「Ｋｉ－Ｋｉの言葉の魔法」「生きているということ。」（1.17.阪神淡路大震災に）

２０１８.１.１７.に、投稿したもので、季節外れですが。
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再投稿。
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No.115
「生きているということ。」
. 「1.17.阪神淡路大震災」
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２３年前の今日、
私は、２３歳だった。
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取り乱す母に、私は、
布団をかぶせて、押さえ付けた。
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弟は、父に覆い被さっていた。
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私が経営していた、
小さな小さな、
２つのラウンジは、
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小さな　ビルに入っていて…
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棚が崩壊し、
ボトルやグラスが、
散乱していた。
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また…
グラス一個から揃える…
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そんな「最初」に戻ってしまったんだ。
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でも…
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私は、生きていた。
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人生は、
生きてさえいれば、
また…始められる。
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人々の命が、無くなるという、
現実を知ったら…
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涙もろい私でも、
アニメぐらいでは、泣けなくなった。
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どんなに、
悲しい映画を観ても、
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作り物には、
感じなくなった。
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生きていたいけれど、
生きられなかった人達。
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生きて欲しいと、願っていたのに…
その思いが、叶わなかった人達。
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私達は、そんな人達の、
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悲しみの上に、生かされている。
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アニメや映画で、
泣けなくなった私も、
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また、泣けるようになった。
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人は、悲しみを、
忘れるように、出来ている。
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それでも…
忘れちゃいけないんだよね。
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命を懸けて、残してくれた、
「教訓」と…
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多くの悲しみの上に、
生かされているということ。
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生きていたいけれど…
生きられなかった人達。
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生きて欲しいと、願っていたのに…
その思いが、叶わなかった人達。
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その悲しみに、思いを馳せて…
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ちゃんと、
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生きなきゃね。
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ちゃんと、毎日を、真剣に…
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ちゃんと…
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精一杯に…
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生きよう。
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生きている事に、
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感謝しよう。
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そして…
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明日を　迎えられる事を、
素直に、喜ぼう。
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そして…
今日出来る事は、今日。
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大切な家族を　守る為に…
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備えを、忘れずに…。
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2017.1.17.(阪神大震災の日に寄せて)
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................K i - K i (咲羅希季).............
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２０１８．６．２０に、投稿したものです。
この度の大阪の地震では、多くの方から、ご心配と励ましのお言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。私の住む地域は、大きな被害はありませんでした。
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それでも、頂いたお言葉の中でも、東北の方々から「恩返しを」と、メッセージを頂く度に、胸がいっぱいになりました。
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私は、東北の方々の為に、何が出来たでしょうか。思い付くままに現地に向かい、無力な自分を思い知り、反対に励まされる事の方が多かった。
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あの絶望の中から立ち上がり、見事に復興された賢者の皆様に、お声をかけて頂いて、ただただ、胸がいっぱいになりました。
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今回の大阪北部地震が起こった時、とにかく自分の役割を考えました。
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そして、自分に出来る事は、過去の経験、東北や熊本の方々が残して下さった「教訓」を、一人でも多くの方に、早く伝える事だ、という考えに至りました。
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私が、詩のインスタを始めたのは、
2 0 1 6 . 9 . 1 9 . の事でした。
それまで、ブログで詩を書いていましたが、
色々有って、ブログを閉鎖する事になり、
ここで書くようになりました。
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それでも、その色々は続いたので、
2 0 1 7 . 5 . 8 . 詩を書く事を辞めました。
「震災の日」には、詩を投稿しました。
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詩を書く事を再開したのは、先月、
2 0 1 8 . 5 . 2 4 . の事です。
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不安が有る中、突き動かされるように再開をしたのは、この為だったんだなって、
勝手に、そう思いました。
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私の書く詩や文章は、個人に当てて書くものでは、決してありません。
自分の役割(使命)だと、漠然と、そう感じて書いています。
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地震や災害について、悪戯に不安を煽(あお)る思いも、ありません。
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どうか、備えを。ただ、それを伝えたい。
残して下さった「教訓」を、無駄にする事のないように。
生きていて。どうか、備えを忘れずに。