古き良きものに息吹を吹き込み、美的アプローチをしたカフェで一休みしてみました。

淹れたてのコーヒーと出来立ての最中で雨宿りです。

 

『Kaikado Cafe』は、2016年5月21日開業。お店の方とお話していたところ、先日3周年を

されたとか。明治八年創業の老舗・銅製の茶筒で有名な「開化堂」が手掛けるカフェです。

 

京都市では「京都市資産有効活用市民等提案制度」という、対象資産を有効活用する

自由で創意工夫に富んだノウハウや発想を生かした資産の有効活用を推進しています。

この建物もその制度を活用したモデルケースのひとつ。昭和2年に建てられた京都市電の

架線詰所で1階部分は車庫、2階部分は事務所として使われていた施設なんだとか。 

七条河原町のバス停の真ん前です。

 

当然貴重な国民的財産を示す「登録有形文化財」。

こんな文化財の中で、一休みできるなんて幸せすぎる。

 

耐震工事も行われたとのことですが、何とも美しいスペースへとリノベーションされています。

 

 

このレトロな建物を再生したのは、京都の開花堂という明治8年創業の

日本で一番古い歴史を持つ手作り茶筒の老舗。

カフェないでも美しい茶筒がたくさん並んでいました。

 

このライトも職人さんの手作りでしょうか。

建物の壁面をそのまま残したであろう壁のダメージ具合が

白い壁や木彫の優しい店内によくなじみ、またレトロ感を醸し出しています。

 

レトロな場所にちょっとした照明スポットがあったりグリーンが使われいたりして

モダンな雰囲気になっていました。

 

奥にはベンチ席なんかもありましたが、テラス席なんていうのもあるんですね。

これからの季節はこの緑に囲まれたテラスは確実に気持ちいい空間となりそうです。

 

コーヒーなどもありますが、セットが確実にお得!

しかも明治41年創業の中村製餡所のあんを使ったトーストや最中もあり魅力的。

チーズケーキがよく雑誌などにつかわれているのでそれもよかったのですが

すでに『小さな菓子工房ちょうのはね』でケーキを食べてしまったので

こちらでは和菓子をいただくことにしました。

 

さすが茶筒メーカーが経営するだけあり、菓子缶というかわいらしいアフタヌーンティーも。

1人前からいただけると聞きましたので、次回はこれを食べてみたい!!

 

お茶メニューもへ豊富なのですが、使い込まれた茶筒が並ぶ前で

コーヒーをハンドドリップしてくれました。

 

最中とブレンドのセットで1100円。

 

中川ワニ珈琲の豆を使い、朝日焼きのコーヒーカップで出してくれます。

他にも紅茶や日本茶、抹茶やソフトドリンクなどもありドリンクメニューは豊富です。

ビーフシチューやポタージュなどもあるので軽いランチもできそうです。

 

出来立ての最中。中村製餡所の自慢のあんこをつかったサクサク最中。

あんこはたっぷり入っていてこれも嬉しい!!

 

この日、突然激しい大雨が降ってきたのですが、平日の昼でお店ものんびり営業。

お店の方といろいろおしゃべりしながら、雨が上がるのを待ちました。

京都で出会った素敵カフェ。また次回も来れるといいな。

 

 

 

Kaikado Café

カイカドウカフェ

 

京都府京都市下京区住吉町352 河原町通七条上ル

075-353-5668

木曜日、第一水曜日(夏季休業、年末年始休業有)

 

 

私もインスタグラム @sakura007で投稿しています。

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カイカドウ カフェカフェ / 七条駅京都駅五条駅(京都市営)
昼総合点-