日本橋にあるミシュラン一つ星を獲得している
人気フランス料理店『La Paix(ラペ)』が
6月12日、新店「おでん屋 平ちゃん」をオープンしました♪
松本シェフのお料理は独立前からいただいています。
思い起こせば、すでに15年を超えるお付き合い。
「平ちゃん」のシェフを任されたのは、根内大和氏。
ラペで8年間、松本シェフの右腕として働いてきた
31歳のシェフが平ちゃんを指揮します。
ちなみに、松本シェフがラペの前に厨房を仕切っていた
メルヴェィユを任されたのは30歳の時。
当時を振り返り、松本シェフとしみじみお話させていただきました。
はぁ〜、私も歳を取るわけですね。
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そん新店「平ちゃん」の場所は、
ラペから徒歩1分ほどの場所にある
「J1 BIDG.」の地下1階
お寿司屋さん、イタリアンが入っているビルの地下となります。
店内はカウンターと個室にもなるテーブル席があります。
カウンター席のあるエリアには、
生産者さんや関係者によって書かれた
「平」の字のアートが飾られていました。
人の繋がりを大切にする、ラペらしい新店のアートですね。
現在は、昼夜コースのみ。
ランチ 4,950円、ディナー 9,900円
（税込み・別途サービス料10％）です。
新店・・・とはいうものの、実は『ラペ』では、
オーナーシェフの松本一平氏のご実家がおでん屋さん
ということで、2017年より毎年4日〜1週間程度ほど
期間限定のおでんPOPUPレストランをやっていたという実績があります。
松本一平シェフの名前から、店名は
おでん屋 平ちゃん
2017年に初めて「おでん屋平ちゃん」をされた時の
田中支配人の、カメラを向けるといつもの固い表情が懐かしお写真ですが
松本シェフと固い絆で結ばれた二人の名コンビは
徹底的にお客様を楽しませる演出で
当時の「おでん屋平ちゃん」でもとっても楽しい演出をしてくださいました。
こちらは、その記念すべき第一回目の平ちゃんの記事♪
あれから、5年!!
今回は期間限定のイベントが常設の実店舗となりました。
なので、「ついに！」という期待感しかありません！！
フランス料理店が作るのは、
フレンチと和食が融合した
イノベーティブODEN
しかしながら、松本シェフの記憶の引き出しの中から登場したおでんは
おふくろの味の要素もしっかり込められています。
おもいでの味であり、ほっとする味であり、なつかしい味。
松本シェフにとって
いつでも、ずっと食べたい味を皆さんに知って欲しい
楽しんで欲しいというのがコンセプトとなっています。
もちろんアルコールペアリングもありますが
ノンアルコールペアリングにしていただきました。
今回は、オープニングレセプションだったため、
ラペの田中支配人も入ってのスペシャルバージョンでした。
平和クラフト産のビールなども入れていたり
ドリンクはもちろん単独でもいただけますよ。
まずは梅と生姜のトニックウォーター割り
前菜は赤米のチップの上に、
ほろほろ鳥の白レバーの佃煮です。
りんごが入っていて、シャキシャキ感と爽やかな香りがしました。
ラペでは有田のカマチ陶舗の食器を使っていますが
平ちゃんでもカマチさんの器がちらほら。
これもカマチさんですが、普段私たちが
あまりお目にかからない器も登場しましたよ。
とうもろこしのすりながし
とうもろこしの粒もたっぷり入っている出汁で伸ばした
温かいすり流しは甘く風味も良いほっこりスープでした。
器を見ると、なんと「平」の字が!!
そしてお箸にもロゴマーク入り。
胡麻豆腐
むっちり喉越しの良い胡麻豆腐の上には
焼きなすのピュレと北海道産の雲丹、ナスタチウム。
それぞれの食材の甘さを重ね、ナスタチウムでシャキーンっと
味を引き締めた一皿。
八海山の甘酒と柚子を合わせたドリンク
ジュレ
愛媛の甘鯛のお刺身には、金時草のおひたし、
食感にクラゲが仕込まれ、
上には酸味のある土佐酢と穂紫蘇の香りの組み合わせ。
松本シェフが昔から得意なジュレは
平ちゃんでは土佐酢バージョンで。
金時草はさほどぬるぬる感は感じませんでしたが
甘鯛にしっかりすきっとした味を添えていました。
サラダ
たっぷりのハーブやベビーリーフのサラダが出てきました。
パルメザンチーズとカラスミのバウダーがかかり
少し和のテイストも加わっています。
からしとマスタードをミックスした辛味が添えてありました。
サラダと思いきや、中からはシャドークイーンのおでんの天ぷら。
中からは紫のお芋が出てきました。
ハーブの下には、ごぼう、あやめかぶ、那須御用卵の半熟卵、
トマトなどが隠れていました。
若手の皆さんがサーブする様子を
田中支配人が心配そうに見ていますね笑）
平ちゃんのスペシャリテ おでん春巻き
このお店では春巻きがスペシャリテ。
これまたカマチ陶舗さんの素敵な器に入ってきました。
中には、千葉の九十九里で育てられたオリーヴポーク。
オリーブの搾りかすを餌に混ぜているため、
オレイン酸、ビタミンEが豊富に含まれています。
融点が36度ということもあり、口溶けがとても良いだけでなく
塩麹で漬け込んでいるので、うまくがより一層引き立ちます。
豚肉の周りには、大根のおでんが巻かれ
あのおでんの出汁の染みた大根の味がします。
それを春巻きに皮に巻いて揚げて
パリッとした食感の後に出汁のじゅわぁ〜、
そして豚肉の旨味が口の中に広がる春巻きでした。
カシスと緑茶を合わせたドリンク。
緑茶のちょっとした渋味とカシスの果実感♪
湯気が出るシーンもども楽しく
ライブ感も楽しめるカウンター席が特等席ですよ♪
ソーヴィニオンブランのジュースに
ハイビスカスジュースとおぼすを入れた華やかなジュース。
イカシュウマイ
しゅうまいは昆布だしのスープの中に入り
スルメ烏賊の荒いミンチと周りにはしゅうまい皮を。
ほんの少し豚肉のミンチが加わりコクも加わっていました。
かき揚げ
ゴーヤ、ししとう、コリキー、ホタテ、アーリーレッドのかき揚げ。
鰯と鶏のつくねと、黒米の入ったこんにゃく。
ザ・おでんと行ったスタイルのお皿が出てきました。
つみれは、ふわふわ〜。こんにゃくは、えぐみがなく上品なお味。
玉露とカツオ出汁
お茶の旨味成分とカツオの旨味をミックスした
まさに飲むお出汁。
鴨肉
鴨は治部煮で登場しました。
本来は茄子とのサンドイッチでしたが
私はズッキーニとの組み合わせでした。
茄子、嫌いなんです・・・その姿が・・・😭
鳥のコンソメ
〆のご飯
ご飯は、おでんの出汁をで炊いたとうもろこしご飯です。
鮎と木の芽が散りばめられて出てきました。
中川一辺陶氏の新作のご飯釜で出てきました。
お約束の土鍋の蓋開け儀式〜。
さ、ご開帳で〜す。
根内シェフが丁寧に鮎の甘露煮を丁寧にほぐし
再度ご飯に混ぜて私たちのもとへ。
そして、田中支配人に続き
今度は心配そうに見つめる松本シェフの姿もカメラに納めてみました。
まずはご飯から。
ファグラが甘露煮の甘さにさらにコクを加えています。
フレンチベースのおでん屋さんのご飯はやっぱりモダン。
すでにお腹いっぱいだったので、軽く一杯のつもりでしたが
これ、お茶漬けにして食べたら美味しいのに・・・と
思っていたらお隣さんがお茶漬けで食べているーーー。
これは食べないわけにはいきませんね。
ということで、2杯目もしっかりいただきました。
最後のサラサラ〜、たまりませーん。
きゅうりと長芋のお漬物。
私はこの長芋のお漬物が大好きなんですよね。
箸休めに。そしてこれもよくみたらカマチさんでした（笑）
韃靼そば茶
韃靼側のブランマンジェに塩アイス。
そしてオリーブオイルがかかった
ラペ、、、いや、メルヴェイユ時代からのスペシャリテが
アヴァンデセールで登場しました。
私にとっては何度も食べている思い出の味でもあります。
フルーツパフェ
〆は、時代を取り入れて?パフェでした。
平ちゃんでは、デザートは季節ごとに
パフェをご提供されるそうですよ♪
ここで、ずっと奥で料理をしてくれていた
根内シェフがカウンターに登場。
二人でテンポよく作ってくれました。
スガハラガラスの気泡感は、こう見ると美しいですね。
マンゴー、パパイヤ、パッションフルーツを使い
ここに、オレンジのジュレ、マンゴーのグラニテ、ナタデココ。
ココナッツミルクのムースとカルダモンのアイスを組み合わせ。
クランブルやココナッツミルクのメレンゲという
南国のフルーツがジュレやアイスクリームと共に楽しめるパフェでした。
最後はカモミールとかミントとかなだったかな。
ハーブと緑茶を合わせたようなスキッとしたお茶と共に。
インスタのリール動画も作ってみました♪
見てみてね💕
https://www.instagram.com/reel/CQNAveFA5Vp/?utm_medium=copy_link
おでん屋 平ちゃん
東京都中央区日本橋室町1-12-10 B1F
050-3623-1723
木曜定休
https://www.instagram.com/lapaix_heichan/
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