こんにちは。森本智子です。
3月17日にお彼岸入りしましたね。
明日は春分。
皆様、どんな春を迎えてらっしゃいますか?
私は墓参りやお彼岸の準備を例年通り。
母がしていたことを見よう見まねでするようになって13年になります。
詳しく教えてもらったわけではありませんが、父や叔母に聞いたり、母のやっていたことを思い出しながらやっているうちに何とかなるものですね。
欠けてるところもあるでしょうから、母は空から苦笑いしてるかな。
先日、町内の行事もありまして、集会所で同級生のお母さんやご近所さんにお会いして立ち話してました。
母が亡くなった後、色々気に掛けて下さって
「元気にしてる?」
「困ったことがあったらおばちゃんとこ、おいで」
ってあたたかい言葉をかけて下さいます。
今回も
「ともちゃん、子供さんたち大きくなったなあ。お母さん喜んではるやろなぁ」
うるうる(T ^ T)。
「母が亡くなって13年、いつも気にかけて下さってありがとうございます」
頭を下げた。
「あんたのお母さんには良くしてもらったから」
耳にふわり、と優しい風が入ってきたような気がした。
「あんたのお母さんは優しい人やったから」
母とご近所さんの間の交流を私は知らない。
どんな会話をしてどんな交わりをしたのか、確かめようがないけど。
私は確かに母が遺した無形財産をもらっている。
四季折々の花が咲くのを愛でていた母。
冠婚葬祭、人との繋がりを大事にしていた母。
母が父や私たち姉妹に残してくれたのは目には見えない母の優しさ。
優しい人だったと母を語って下さる方がいるありがたさ。
ご近所さんと別れて帰宅したら、母が遺した山桜桃(ゆすらうめ)の蕾が膨らんできていることに気付いた。
母の身体は此岸にはもうないけど、遺してくれたものはたくさんある。
父がいて、母がいて私は命を授かった。
祖父母がいて、曾祖父母がいて、連綿と続く命の繋がりの中に私がいる。
主人がいて、私がいて、娘と息子を授かった。
娘と息子がいつか、また命を繋いでいくだろう。
私は子供たちに何を伝えられるかな?
彼岸に渡るその日まで、何を残せるだろう?
まだまだ先だけど、毎日を大切に生きようと思ったお彼岸の1日でした。
あなたはどんな春を迎えていらっしゃいますか?
ここまで読んで下さってありがとうございました。
私を見つけてくれてありがとう。
あなたがしあわせでありますように。