大正四年に開業し、平成28年をもって創業100周年を迎えた

「生きかえりの宿 瀧波」。

私も以前伺ったこともあり、また私の周りの友人と話をしていると

結構行っている人も多い、いわば人気宿なのですが、100周年を経て、

さらに100年先を目指して、昨年、かなり思い切ったリノベーションを

果たしました。その変化は、ロビーに一歩入るとスタイリッシュな

空間に生まれ変わったことが分かります。

 

 

平成29年10月1日に「生きかえりの宿 瀧波」は、

『山形座 瀧波』と、屋号も新たに新たな道を歩み始めました。

 

 

これは一部ですが、オープンして、

すぐに多くのメディアに取り上げられた瀧波。

それもそのはず。誰だって素敵!!

と叫んでしまうような素敵な宿に生まれ変わったのですから。

 

 

このリノベーションの総合プロデューサーは、

新潟の里山十帖のオーナーである岩佐十良氏。

雑誌自由人の代表取締役プロデューサーでありクリエイティブディレクターで

現在は温泉好きのあこがれの宿として有名な里山十帖の枠を飛び越えて、

現在は新潟をメインとして地域活性事業に引っ張りだこです。

私も宿泊しているので、里山十帖の記事はこちらをご覧くださいね。

 

 

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瀧波に伺ったのは今年1月下旬。

今年は大寒波が全国を襲っていますが、山形も多くの幸が降りました。

瀧波は宿の外観は変わらず、きれいになったという印象。

看板は昔のままです。

以前訪れたことのある私には、

昔の面影を残しながら新たな表情で晴れ晴れと迎えてくれたという印象です。

 

 

ただ、茅葺の立派な門が少し変わったり、

宿にプライベート感を持たせるようにぐるっと庭を囲みました。
あくまでも、この宿での滞在が心地良くなるように、

お客様のプライバシーを保護するための配慮が感じられました。

 

 

この雪の厚みやつづらの長さからお分かりだと思いますし、

日々のニュースや体感で感じられていると思いますが、今年の雪はスゴイ!

この日も雪で新幹線が止まってしまったのですが、

瀧波さんでは福島駅まで車で迎えに来てくれるという神対応。

おもてなしのホスピタリティーがスゴイのです。

 

 

そのおもてなしは、このロビーにある椅子にも表れています。

 

 

リプロダクトではなく、世界の名チェアに座ってチェックイン。

もちろん朝はこちらでコーヒーを。夜はお酒を飲むことも可能です。

 

 

チェックイン時にはこんなウエルカムドリンクやお茶菓子でもてなしてくれました。

私がいただいたのはずんだシェイク。友人は日本酒で。

 

瀧波はリノベ前から夕方日本酒の試飲会などをされていたのですが

今回はそれは別の形で残されて

日本酒にこだわった宿という印象はそのままです。

ウエルカムドリンクに日本酒があ登場するのもそのひとつかも。

 

チェックインをしていると花笠が始まりました。

ここではお客さんも参加して一緒に踊ることができるので

私も飛び入りしちゃいました。

 

 

こちらのラウンジは、チェックイン時のお出迎えの場として、

時には花笠などのステージとして、そして朝はモーニングコースを飲んだり

夜はラウンジのようにお酒を飲むこともできるオールマイティーな交流の場。

 

 

夕食後は大きな窓越しに、例年になく降り積もった雪や

キラキラと光るつづらを見ながらお酒をいただくという贅沢も。

 

お茶とお酒でまったりしちゃいました。

 

これは特別に。高畠ワイナリーのナイトハーベスト。

美味しさを巧くとらえる夜間に収穫された葡萄で丹念に作ったワインです。

果実感が濃厚でとても美味しいワインでした。

 

こちらのラウンジにお酒やスナックなどが揃えてありました。

 

お酒はその都度変わるようです。

氷やおちょこも揃えられています。

 

珈琲と日本酒と夕飯で作っていただいたおにぎりと。

私はお酒をあまり飲まないので、こういうフリーの時にかなり悔しい思いを

するのですが、お酒が無料で飲めるので日本酒好きな方にはたまりませんね。

 

朝は朝でカフェ的な役割を担います。

デロンギの本格的なエスプレッソマシンが2台も設置されていて嬉しい~。

 

朝も食後にコーヒーをいただきました。

お部屋でも、お風呂でもラウンジでも、のんびりできるのは温泉の良さ。

心地よい椅子に座って、時には頭の中も空っぽにしないとですね。

 

 

夜のラウンジがライトアップされていて美しかったので

もう少しご紹介しちゃおうかな。

 

私はこのアンティークのテーブルがかわいくて、

家具はどなたがコーディネイトされたんですか?と伺ったところ

こちらの親族の中に家具の販売をされているスペシャリストがいらっしゃるんだとか。

こういう旅館を運営するのもすごいけど、

やはりあるところには色々なネットワークがあるんですね。

 

居間と窓を結ぶ場所にこんな贅沢な空間があるんです。

何かの雑誌でこちらを使って撮影をされていましたよ~。

 

美しい欄間も。梁や柱はそのままで、歴史を刻まれた奥行を感じます。

 

 

の奥には床の間があって、しちらにも素敵な椅子が置かれていました。

これは山形の家具でしょうかね。

こうやって色々なところに腰掛けられるのはとってもリラックスできます。

今回は色々な椅子に座りながら旅館の雰囲気としんしんと降る雪を

見ながらじんわりとした時間を過ごすことができました。

 

 

以前宿泊した時とちょっと変わっていたのが、この温泉水。

今回は玄関前の庭にありました。

温泉は浸かって、飲んで、余すところなく取り込みました。

 

こんなかわいい切子のガラスで温泉をいただけるのも嬉しいですね。

 

 

雪をかぶっていて良くわからないと思いますが

庭には野菜を熟成される雪室もありました。

ここで野菜を美味しくさせてお食事に使ってくださいました。

実は私が伺った前日視察に行かれていたようなのですが、

雪の下大根掘りのアクティビティーなんかも今後スタートするとか。

私も行きたかったなぁ~。

 

 

変ったのはお土産も。

前回は旅館によくある雰囲気でお土産が売られていましたが

今回は美しくディスプレイされているような雰囲気で並べられていました。

 

パッケージにこだわったものも販売されていて、

これは買っていったら喜ばれそうです。

これはお米のかりんとうです。上は豆菓子。

 

もうちょっと軽いものは?という方には、お茶などのお土産もありました。

好きだったお餅は残っていて安心しました。

 

 

今回はリニューアルして素敵になったので、旅館の方にあれこれ聞いちゃいました。

南 浩史社長もそんな私の姿を見て、お声がけくださいました。

実はまた違う場面でも南社長が登場するのでお楽しみに~。

 

宿泊時はSNSキャンペーンもやっていて、

投稿したらこんな素敵なお酒もいただいちゃいました。

お部屋に案内を発見したら是非投稿しちゃってくださいね。

もちろん全館wi-fi対応です。

 

 

赤湯温泉は素晴らしい景観というより町の中にある旅館です。

ゲタをカランコロンす温泉街があるわけでもなく、

素晴らしい景色があるわけではありませんが、

赤湯駅からタクシーで10分という好立地(一日各2便の送迎あり)。

都会の人には嬉しいという交通の便の良い立地です。

秘境の気分ではないのだけれど、足の便が良くて、

移動の煩わしさを感じず、ゆったり温泉に浸かって美味しいものを食べたい。

そんな気分の時は、『山形座 瀧波』をめがけることをお勧めします。

 

あまりにも素敵でラウンジだけでも写真がいっぱいになっちゃったので

次はお風呂や共有施設などをご紹介いたします。

乞うご期待!!

 

 

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デザインは19通り「山形座 瀧波」源泉掛け流し露天風呂付きの違う魅力を持った客室♪

・夕食はDiscover YAMAGATA ダイニング 「1/365」

・うきたむの朝食「大庄屋箱膳」

 

 

 

山形座 瀧波

山形県南陽市赤湯3005

0238-43-6111

送迎サービス

■チェックイン時 14 : 30 赤湯駅発・15 : 30 赤湯駅発 
■チェックアウト時 10 : 00 瀧波発・10 : 50 瀧波発