ”が提供し、日本患者学会(ブルーバード)が個人情報保護法に基づいて運営しております。

初めてのラジオ出演

初めてラジオに出演させていただきました!

京都のコミュニティラジオ、「京都三条ラジオカフェ」の番組「ゆめっとな夜」です。

日本患者学会(ブルーバード)の「病気と生きるが楽しくなる♪」日記-ラジオ出演

京都三条ラジオカフェは全国で初めてNPOが経営するラジオ局として開設し、市民団体が比較的安価で番組を持つことができます。市内の美容室などで実はなんとなくラジオカフェがかかっていて、ハッとするときがあります。

「ゆめっとな夜」は京都青少年ゆめネットワーク(通称:ゆめっと京都)さんが月曜日のゴールデンタイムに持っておられる番組です。ゆめっとさんは、本部を東京から京都に移した当初からブルーバードを応援してくださっています。

出る前は、「言ってはいけないことをラジオで口走ってしまったらどうしよう!!」と恐怖でしたが(笑)、なんのことはなく終わりました。

番組の後に、「ブルーバードさんも番組持ったら?」とラジオカフェの方から提案頂きました。たしかにー。ヘルスリテラシー(市民の医療知識)が高くなることは、ブルーバードとの大きな目標の一つ。前向きに考えようと思います。スポンサーさんがつけば、可能そう...。

お客目線で考える医療政策「『医師』は資格で守らないほうが、自由になる」

1つ前の記事で、「看護師はフロント係であり、究極のお客様サービス業」という原点にいまこそ立ち返ってはどうだろうという内容を書きました。

医師のあり方についても、コンセプトを改めないといけないな、と思っています。医師は古来「医学の知識について詳しいので看護師が相談をする相手」であったはすです。

ナイチンゲール以前、病気にどうすることもできなくなって教会に助けを求めてきた病気の人をボランティアとして看護していた。そこに詳しい医者を呼んでくる、という構図でした。

医師は看護師が自分の患者の必要に応じて選ぶ。患者と看護師を中心にした構図を組めば、医師は「資格」よりも「能力」で選ばれることになります。この医療の本来の形を大切にすれば、独学でも優れた知識を持っている人は資格が無くても医師業をできるようにする。

そう考えると、医師の間に市場が生まれます。本当に患者に喜ばれる医療を提案できる人に仕事がまわってきます。本当においしい料理を提供するお店が認められるように、本当に実力のある医師が認められ、また医師のリーダーになり、その方法がスタンダードになっていく。医師の業界はこうあるべきだと思っています。

もちろんいい医師を見分けることのできる仕組みは必要です。そこで現在であるような学会の認定を参考にしたり、ということを看護師がコーディネートする。今は患者に学会の認定は公開されていますが、認定の価値は学会によって違うし、それによって医師の善し悪しを判定するのは実質的には無理だと思っています。

患者には医療の基本的な知識はもっと持ってもらうべきかもしれません。しかし、学会の認定や医師の見分け方まで知識を求めるべきでしょうか。それは、消費者にしてみればちょっと「マニアック」な情報、過度に業界内部じみた情報だと思います。

医師の数も研究分野も、現状は患者とズレがあります。BMJかLancetか忘れましたが、有名な国際医学雑誌に、患者の満足は看護師の満足とは比較的相関するけれど、医師の満足とは何の関連も見えない、という結果がありました。これは悲しいことです。

医師は自由に必要と思う高い知識を身につけ、看護師に選ばれるようにする。看護師に多く選ばれる医師が、後輩医師を育てて、たくさんの依頼を受けられるように、会社を作ったりすることが起こるでしょうね。多くの医師は「自分たちは学者でもある」と考えています。このアイデンティティも今よりも大切にしてあげることができます。資格を重視せず考えることで、患者が確実に幸せになりながら、医師はより自由になると考えています。

お客目線で考える医療政策「『看護師』のあり方を見直す」

現在の医療の実情に合った資格にコンセプトの見直しをしてはいかがでしょうか。

現行の医療制度では、「医師」「看護師」「薬剤師」「管理栄養士」などといった資格が資格=職業のようになっています。しかし、この区分を使って医療を経営していくことは時代に合っていないのではないでしょうか。

一番ひずみを受けているのが「看護師」だと思っています。「看護」の本来のコンセプトは、「患者に寄り添い、一番の心の助けになる人」のはずです。しかし、現状の看護師は充分に患者とコミュニケーションをとる時間がありません。

なぜでしょう。

「診療補助業務」に追われているからです。医師からの指示で、本来の役割分担からすると医師が行う仕事を看護師が行っているわけです。医師は「専門知識で患者の医学的治療を行う」コンセプトなのですけれど、手が足りない。だから手伝いを看護師にお願いしているわけです。

この診療補助業務に追われて、患者と十分時間を取れていないことが問題です。

医療は「患者の健康を取り戻す」というサービス、その中で看護師さんはレストランならウエイターさんであり、旅行会社なら窓口担当者のはずです。医師はどちらかというと裏方、レストランならシェフであって、旅行会社ならプランを考える担当者。さらに、病院では患者は常につらいニュースに晒されます。裁判で次々証拠を突きつけられて、「あんた(体)がわるい。罰(治療)を受けるべき」と言われるわけですから、その心を守り、患者目線からすると理不尽なものは毅然と断れなくてはいけません。看護師は患者にとって弁護士でもある、と僕は考えています。

だけれど、「病院では看護師には本音を話さないよ」という患者も実は多いです。入院したことのある方なら経験していると思います。「忙しそうだから」ともうひとつ「自分よりは医師の味方に見えるから」というのがあります。

まず、看護師を徹底的に本来の「看護」に集中できる体制を作る必要があると考えています。

そのために提案したいのは「診療助手」という仕事を作ることです。点滴を変えられたり、体温を測られたり。患者にとって「○○(痛いこと・面倒くさいこと)をされる」という役割は診療助手に担ってもらって、看護師は寄り添う仕事に特化できる仕組みを作ってはいかがでしょうか。

ナイチンゲールの時代には「カウンセリング」という考え方は医療にはありませんでした。しかし、現在の医療では実際にはよい看護をするためには「カウンセリング力」も必要でしょう。患者の「本音」を聞きだしながら、どうすればよい療養ができるか、トイレを手伝い、体位変換を支持して、可能ならば退院後もフォローする。技術は診療助手に任せる。

不況の時代、収益を伸ばすことができているのは正直にお客さんの声を聞き続けてきた企業だけです。消費者のために物を、サービスを売る。本当の意味で正直な企業しか残らない、ある意味で原則にシンプルな時代になっているんです。

医療もいまこそ、サービスの最前線、プロフェッショナルとしての看護師の役割変化が必要だと思っています。

僕らも提言するだけでなく、このために必要な「診療助手」をどうしたら信用される資格として、日本の医療に入れることができるか、ビジネスをベースに考えていきたいと思っています。

医療のグランドビジョンの発信をブルーバードからも。

皆様、ご報告が少なくて申し訳ありません。深田です。

twitterの発言・ニュースの解説・政府のコメント、いろいろなところで「医療をどうするべき」と話がでていると、「いいことする!応援したい」「もっとこうした方がいいと思う」という意見を必ず持ってきました。

これまで、僕らは医療政策は「ライバル」だと思ってきました。一般論、と思って誤解を恐れず言いますが、国のサービスだけで、すべての消費者・生活者が幸せになれる、ということはあり得ないと思っています。医療もまったくおんなじ。国が「医療者ありき」で医療政策を経営するなら、僕らは「患者や市民ありき、需要ありき」で経営していく、と決めているからです。だから、「僕らは社会起業型の解決を目指すよ」と宣言しています。社会起業家が目的ではないけれど、そこにこだわることが大切だと考えるからです。

だけど、ふと思ったのです。競い合うのって「社会起業っぽくない」ですよね。

「利益を出すことではなくて、問題を解決することで評価される」というのが社会起業の考え方です。「医療政策」も大切なものだから、僕らの経験の中で、提案をしていく、ということは僕らのやるべきこと。

「敵に塩を送る」は上杉謙信の「義」の精神ですが、僕らもそう考えるべきですよね!

ブルーバードとして医療政策のグランドビジョンを提案するために、京都の政策系の学生団体に協力を依頼してみようと思います。

京都伏見ロータリーアクトクラブ例会で講演しました

2月16日に、ホテルグランヴィア京都で講演させていただきました!細かいご報告はのちほど。



$日本患者学会(ブルーバード)の「病気と生きるが楽しくなる♪」日記

新年早々の体調不良

ブログでご支援くださるみなさま、あけましておめでとうございます。

実は2010年新年は2日からゆっくりと仕事始めをしたのですが、旧年の無理が遅れてからだにでたらしく、早々に約2週間、闘病生活を送ることになりました。

起き上がれない体調不良の日はノートにかじりつき、戦略を立てました。日々の仕事を少し離れる時間になったせいか、しばらくしてから急に客観的な戦略モデルが浮かぶようになりました。やはり、病気で苦しんだ時間は無駄じゃない!、と思わせてくれました。

同時に、そうしている間に、携帯電話に、かわいいインターンたちからの留守電・メールが殺到していました。

「これこれどうしましょう」「心配してます」

改めて、こんな仕事をしにくい自分とプロジェクトしてくれてる仲間に心から感謝します。この事業で自分が一番想いが強いかもしれない。だけれど、それは深田の理念や戦略、あるいは細かい手法やくせまで、信頼して伴走してくれている人達がいるからなんだ、と気づかされました。

思えば「事業は自分のもの」と少し傲慢になりかけていたのだと思います。お正月に相応しい素敵なことを、今回も病気が教えてくれました。大切に肝に銘じます。

2008年、一番、日本の社会問題の解決に貢献したもの

昨日の記事に引き続き、内閣府の自殺対策白書発表に絡んで、「自殺からみる社会問題の大きさ」について、書きたいと思います。

2007年から2008年で自殺者数が減少した、ということは素晴らしいことです。自殺者は年齢が高いほど多いので、団塊の世代が高齢化していくことから考えると自然には増えるはずです。これが減少した、というのは

★ 全体が減った → 総合的な自殺・うつ対策のインフラが整ってきた
★ ある部分が特に減った → ある理由で大きな社会問題が解決した

という2つの理由があります。今日書きたいのは後半。特に、ある分野に力を使ったことが目覚ましい成果を生んだ、というものです。

それは「多重債務問題の解決」です!

「多重債務に苦しんでいませんか」というCM、確かにテレビでよく流れました。多くの弁護士さんがこの問題に奮闘されていました。

多重債務のために自殺した人の数は約250人も減少したのです。連帯保証や借金の取り立てが理由の自殺者も、それぞれおよそ28%・およそ14%減少しています。

2008年特に減少した、と考えると、2007年の12月に「貸金業法」改正が成立したことも大きいと僕は思います。29.2%まで、というとてつもない金利が許されていたのが、解決されました。この法律の正式な施行は来年ですが、それに向けて貸金業界が経営努力をしていく中での減少だと思います。亀井金融相が、この法律の施行を遅らせるのでは...という噂がありますが、万一そんなことがあれば、皆さんぜひ「人殺し」とでも言ってあげてください(笑)。

NPO業界でいえば、2008年4月に「NPO法人日本モーゲージプランナーズ協会」が立ち上がり、主に住宅をターゲットとして、多重債務の解消や返済の仕方のアドバイスをする「モーゲージプランナー」を輩出し始めました。

こんなことが統計を正しく読んだらわかります。皆様の社会問題解決の感覚はどうでしたか?僕は、解析して「多重債務解決が一番社会を明るくした」と分かって、意外さと納得とが入り混じった感覚です。

なんか、こういうことに貢献した方たちを表彰したりできないもんですかねー....。