今年は念願叶い、一生に一度は食べてみたいと思っていた、とっとり松葉蟹のトップブランド「五輝星(いつきぼし)」をいただくことができました。これほどまでに違うものか!初体験の夢のような美味しさでした!
▼五輝星について書いています。ほんと凄い蟹なので読むと知識がUPするかも▼
この素晴らしい蟹をいただいたのは、銀座にある日本料理店『粋京(いっきょう)』です。紹介制のお店で、知る人ぞ知る名店。紹介制のお店なので、普段は入ることができないのですが、1月は蟹スペシャルということでご紹介がなくても予約できますよ♪
出た~。私が夢にまで見た「五輝星」!
なんと、粋京では鳥取で朝競り落とされた蟹を夜の営業に間に合うように空輸しているんです。だから、鳥取で食べるのと変わらない鮮度でいただけちゃいます♪
こちらは親がに(香箱)です。今回はこちらのメス蟹を5杯と上のオス蟹を1杯ほどいただき、蟹だけでお腹いっぱい。まさに赤いダイヤを堪能させていただきました。
大将の渡辺 洋介氏は京都の名だたる日本料店で、助け(スケ)をされていた方で、かなりの腕利き。毎朝豊洲に通いかつ、この季節は「蟹専門店か!?」というくらい毎日蟹を料理されています。なにせ何度も最高価格を落札されている鳥取の中村商店が東京で唯一鳥取から蟹を送っている絶大なる信頼を得た料理人なのですから。この日もおしゃべりしながら、届いたばかりの蟹をどんどん捌いていきました。昨年も見ましたが、流石に五輝星。その中でも上ものでしたのでかなり巨大で、腕利きの大将でも爪をカットするのがちょっと難儀な感じでした。
この日は鳥取県主催のお披露目イベントということもあり、中村商店の中村社長も来店されていました。お写真を拝見していたので一度お会いしたかった。渡辺大将は毎年蟹の解禁日には鳥取にいかれ、中村社長のセリ落とす風景を見に行くそうです。
まずは、親がにの醤油漬けを。生きた蟹を捌いて刺身にしてくれるのですが、中でも脚が刺身としてお出しできるのは届いた蟹の中でもごくごくわずかなんだとか。添えられているのは、外子、内子、かに酢。まずは親がにかのねっとりしたきめ細かな食感を楽しみながらのスタートです。
次は15分蒸した親がにです。一気にいい色に色づきましたね。
まずは外子から。ほわぁ〜っと口に優しい口当たり。つぶつぶなのに変なざらつきがなく、何もつけていないのにこれだけ旨味があるってすごい!
これは胴体の部分を、バキバキっとかぶりついていただきます。
このまま口に入れてかぶりつくイメージです。
粋京さんに行ったら贅沢させて貰わねば。脚は身をほぐして再度出してくださいます。
粋京さんのセッティングですが、こちら蟹スプーンが置いてないって気づきました?つまり、自分で脚をホジホジする必要はないんです。フルサービスのお店
内子と味噌です。
ねっとり濃厚な味わいで、味噌と共にいただくので酒のつまみに最高!
こうきたら、やっぱり日本酒しかないでしょー。錫でできたおちょこには蟹が。このシーズンだけ登場する、季節のおちょこです。
親がにをつまみに食べている間に、大将が松葉がに五輝星を捌いてくださいました。
まずは松茸と松葉蟹の松松椀からです。しかも今年は器が進化しているやん。写真がちょっとボケててすみませんが、器の蓋の内側に蟹が描かれているのもなんとなくお分かりかと思います。
爪、デカッ!
これ、なんだ?と思ったら松茸素麺だってー。
お出汁の楽しみもありますが、これだけ具材がゴージャスだともはや蟹と松茸に全神経が集中してしますよね。こんなびっくり体験だって、できちゃうお店なんです。
ここからは脚を様々な調理法でいただくという、ウキウキ気分になるお料理。
脚2本はお刺身で。
あのですね。生で食べると蟹のエキスみたいなベールに包まれているようで、実はまったりしているんです。蟹って面白い~。
今年の新作。さっと火を入れて肝で和えています。これ抜群に美味しいです。
後程またミソはいただくんですが、こちらの大将は蟹ミソも洗うんです。結構砂とかが混じっているんですって!海の中で生きているんだからそりゃそーだ。洗うことでこのミソも雑味がとれて、旨味だけが残るのです。ミソも極上が食べられるんですよ!
次は蟹の出汁でしゃぶしゃぶしてくれました。
おーーー、脚長〜。器からはみ出るダイナミックな姿が凄いですね。器でかろうじて支えています。身もおっきい♪生とはまた違う優しい舌触り。
さまざまな火入れのテクニックで魅せてくださいました。こちらは高温から火を入れていきます。
味がしっかりでてくるので、巨大な椎茸と合わせて香りと味わいのハーモニー。
先をどとは逆で低温から火を入れて温度を上げていくと、柔らかく甘い仕上がりに。
生の蟹を巻いた白菜ロールにはミソを添えて。少しぬるめの温度で出してくださるんですが、そうすることで甘さが楽しめるる一皿。
見てくださいよ。蟹のみを白菜で包んでいくのです。しかも生。
しかも白菜は2/3しか使わない。
蟹味噌は甲羅の中で焼いて登場しました。昨年よりやはり甲羅が大きい!!
五輝星のすごさを改めて実感しました。
やっぱりこれっしょ。蟹味噌に熱燗を注いでくださいました。
今日は酔っ払うぞー!!
胴体の身もしっかり解していただきました。
本来これは自分でやらねばならない作業。だから蟹を食べにいくと黙っちゃうっていうんですが、粋京さんではお話しも楽しみながらいただくことができるんです。
でも、ううう、大将ありがとうございます〜 !!
旨味のたっぷり入った甲羅酒もいただきました。
こちらは出汁を入れたもの。春菊は葉っぱの部分だけで柔らかな味わいで。
お椀で蟹爪をいただきました。一人1杯ですから、もうひとつの爪が残っていますよね。今回は蟹クリームコロッケです。これに、雄と雌の蟹クリームコロッケも添えられていました。雄はさっぱり、雌は内子なども入っているので濃厚です。もちろんその場にいた方は、雌の方が断然美味しいねと満場一致♪
蟹つめ、重っ。蟹爪でずっしりってありなんかな。繊維の一つ一つがしっかりしているので食べた感じが豪快なんですよね。しかも味が濃い!!
蟹素麺です。
松茸素麺といい蟹素麺といい、こちらでは贅沢素麺がたっぷりいただけますね。
そして、お重は蟹がたっぷり入った玉手箱。これ、、、値段をつけたら売れるんでしょうか。想像するだけで、確実に凄い金額。←想像するなっちゅうに〜。
そしてまたまたご飯にはたっぷりのほぐし身です。改めて写真を見ていてもため息しかありません。って食べた本人だってため息なんだからこれは流石に凄いです。
このご飯の上にまたまた蟹の各部位を乗せていくんですよー。
内子と外子を添えてくださり、こちらもさらに混ぜていただきました。
鳥取県では、蟹は大根と一緒にいただくのが定番だそうです。そんな風習もこちらで体験をさせていただきました。
水菓子は、梨を凍らせた梨シャーベットと柿です。
柿にはブランデーのカミュXOをちょいとかけて風味の良く。
最後は大将がお薄を点ててくださいました。という少しえぐみのあるお茶で〆です。
蟹を食べると静かになるといいますが、大将はずっと喋りっぱなし、蟹を料理しっぱなしで楽しませてくださいました。さすが関西で修行しただけありますね。
緑樹庵清水の金平糖と。この金平糖美味しいんですよね。
いちご、シャインマスカット、白桃、焼き栗アーモンドでした。焼き栗アーモンド美味しかったので買いに行ってみよう〜。
もう、幸せ〜としか言えない体験ができる蟹三昧♪
鳥取の蟹の美味しさをこれぞというくらい思い知らされました。しかもとっとり松葉蟹のトップブランド「五輝星(いつきぼし)」ですから、更に素晴らしい。五輝星は出会えるかどうかは運次第ですが、一生に一度は召し上がっていただきたい逸品です。
もちろん五輝星ランクまでいかなくても昨年私が大興奮していたとっとりの松葉蟹は本当にお美味しいのです。昨年の記事はこちらにリンクしておきますね。
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ちなみに鳥取県では、2022年11月9日〜2023年2月28日まで。蟹の一番美味しい季節です。是非美味しい蟹を食べに鳥取へ旅してみてください♪
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粋京さんは、すでに12月は満席だそうですが、1月は一見さんも含めて予約を受けているそうです。是非そんなチャンスに粋京さんにいかれてみてください。
東京都中央区銀座8丁目3−12 Ginza 須賀ビル 5階