わしの住む土浦から杜の都仙台まで片道約270キロ、往復では550キロ近くの距離です。
現在では高速道路を利用すれば、片道4000円ほど高速代がかかりますが(休日割引で)、気軽にホイホイ行こかという道のりではありません。行くならば、それなりの目的と決意があるからこそです。
では今回わしをここまで走らせた根底にあるものとは何であるか、しばし熟考してまいりましょう。
先週のことですが、クラウドファンディングの返礼が届きました。
今回は2年連続で支援した「しおかぜ」です。昨年はステッカーやマスクなどをいただいたのですが、今回はハンディファン。
手元扇風機ってやつです。まあ、連日の酷暑に対してどれだけ有効かは未知数ですが、気持ちだけでも風が吹けば何かが動く。
微力であっても、世界が動いてほしい、そうした願いが込められた気がしてなりません。
ところは出席するのには事前に申し込みが必要なのですね。1週間前に気づいて慌ててメールを送ったのですが、なにも返事がない。受付にてその旨を申し出たところ、ちゃんとわしの名前は登録されておりました。とりあえず、ほ。
その受付にて「内閣官房」と書かれた分厚い茶封筒を手渡されました。
会の趣旨や内容についてはここでは割愛します。深く知りたい人は各自調べてみてください。
わし個人の感想としては、もっと日本のために思いを尽くし、心を尽くし、力を尽くさねばと心底思います。
ただ、それについて説明したり、自分の主張ばかり押し付けてしまうようであれば、このブログの趣旨に反すると思うからこそ、興味を持たれた方がいれば、ご自分で深めてください、というわけです。
会のフィナーレは、会場全体で唱歌「ふるさと」を合唱しました。思いを電波に乗せて北まで届いて欲しいとの願いを込めて。ちなみに東北の地にてこの歌を口ずさむのは今年二回目です。
もう一回とは、3.11の出来事でした。
これがその時の記事です。弾き語りで聴くさくらちゃんの「ふるさと」、多くの人が感動しておりました。早く耳が治って素晴らしき歌声をもう一度生で聴きたいものです。
でも、今回の「ふるさと」は電波に乗せて異郷の地にていわれのない苦しみに囚われている人たちへ届けたい祈りでもあります。目にこそ見えませんが、誰かを力づける歌声でありたいと願わされてなりません。
さてさて、その感激的なイベントを終了させ、帰途に就くことになるのですがその時ふと頭をよぎったのが新地町。
福島県でもかなり北側にある温泉スタンで、いわき市のように気軽に出かけるのには程遠い場所に位置します。
2年前に行ったきりでもありますが、その時の感動は以下の記事を読んでください。
天気が良かったその時とは打って変わってどんよりとした曇り空でしたが、変わらないのは
はい、まだ無料で汲まさせてもらいました。親切なのか忘れらえた存在でしかないのかと余計な詮索はせずに、素直に4缶汲ませてもらいました。案内板にも書かれているように「源泉そのもの」を。これが最高のお土産なのかとわしは心底思っていたりして。