『Believe-君にかける橋-』ドラマ | 刑務所から脱走して事件の真実を追いかける | 感想記録帳

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Believe-君にかける橋-

​ドラマ


あらすじ 


龍神大橋建設現場事故の真実を隠蔽し、責任を被って実刑判決を受けた狩山陸。しかし、妻の玲子が出所する頃には帰らぬ人となっている可能性が浮上。狩山は刑務所を脱走し、真実を明らかにしようと奔走する。






​感想 


正直、最初の3話くらいまでこのまま見続けて面白いのだろうかと言う気持ちになっていた作品。笑


でも、そこから龍神大橋の事件の裏側が少しづつ見えてきて、いろんな人の裏切りが明るみになるたびにどんどん面白さが増していく構成だった。


誰が味方なのかもどんどん分からなくなるし、伏線が張られているんだろうけど、見落としてしまっていそうな感覚がして見ている間ずっとハラハラしていた。


最終話を見るまで、狩山は脱獄しているのでこの事件で無罪だったとしても罰は受けるだろうから、どう物語が収束するのか気になっていて。


刑期自体は短かったけど、奥さんのことがあったからそこは罰を受けたことになるのかなと。


ちょっと役者の当て書き感が強い終わり方にも感じて(斎藤工が木村拓哉を裏切る配役にはならないだろうなとか他にも色々と)若干展開が予想ができてしまったのは個人的に複雑な心境だったのだけど、面白かったからよし!







磯田社長が最後に狩山に言った、「人は金と地位で動く、なのに君は夢、夢って……」


このセリフかなり刺さるものがあった。

仕事は夢を捨てることっていうのも。


狩山は本当に人たらしって感じの人で、影響力があって周りを巻き込んで進んでいく人。


作中でも多くの人が味方になったけど、それをよく思わない人だって存在するのは当然で。


どっちも間違ってはいないんだよなと思う。狩山が言うように、誰かの犠牲の上で成り立つ正義は正義ではない、だけど、誰かが犠牲になることで大多数が助かることって世の中物凄く多いもん、現実問題。


都知事は裁かれず、帝和建設は橋の再建に携われた結末を考えると、磯田社長の言い分も狩山の言い分どちらが正解だった訳でもないのが表現されていて良かった気がする。





こんな人におすすめ 


役者がとにかく豪華!なので、気になる人がいたらとりあえず見て見てほしい。


ドラマだけど、映画を見終わった後のような満足感を得られる作品だったので、普段ドラマより映画の方が好きなんだよなって人にもおすすめです。